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ロジカルシンキングを身に付ける「ロジックツリー」

ロジカルシンキング


ロジカルシンキングを身に付ける「ロジックツリー」の作り方③

ロジカルシンキングには情報の整理を!

コラム②では、ロジカルシンキングになるための方法として「ロジカルの構成要素」についてご紹介しました。「根拠+結果」そして、短く説明するシンプルな構成で伝えていきましょう。

今回は、ロジカルシンキングを鍛えるための2つ目の方法「ロジックツリーを使う」についてご紹介します。

的確に情報を伝えよう!

会議で意見を伝える場合、「話しがまとまらない」「必要ないことまで話ししまう」という経験はありませんか。結論や議論のテーマに対する考えがまとまっていないことが原因かもしれません。こうした場合、ロジックツリーを使うと効果的です。物事の全体像から細かい部分まで整理ができるため、重要なポイントや必要ない情報が明確になり、伝えたい要素をコンパクトにまとめることができます。それでは、ロジックツリーについて確認していきましょう。

ロジックツリーとは何か?

まず、論理とは結論と根拠のことでした。実はこの結論と根拠はそれぞれ2つになったり、4つになったりします。この時、以下のような論理立てのパターンが考えられます。

・根拠を複数にした場合

論題・・・日本で最も有名なパンは何ですか?

このパターンは結論が1つで、根拠が3つという形式です。根拠の数に制限はないのですが、重要なプレゼンの場合は、3つぐらい根拠を付けておくと安定すると言えます。この「3」はマジックナンバーとも言われ、論理を通したいときは3つの根拠を意識しておくと良いでしょう。

・結論を複数にした場合

論題・・・日本の3大パンと言えば何でしょうか?

この場合は、複数の結論が求められています。3つ以上の根拠が必要になりますね。それぞれの結論に対する根拠が必要です。

ロジックツリーで論理構成を決める

このように、自分が主張したいことに対して結論の数、根拠の数を明確にしておくと効果的です。説明や主張がわかりにくい場合、この数がハッキリしていないケースが多いです。

例えば結論が3個、根拠2個といった論理構成はNGになります。結論が3個で根拠が2個ということは、結論に対して根拠を用意しきれていません。このような、結論と根拠が噛み合ってない場合、分かりづらい主張となってしまいます。それでは1つ練習してみましょう!

 

練習問題1

これから売り上げ伸ばすビジネスの分野を1つ挙げてください。

練習問題2

プレゼンで心掛けることを3つ説明してください。

 

 

解答例1

解答例2

いかがでしょうか。今回は入門編なので、私があらかじめフォーマットを設定しておきましたが、実践では自分自身で、結論と根拠の数をハッキリさせ、ツリー形式にまとめておくように心がけましょう。

先ほどは、結論と根拠を整理するロジックツリーを作成しました。仕事の場面であれば以上のロジックツリーで十分効果を発揮してくれるでしょう。ここから先は応用編となります。ロジックツリーに興味がある方は読み進めてください。とりあえず次のコラムに進みたい方は次の、根拠を強くする方法へ進みましょう!

 

用途別!ロジックツリー活用術

ロジックツリーを使いこなせると、論点がどんな要素から成り立っているのか、具体的に把握することがてきます。また、思考を客観的に捉える事ができるため、必要な部分が明確になり的確に情報を伝えることができるようになります。

ロジックツリーには、用途によって3つ方法があります。

①WHATツリー(要素分解ツリー)
「何?」で考えて物事の要素を掘り下げていきます。
仕事の場面では、あいまいな情報や複雑な問題など把握しづらいことが頻繁に起こります。この時、その情報を細かく分解して具体化することができます。

②WHYツリー(原因追究ツリー)
「なぜ?」で考えて物事の原因を追究していきます。議論していても話しが平行線になってしまう場合、議論の前提が間違っていることもあります。そんな時に、正しく問題提起が行えているかチェックすることができます。

③HOWツリー(問題解決ツリー)
チームやグループで仕事をする時、各個人の作業レベルまで具体化できないと作業が進みません。そんな時の、誰がどのあたりまで行うのかを明確にするときに活用できます。

ロジックツリーの作成方法

それでは、ロジックツリー応用編の作成方法をご紹介します。ロジックツリーは、スタート地点に大きなテーマを設け、大きなカテゴリーから要素を切り分け階層を深くしていきます。思考の深い部分まで見るために、5階層くらい掘り下げた方がよいでしょう。必要ない情報だと思っても、気にせずに深く掘り下げていくことがよい結論に結び付きます。

関連性がない切り分け方をしてしまうと、情報がダブってしまったり、重要な項目が漏れてしまうことがあります。この場合、MECEの考え方を取り入れて見ると要素の切り分けがスムーズに行きます。

MECEは
「情報をモレなくダブリなく整理する」

という意味です。全体を捉えているかどうかを認識することができるので、掘り下げていくときに使うと良いでしょう。

ロジックツリーは、スタート地点のテーマとそれを分解する切り口が重要になります。MECEなど使いながら、モレなくダブりなく幅広い情報を網羅したロジックツリーを作ってみましょう。

例題でみるロジックツリー

それでは、ここで例題とロジックツリーを用いた解答をご紹介します。

例題1
牛丼の専門店を経営しています。最近メニューが多くなってきたので、メニュー表を作りたいと思っていますが、メニューが多いので分類しようと考えています。

【ポイント】
メニューを分類するので、WHATツリー(要素分解ツリー)を使って考えてみましょう。「なに?」で要素を分けることで、より具体的にメニューを分類することができますよ。

解答例

例題2
あなたは、ブライダルギフトの販売をしている会社に管理職です。最近、売上が伸びず目標ノルマも達成できそうにありません。売上減少に伴い店舗もいくつか閉鎖してしまいました。スタッフの定着率が良くないので新人が一人前になる前に離れてしまいます。何か売上を改善する対策を立てる必要があります。

【ポイント】
まずは、WHYツリー(原因追究ツリー)で原因を明確にしていきましょう。「なぜ?」「なぜ?」と深堀りして第4階層位まで考えてみましょう。

解答例:第1階層から第4階層

「なぜ?なぜ?」で多くの原因がで思いつきましたか。各階層ごとに切り口は変わってきますから、みなさんが出した内容で階層をより深くしてみてくださいね。最後に、HOWツリー(問題解決ツリー)で対策を具体化して第5階層を完成させましょう。解答例は 第2階層の原因「販売スタッフの能力が低下」の改善策です。

 

解答例:第3階層から第5階層

ロジックツリーの例題と回答例いかがでしたか。ロジックツリーは、切り口に原因や解決策が変わってきます。まずは思った事を頭に浮かんだことを次々と書きだして、ロジックツリーで整理してみましょう。

モレなく整理してロジカルシンキングを!

今回は、ロジカルシンキングを身につける方法として「ロジックツリーで使う」について紹介してきました。ロジックツリーを活用することで、物事を全体的かつ具体的に捉えることができます。話しがまわりくどいと思われないように、必要な情報をコンパクトにまとめることが重要になります。

次回は、ロジカルシンキングを身につける方法の3つ目「強い根拠の選び方」についてご紹介します。

★ロジカルシンキングには情報の整理が不可欠!ロジックツリーでまとめよう

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