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会話について精神保健福祉士が徹底解説

会話


会話入門コラム①精神保健福祉士が徹底解説

会話について徹底解説

はじめまして!精神保健福祉士の川島です。私は心理学の大学院で、会話について研究をしてきました。具体的には「傾聴」と「発話」のトレーニングを行い、スキルの向上や人間の心理面への影響などを研究してきました。当サイトはそんな私の専門領域である「会話」について、徹底的に解説をしていくことを目的として開設しています。会話について精神保健福祉士の川島が徹底解説・会話をよくしたい
・会話が続かない
・沈黙が多い
・恋人ができない

など会話に悩む方向けに書かせて頂きます。入門コラムの目次は以下の通りです。

■目次
・人間は社会的動物
・一日の会話量は?
・会話のない生活と死亡率
・会話と成功者の関係
・会話を良好にするために必要なもの
・会話は改善できる!
・会話入門コラムまとめ

全部読むと10分ぐらいかかってしまいます・・・ええっ10分も??めどくさいなあ~と感じるかもしれません。ただ会話は皆さんの人生すべてに関わるものです。ぜひ改めて「会話」とは何か?についてしっかり向き合っていきましょう。

人間は社会的動物

そもそも私たちにとってどうして会話が大事なのでしょうか?それは、私たち人間が社会的動物であることに起因します。

社会的動物とはその名の通り、社会構築することで生き延びてきた動物です。私たちの先祖は、1人で戦ったり作業をしたりするよりも、複数人で臨んで厳しい環境で生き延びてきました。昔は過酷な環境だったため、1人では生きられなかったのでしょう。

私たちの祖先は、会話を大事にしながら社会を生き延びてきたと言えます。

一日の会話量は?

さてここで質問です。
皆さんは一日にどれくらい会話をしていますか?

会議や雑談、SNS、電話、そしてメールなども含めての時間数です。ちなみに、私は大体5時間前後だと思います。SNSやメールなどを除いた、対人コミュニケーションは平均すると3時間くらいでしょうか。

2017年小磯・渡部・土屋・横森・相澤・伝らが243人・729日分の総会話数を対象に行った「一日の会話行動に関する国立国語研究所の統計」によると、驚くべきことに、一日の会話量の平均は6時間という結果になっています。国立国語研究所の統計による一日の会話の時間

また、会話の約6割雑談に費やしていることがわかりました。国立研究所による1日の会話の形式についての研究かなり多くの人が、1日のなかで雑談に時間を使っているのがわかりますね。

さて、日常会話の6割が雑談という点から、会話を築けるようになるには雑談力がを高める事が欠かせません。雑談力を高めるには3つのポイントがあります。

1:生活改善
会話への苦手意識が強く何年も会話をしてこなかった…雑談から避けてきた…という方は「量」がとても大事になります。

一日の約6割を占める雑談が無い環境は、孤独になりやすく精神的に追い込まれやすいといえます。「職場のランチタイムで雑談をする」「休日に何かの集まりに参加する」「家族と一緒にご飯を食べる」など生活改善をする事がポイントになります。

2:基礎は抑える
会話の基礎をしっかり固めて、その上で自分なりの個性を磨いていくと良いでしょう。会話のトレーニングを取り入れる場合も、ある程度は効率が大切です。自己流で行くのも悪くはありませんが、迷路に迷いやすいです。総合的なトレーニングを学んだ方が雑談力が付くと思います。

3:目的を持つ
雑談をする場面でも目的を共有すると、雑談での会話が長続きしやすくなります。職場の集まりやスポーツでもいいですよ。ちなみに、私は麻雀が好きなので雀荘で雑談をしています。(笑)

雑談ができれば、自然と会話の量が増えていくでしょう。

会話のない生活と死亡率

このように私たちは相当な時間を雑談に費やしていることがお分かり頂けたと思いますが、もしここで、会話のない孤独な生活になってしまったらどのような影響が出てくるのでしょうか。

斉藤・近藤ら愛知老年学的評価研究グループは、愛知県の高齢者、12,000人を対象に「高齢者の交流頻度と孤独感」についての研究から見ていきましょう。

会話などによる交流の頻度による死亡率と認知症その結果、

月にほとんど交流がない人
毎日のように交流がある人より
死亡率が高い

月にほとんど交流がない人
毎日のように交流がある人はより
認知症率が高いことが分かったのです。

世界的に見ても会話がなく孤立している状況の方はメンタルヘルスや健康状態が悪い傾向にあります。原因としては大きく2点あげられます。1つは周りの方の援助が受けにくくなるということです。例えば病気になったときに、社会的なつながりが多くある方は発見される速度がとても速いのです。

会話と成功者の関係

人間関係をより多く築くことが、社会的孤立を無くし日々を充実させる事がお分かり頂けたと思いますが、人生を成功に導くうえでも会話の量がとても大切な事をここでお伝えしたいと思います。

こちらは、平成25年に実施された内閣府の「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査(内閣府)」から引用した図です。「友人の数」が「自分の将来への希望」にどのように影響しているかまとめられています。会話について内閣府の調査結果から分析している図

友人が多いほど、将来に希望があると回答した人数が多いのがわかります。ざっと見ると6人以上に壁があるようなので、6人以上の友人が1つの指標になりそうですね。

また、この調査では具体的に「出世している」「お金持ちになっている」という将来への成功イメージも描けることが分かりました。会話の量が将来へのポジティブなイメージにつながっている調査結果この統計から
「会話をする→友達が多い→希望を持つ」
という循環がある事が推測できます。

会話診断

それではここで実際に今の状況を知るために、「会話診断」をしてみましょう。

会話診断

以下の質問に回答してみましょう。

全くそう思わない あまり思わない どちらでもない ややそう思う とてもそう思う
1.
相手の話題に興味を持つ
2.
楽しんで会話をする
3.
相手の発言を肯定的に返す
4.
話題を膨らませて聞くことができる
5.
自分から話題を提供する
6.
ユーモアがある
7.
相手の表情を見ながら会話をする
8.
表情は豊かである
あなたの生まれた年は?
あなたの性別は?  
あなたのお住まいは?
診断についての注意

会話診断‐注意事項
・当会話診断は精神保健福祉士川島の監修の元作成しました
・医療的な診断を行うものではありません
・予備調査の段階となります
・参考程度にご使用ください

以下、会話診断についての、作成手順や趣旨が明示されています。尺度について疑問を持たれた方、専門家の方、興味がある方はご一読ください。

尺度作成の趣旨
現代社会では、主にスマフォーとフォンでの検索やアプリが入り口となっており、多くの方がメンタルヘルスに関わる疑問や、問題解決の糸口をWEB検索から始める傾向があります。当該入り口において方向性を誤ると、会話について誤った努力をしてしまう可能性があります。

そこで弊社では、メンタルヘルスやコミュニケーションの問題につながりやすい種々の感情に焦点を当て、簡易的な自己判断ができる尺度を作成することとしました。医療行為、学術的な研究を目的とした診断ではなく、予防機能、メンタルヘルスに興味をもって頂くことを趣旨として作成します。

会話診断作成の条件
尺度を作成するにあたっては以下を意識して作成する。
・電車や喫茶店で簡易的に読める文章を心掛ける
・学術的な表現は控える
・断定はしない あくまでヒントとして診断をする
・尺度の限界を明示する

会話尺度作成手順

① 尺度抽出について
雑談力に近接する6つの論文・学術書と、臨床心理士・精神保健福祉士・社会心理学の大学院を卒業した者が協力し質問項目をブレーンストーミングを行い、質問項目を網羅した。

 

参考文献
徳久良子・寺嶌立太 (2006). 雑談における発話のやりとりと盛り上がりの関連 人口知能学会論文誌, 21,133-142

Argyle, M. (1981). Social competence and mentalhealth.

相川充・藤田正美 (2005). 成人用ソーシャルスキル自己評定尺度の構成 東京学芸大学紀要1部門, 56,87-93.

成人に対する言語ソーシャルスキルトレーニングの開発と主観的適応状態への影響 
目白大学大学院 現代心理学専攻 川島達史 2013 修士論文

社会的スキルの心理学―100のリストとその理論 単行本 1994 菊池 章夫 , 堀毛 一也

菊池章美 1988 思いやりを科学する:向社会的行動の心理とスキル 川島書店

好感をもたらす非言語コミュニケーションに関する研究
目白大学大学院 現代心理学専攻 梅野利奈 2015 修士論文

インタラクティブ・コミュニケーションにおける傾聴尺度の概観(1)
―マーケティング・コミュニケーションの視点から― 松 本 大 吾
改訂版聴くスキル尺度の大学生への適用の検討1) 藤原健志 三宅拓人 演口佳和 2014

 

② KJ法によりグルーピングを行い
  4グループにまとめ、ラベリングを行った

 

・心理的健康
沈黙を恐れる
会話が途切れることが怖い
知らない話題だと興味を持てない
過剰に気を使ってしまい疲れる

 

・傾聴力
相手の発言を肯定的に返す
質問をすぐに思いつく
話題を膨らませて聴くことができる
自分が受けた質問を
他の人に積極的に質問する

 

・発話力
自分から話題を提供する
雑談場面で話せる話題を用意している
ユーモアがある
自己開示をする方だ
1問1答にならない
相手が興味を持つように話すことができる。

 

・非言語スキル
よく笑う方だ
表情を見ながら傾聴する
顔つきから相手の感情を読みとれる
表情が豊かである
相手の表情の変化を感じとれる
自分の感情をコントロールする
相手の声の調子に注目する
相手の顔を見ながら話を聞く
前傾姿勢で話を聴く
身振り手振りをまじえて話すのが得意である

 

③ WEB対応簡易型雑談力尺度とするため
  4グループ質問項目についてそれぞれ2項目採用した
  *通常であれば予備調査で説明変数から多い順に
   採用するが今回は川島の判断で選択した
  *採用した項目は一部表現を改変した

 

相手の話題に興味を持つ
楽しんで会話をする
相手の発言を肯定的に返す
話題を膨らませて聞く
自分から話題を提供する
ユーモアがある
相手の表情を見ながら会話をする
自分の表情が豊かである

④ 診断結果については、因子ごとの評価は行わず
  総合点について4段階で注意事項を200文字程度で作成した
  
  ・5件法
  ・33~40
  ・27~32
  ・21~26
  ・8~20
  
の4段階とする。優劣はないため、結果については長所と注意点の2方面からバランスよく記述することを心掛ける。診断結果については提案程度にとどめ、自己決定できるように記述を行う。

⑤ 今後の予定
  →回答数が充分集まった段階で
   因子分析と他の尺度との関連を精査し、
   精度を高めていく予定である

  →読み物としてのつまらなくならないように
   ラベリングはキャッチーに作成した

診断結果

・会話力 高い 33~40
*長所
会話力が高いと言えます。会社での飲み会や、友人との雑談で楽しく会話を展開することができます。会話力がある人は、抑うつ感や対人不安が少なくメンタルヘルスも良好な傾向があります。友人関係、職場の人間関係、恋愛において健康的な関係を築くことができるでしょう。営業職や販売職など会話力が武器になる仕事もおすすめです。

*注意点
会話があると、相手があなたに依存してしまうことがあります。その結果、周りの「主体性」を奪ってしまう可能性があります。場合によっては抑制的に話すことも必要です。特に集団の会話では時に黒子になる機会を持つようにしましょう。

 

・会話力 やや高い 27~32
*長所
会話の継続力があります。社会人として問題ないレベルで会話が続くでしょう。会社での飲み会や、友人との会話で適度に会話を展開することができます。会話力がある人は、抑うつ感や対人不安が少なくメンタルヘルスも良好な傾向があります。友人関係、職場の人間関係、恋愛において健康的な関係を築くことができるでしょう。

*注意点
一般的な雑談場面には問題なく参加できますが、全く話さない人や、逆にすごくおしゃべりな方がいる時など、やや混乱してしまうかもしれません。会話の練習や心理的な学習をすることで応用力をつけてもいいかもしれません。また営業職や接客業の方はスキルアップを目指してもいいでしょう。

 

・会話力 やや低い 21~26
*長所
会話がやや苦手な傾向があります。騒がしい会話よりも、落ち着いた会話を好む方が多いでしょう。ゆったり進む会話を希望する人と、相性が良いでしょう。悩みの相談などでは、相手の話の腰を折ることがないため話しやすいと思われます。余計な一言も言わないため、口が堅いと信頼される面もあるでしょう。


*注意点
相手が早口でまくしたてるタイプの場合は孤立しやすくなります。また、相手も会話が苦手な場合、沈黙がかなり多くなります。会話力はメンタルヘルスの問題とも関連が深いため、最低限の練習をお勧めします。会話という悩みを改善したい場合は以下のコラムを進めて読んでみてください。

 

・会話力 低い 8~20
*長所
会話が苦手な傾向があります。騒がしい会話よりも、落ち着いた会話を好む方が多いでしょう。ゆったり進む会話を希望する人と、相性が良いでしょう。悩みの相談なども、相手の話の腰を折ることがないため話しやすいと思われます。余計な一言も言わないため、口が堅いと信頼される面もあるでしょう。


*注意点
会話が苦手な状態が長く、人が怖いという感覚がある方や、孤独感が強い方は要注意です。会話力はメンタルヘルスの問題とも関連が深いため、最低限の練習をお勧めします。会話力をつけたい場合は以下のコラムを進めて読んでみてください。

 

 

 

⑤ 今後の予定
  →回答数が充分集まった段階で
   因子分析と他の尺度との関連を精査し、
   精度を高めていく予定である

 

会話(MAX 40)

会話(MIN 8)

あなたのライン

男性
女性

点数が高いほど、会話が上手であることを示しています。以下の基準を参考にしてください。

・33~40 会話‐上手
・27~32 会話‐やや上手
・21~26 会話‐やや苦手
・8~20   会話‐苦手

会話(MAX 40)

会話(MIN 8)

あなたのライン

ご自身の年代と自分の点数を比べてみましょう。*2018年7月10日に公開しました。

あなたが所属する群

以下の2群に当てはまった方は注意しましょう。

・21~26 会話‐やや苦手
・8~20   会話‐苦手

  • 総合

    順位 都道府県 平均値 回答数
    1 鹿児島県 20 1
  • 男性

    データなし
  • 女性

    順位 都道府県 平均値 回答数
    1 鹿児島県 20 1

*2018年7月10日に公開しました。現在集計中です。

*長所
会話力が高いと言えます。会社での飲み会や、友人との雑談で楽しく会話を展開することができます。会話力がある人は、抑うつ感や対人不安が少なくメンタルヘルスも良好な傾向があります。友人関係、職場の人間関係、恋愛において健康的な関係を築くことができるでしょう。営業職や販売職など会話力が武器になる仕事もおすすめです。

*注意点
会話があると、相手があなたに依存してしまうことがあります。その結果、周りの「主体性」を奪ってしまう可能性があります。場合によっては抑制的に話すことも必要です。特に集団の会話では時に黒子になる機会を持つようにしましょう。

*長所
会話の継続力があります。社会人として問題ないレベルで会話が続くでしょう。会社での飲み会や、友人との会話で適度に会話を展開することができます。会話力がある人は、抑うつ感や対人不安が少なくメンタルヘルスも良好な傾向があります。友人関係、職場の人間関係、恋愛において健康的な関係を築くことができるでしょう。

*注意点
一般的な雑談場面には問題なく参加できますが、全く話さない人や、逆にすごくおしゃべりな方がいる時など、やや混乱してしまうかもしれません。会話の練習や心理的な学習をすることで応用力をつけてもいいかもしれません。また営業職や接客業の方はスキルアップを目指してもいいでしょう。

*長所
会話がやや苦手な傾向があります。騒がしい会話よりも、落ち着いた会話を好む方が多いでしょう。ゆったり進む会話を希望する人と、相性が良いでしょう。悩みの相談などでは、相手の話の腰を折ることがないため話しやすいと思われます。余計な一言も言わないため、口が堅いと信頼される面もあるでしょう。


*注意点
相手が早口でまくしたてるタイプの場合は孤立しやすくなります。また、相手も会話が苦手な場合、沈黙がかなり多くなります。会話力はメンタルヘルスの問題とも関連が深いため、最低限の練習をお勧めします。会話という悩みを改善したい場合は以下のコラムを進めて読んでみてください。

*長所
会話が苦手な傾向があります。騒がしい会話よりも、落ち着いた会話を好む方が多いでしょう。ゆったり進む会話を希望する人と、相性が良いでしょう。悩みの相談なども、相手の話の腰を折ることがないため話しやすいと思われます。余計な一言も言わないため、口が堅いと信頼される面もあるでしょう。


*注意点
会話が苦手な状態が長く、人が怖いという感覚がある方や、孤独感が強い方は要注意です。会話力はメンタルヘルスの問題とも関連が深いため、最低限の練習をお勧めします。会話力をつけたい場合は以下のコラムを進めて読んでみてください。

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コミュニケーション講座について♪

コラム1は折り返し地点です!長いですね(^^; ここで少しだけお知らせをさせてください。 私たち臨床心理士・精神保健福祉士は、暖かい人間関係のある社会を創ることを目的として、コミュニケーション講座を開催しています。

心理療法やソーシャルスキルの練習を勉強したい方はぜひお待ちしています。1人で抱え込まずに、専門家やたくさんの仲間と相談しながら進めていくと、心強いと思います。興味がありましたら、こちらのコミュニケーション講座のページを参照ください。お知らせ失礼しました。興味がない方は引き続き下記に進みましょう!

会話を良好にするために必要なもの

このように会話は人生を決定づけると言っていいほど、私たちが生きていくうえで本質的なものだと言えます。では、会話を築く力を高めるにはどうすればいいのでしょうか?

会話を良好にするためのポイントは以下の4つです。

①心理的健康
②傾聴スキル
③発話スキル
④非言語コミュニケーション力

ここから1つずつ確認していきましょう。

①心理的健康とは?

会話を良好にするためには、まずはその土台である心理的な安定をしっかり作ることが大切です。

例えば「対人不安」が強いと、孤独感やソーシャルスキルが低下することが分かっています。皆さんも、元気な時と落ち込んでいるときでは、会話の在り方が変わると思います。会話は心理的な問題と深いかかわりがあるため、心構えがとても大切です。

②傾聴スキル

私たちの会話は、極論すると「傾聴」「発話」のどちらかをしています。そのため会話上手を目指すなら、傾聴スキルと発話スキルの2つをしっかりできるようになればいいのです。では「傾聴」にはどのようなスキルがあるのでしょうか?普段私たちは、適当に会話をしているようで実は10種類ぐらいのスキルを使って会話をしています。会話力を付ける発話スキルを解説具体的には、以下のようなスキルが上げられます。

・相槌の技術
・事実・感情のオウム返し
・感情のオウム返し
・言い換えのオウム返し
・かなり言い替えたオウム返し

・適切な自己開示
・5W質問
・感情の質問
・名詞的肯定返し
・人間性肯定返し

え!これ全部マスターするの?と思われるかもしれないですが、とりあえずは重要なものをクリアできればいいと思います。詳しくは、次回以降のコラムで解説していきます。

③発話スキル

会話では「傾聴」だけでなく「発話」も大変重要になってきます。最近巷では傾聴系の本がよく売れているように傾聴も確かに大事なのです。しかし、それと同じぐらい発話は大切です。

以下の図は「マルトンとテイラーの六分円」と言われる図です。

マルトンとテイラーの6分円から会話の重要性を解説

六分円は会話を表しています。外側 が「表面的な会話」内側に向けて「やや踏み込んだ会話」「人に言えないような深い会話」となり、矢印 は「自己開示の深さ」を表しています。

六分円を見ると、関係の段階に応じて自己開示の深さと会話に変化がでるのが分かると思います。まずは、浅い自己開示からはじめて、徐々に深くしていくことで、会話が自然と続くようになります。ポイントは「お互いの自己開示のバランス」です。

会話では、お互いの自己開示が非常に重要になるため、この点をしっかり考慮して発話スキルを実践する事が大切です。

具体的な、発話スキルは、

・5W1H発話
・自分へ質問法
・感情表現法
・繰り返し表現
・~ぐらい法
・ウイキペディア発話法
・3×3発話法

などが重要になってきます。

④非言語コミュニケーション力

非言語コミュニケーションは言語コミュニケーションよりも広範な意味を含んでいます。言語と非言語を図解すると次のようになります。会話に必要な非言語コミュニケーション二ついて解説しています非言語コミュニケーションは、表情、空間、姿勢など様々あり、特に直接の対人コミュニケーションで俄然威力を発揮します。例えば、同じオウム返しでも、以下の2つを比べた場合どちらに好印象を持つでしょう?

話し手                      話して
鳥取砂丘いったよ!楽しかった         鳥取砂丘行ったよ!楽しかった

聞き手
へえ~楽しかったんだね・・・        楽しかったんだ~!
(暗い表情  イラスト)           (楽しそうに聞く いらすと)

言うまでもなく、左側の方が印象がいいと言えます。言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションは掛け算のような関係です。「楽しかった」というポジティブな表現でも、非言語コミュニケーションが死んでいると効果は減退してしまうのです。会話力を高めるうえでは、非言語をしっかり考えていく必要があります。

会話は改善できる!

このように会話は「心理的健康、傾聴スキル、発話スキル、非言語コミュニケーション力」をつけると向上していきます。では、会話を築けるようになる力は改善できるのか?という問題です。ここで、私が大学院で行った研究を紹介させてください。

研究では、会話について100名ほどを対象に効果分析を行いました。下記の図は、会話が続かないなど発話を苦手とする方と一般的な方のトレーニングによる効果分析です。発話が苦手な方(オレンジ色)にはトレーニングを実施し、一般的な方(青色)には、トレーニングを行いませんでした。

トレーニング後は、発話が苦手な方も一般の方とほぼ同じレベルに達しているのが分かります。

会話力は改善できるのかを研究結果を元に解説しています

このような傾向は、傾聴スキルでも同じように得られました。

会話について傾聴スキルの効果分析から解析しています実は、この研究では脱落率が70%ほどありました。しかし、会話のトレーニングをしっかりした方は、結果を残せていました。筋トレと同様、しっかりと練習を重ねれば会話力をつけることができると言えます。

会話入門コラムまとめ

このように 会話を築くことができるようになるには、

①心理的健康
②傾聴スキル
③発話スキル
④非言語コミュニケーション力

の4つが大事になります。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!会話をつけるこことは確かに簡単ではありません。私も本当に苦労しました。でも自分に合ったスキルをつけると今までよりも会話がよくなったり、仕事がしやすくなったり、本当に努力してよかったと感じています。

今度は私たち講師陣が皆さんに様々な有益な情報を提供する番です。1人でも多くの方がコミュニケーションに関する正しい理解をして、暖かい会話を築ける方が増えて豊かで暖かい社会ができることを願っています。ここから先のコラムは会話を発展させる各論へと入っていきます♪興味がある方はぜひご一読くださいませ。

*出典・参考資料
国⽴国語研究所「⽇常会話コーパス」プロジェクト報告書 1 一日の会話行動に関する調査報告
平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 生活環境と個性が友人数に与える影響(内閣府))http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/thinking/h25/pdf/b3_3.pdf
末田清子・福田浩子(2003) 「コミュニケーション学―その展望と視点」P142
相川充・藤田正美(2005)「成人用ソーシャルスキル自己評定尺度の構成」『東京学芸大学紀要 第1部門』, 56, 87-93.  
相川充・藤田正美・田中健吾(2007)「ソーシャルスキル不足と抑うつ・孤独感・対人不安の関連:脆弱性モデルの再検討」『社会心理学研究』, 23, 95-103.
目白大学大学院 現代心理学専攻 川島達史 2013 修士論文
好感をもたらす非言語コミュニケーションに関する研究  目白大学大学院 現代心理学専攻 梅野利奈 2015 修士論文



4つのポイントを抑えて自信を持とう