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ストレスと気晴らし

ストレス症状に対処する「気晴らし型コーピング」⑭

コラム⑬では、ストレス症状の原因に対処する「身体的コーピング」を解説していきました。体の健康を大切にして、内側から対処していきましょう。

今回は、ストレス症状に対処する方法の6つ目「気晴らし型コーピング」についてご紹介します。

ストレスと気晴らし

コラム⑥で解説した気晴らしコーピングを軽くおさらいしておきましょう。趣味、遊びなどによってストレスを解消していく方法でしたね。いわゆる一般的なストレス発散方法だと考えても良いでしょう。

ご自身が楽しめる活動であれば何でもアリなのですが、今回はストレスを和らげるという視点から3つオススメの方法をご紹介します。

1.ハイキング
ハイキングは大きくストレスを下げることがわかっています。Marselle Melissa R ら(2014)は、1516名の男女を対象にバイキングのストレスの関係を調べました。被験者の半分のグル ープに週1回だけ自然の中を歩くようにしてもらいました。

その結果、13週間後にはハイキングに参加しなかったグループよりも主観的なストレスが下がり、うつ症状の発症率も低下する傾向が確認されました。

週1回山に登るのは難しいと思いますが、ハイキングの場所は緑が多い場所であればどこでも構いません。近所の公園、広めの緑地帯などご自身ができる範囲で行ってみてくださいね。

2.ボルダリング
次におすすめなのが、ボルダリングです。Luttenberger K ,(2015)が行った実験では、メンタルヘルスの不調に悩む男女100名を対象に週3時間のボルダリングを実施してもらい、8週間後の変化をチェックしました。

その結果、ボルダリングを行ったグル ープは何もしなかった被験者に比べて4.5倍も症状が見られました。

ボルダリングは足場を探したり、次にどの石を掴めばいいかなど強制的に集中力が必要とされるため、日常の不安を考えるヒマがなくなります。そのため、過去や未来のことを考えなくなりストレスが軽減すると考えられます。

3.サウナ
相島ら(2015)の研究では、慢性疲労症候群で入院中の患者10名を対象にサウナがとれだけ症状を軽減するかを調べました。参加者たちに室温60℃のサウナに15分間滞在してもらい、その後サウナルームの外で30分休憩するように指示しました。

これを1日1回週5日を行い、4週間後の変化を見たのです。その結果、知覚疲労や不安、うつ症状が改善されパフォーマンスの向上が確認されています。

このことからサウナを習慣にすることで、ストレスの減少が期待できると言えるでしょう。確かにサウナから上がった後は、頭がスッキリした感覚になりますよね。

この3つの方法はストレスの対処法として非常にオススメの方法です。ただ、少し敷居が高いと感じる方は、近くの公園を散歩するだけもストレス症状が軽減が期待できます。

ぜひ、ご自身が取り組みやすい方法で気晴らし型コーピングを試してみてくださいね。

気晴らしでリフレッシュしよう!

3つの気晴らし型コーピングはいかがでしたか?もちろん、ご自身が楽しめる活動があれば何でもOKです。カラオケに行く、ディズニーランドに行く、ゲームに熱中するなど様々な方法があります。

あくまでも「気分転換」として、一時的に行うのであればプラスに機能するでしょう。気晴らしできる活動が特にないという方は、今回ご紹介した3つの方法をまずは実践してみてください。

専門家の講義を受けたい方へ

最後に、これまでストレスコラムにお付き合いしていただき、ありがとうございました!ストレスを上手に発散・解消する方法を知ることで、日々のさまざま事がポジティブに捉えられるようになります。そして新しいことに挑戦する活力にもなると思いますよ。

そして、専門家から直接学びたい!という方は良かったら私たち臨床心理士・精神保健福祉士が開催している、コミュニケーション心理学教室への参加をおススメしています。コラムだけでは伝えきれない知識や実践的なワークを進めています。みなさんのコミュニケーション能力が向上するよう、講師も一緒に頑張ります!よかったらいらっしゃってくださいね(^^)

★ストレスへの対処法!適度に気分転換を

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目次

①原因と症状を知ろう-概観
②ラザルスのストレス理論
③ストレッサー」の意味と種類
④考え方が原因「一次評価」とは
⑤対処行動を考える「二次評価」
⑥対処方法「コーピングスキル」
⑦種類!短期・長期のストレス反応
⑧ストレス診断とチェック!
⑨問題解決型コーピング
⑩情動焦点型コーピング
⑪症状の原因「認知のゆがみ」
⑫ソーシャルサポートを得よう
⑬身体的コーピング
⑭気晴らし型コーピング

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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Effects of Waon Therapy on Chronic Fatigue Syndrome: A Pilot Study Yuji Soejima, Takao Munemoto, Akinori Masuda, Yuuki Uwatoko, Masaaki Miyata, Chuwa Tei 2015 Volume 54 Issue 3 Pages 333-338
 
Luttenberger K ,(2015)Indoor rock climbing (bouldering) as a new treatment for depression: study design of a waitlist-controlled randomized group pilot study and the first results.BMC Psychiatry. 2015.
 

Marselle Melissa R  Sara L Warber    

Katherine N. Irvine (2014)Examining Group Walks in Nature and Multiple Aspects of Well-Being: A Large-Scale Study.