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入門④寂しい気持ちが強い時は「無条件の肯定」に甘える

寂しい気持ちが強い時は「無条件の愛」に甘える

今回は「無条件の肯定」について解説していきます

2つのストロークとは

ストロークとは何か

寂しい気持ちを本当の意味で解消するために、ここで心理療法の1つであるストロークという概念をご紹介します。

ストロークとは「関わり方」「人との接し方」という意味です。「おはよう」という挨拶や泣いている人をさすってあげたりなど、日常の何気ない交流でストロークは行われています。

ストロークにはさまざまな種類がありますが、社会生活でメンタルヘルスを良好に保つには、肯定的なストロークが欠かせません。そして肯定的なストロークは、2つに分けることができます。

条件付き肯定的ストローク
無条件の肯定的ストローク

それぞれについて詳しく紹介していきますね。

2つの肯定的ストロークから寂しい気持ちを解説

条件付肯定の問題

条件付きの肯定的ストロークとは、
〇〇をしたからもらえる愛情です。

例えば、
いい成績を取ったから
 お母さんがほめてくれた!

大手の会社だから
 異性が好きになってくれた!

いずれの肯定についても、条件が付いています。

条件付きの場合

「条件がなくなった時に愛情が受け取れない」

という弱点があるのです。先ほどの例の場合、成績が下がった、大手の会社をクビになったら・・・条件がなくなった途端、愛情が受け取れなくなります。

このような条件付きの愛情で対人関係を築いていくと、愛情を失わないために努力をするなど、不安定な愛情であふれてしまい、不安や寂しい気持ちが強くなる機会が増えてしまいます。

寂しい時に抱きやすい感情を解説

無条件の肯定

一方無条件の肯定的ストロークとは、
どんな状況で受取ることができる愛情です。

例えば、
どんな時も僕を
 お母さんがほめてくれる!

どんな時の私も
 彼は好きでいてくれる!

どんな時でも・・・というのがポイントですね。特別でなくても良いのです。〇〇だから・・△△だから・・・という理由はいりません。

無条件に「人と自分は同じく愛される存在だ」という気持ちを育てることが、寂しい気持ちを緩和する上で大切です。

無条件の肯定ストロークが寂しい気持ちを緩和する

無条件の肯定を増やす方法

ここからは日常的に無条件の肯定を増やす方法を考えていきます。ポイントは以下の3つです。

①自分を無条件の肯定
②肯定名人を見つける
③ネガティブな人を避ける

①自分を無条件の肯定

基本として押さえるのは、自分で自分を褒める練習をすることが大事です。特に寂しい時は、心が弱くなりやすいです。そんなときは、回復できる言葉がけが大事です。

なんやかんやがんばってるよなあ~
ここまでよくやってきたよ!
大丈夫なんとかなるさ

こんな形で自分自身を無条件の肯定するようにしましょう。私の場合は、布団に入って目をつぶったら自分を褒めるようにしています。できれば毎日の習慣にしてみてください。

② 肯定名人を見つける

肯定的ストロークを受け取ると、うれしい気持ちや生きる意欲がわいて寂しい気持ちが緩和されます。そんなうれしい気持ちを無条件で与えてくれる人を見つけましょう。

第一候補は「家族」がいいと思います。たまには、父親や母親に話を聴いてもらったり、兄弟姉妹に相談するのもよいでしょう。会社なら優しい上司や同僚、幼少期からつながりのある友達でもいいかもしれませんね。

まずは話をきいてもらい、無条件の肯定で愛情を受け取りましょう。

なお、インターネットのお悩み相談室や公的機関に相談するのもいいでしょう。話を聞いてくれる人もたくさんいますよ。寂しい気持ちが強い時には、親切な人の愛情に甘えてみましょう。もちろん依存的になるのはNGですが、適度に甘えるのはOKです。

③イヤな気持ちになる人とは距離を置く

身近な人に無条件の否定的ストロークをする人がいるようなら、その人とはなるべく距離を置くようにしましょう。寂しい気持ちを軽減するために関りを減らすことが大切です。

否定は自分の成長につながることもあります。しかし、寂しい気持ちや孤独感が強い時に無理をして交流する必要はありません。自分の気持ちが安定するために、少しづつ減らしてみるのもいいかもしれませんね。

肯定名人を探して寂しい気持ちを緩和しよう

発展編

ストロークコラム

もっとストロークについて理解を深めたい方はこちらのストロークコラムも参考にしてみてください。

どんな行動であったり、どんな障害を持っていても、誰しも肯定できる何かはもっているものです。人間の自然なありようを、お互い愛せるようになれば、人間関係は安定していきます。

寂しい時はストローク

次回は、発展編として「会話力を高めよう」について解説していきます。コラムだけでなく心理の専門家の講義を受けてみたい!という方は下のお知らせをクリックして頂けると幸いです。私たちが講義をしている講座となります。

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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