ホーム > コミュニケーション講座 >

対人不安が強いと感じたら・・・グループカウンセリングで改善!対策,症状,相談

対人不安,克服,カウンセリング,対策,症状,相談


歴史を知って理解する・・・
グループはどんな効果を挙げてきたのか

グループカウンセリング② ~グループカウンセリングの歴史~

グループカウンセリングのファシリテーター大川ふみのイラスト

皆さんこんにちは。
毎日寒いですね。
風邪も流行っているみたいだし・・。
(余談ですが1/15執筆・・・)

こういう時はお家にいるのがいちばん。
お家で本を読んだり、インターネットでコラムを読んで過ごしましょう。うん、笑。

さて、前回のコラムでは、「グループカウンセリング」の特徴について概観しました。
「小さな社会」という特徴があるからこそ、「グループカウンセリング」には
通常の個人カウンセリングとは違った効果がある。ということでしたよね。

「グループカウンセリング」と「個人カウンセリング」、どちらが効果的なのか?
ということには様々な意見がありますが、
私としては、それぞれ特有の効果があるので、
その人の問題や悩みに応じて使い分けて欲しいと思っています。

2回目のコラムでは、
そうした「グループカウンセリング」特有の効果について、
歴史をふまえつつ考えることで、
その療法としてのニュアンスを知っていただければと思っています。

「グループカウンセリング」は、
臨床心理学の用語で「エンカウンターグループ」とも言います。
「エンカウンター」とは「心と心のふれあい」という意味です。
日本ではなかなか聞き慣れない名前なのですが、1960年代のアメリカでは、
この「エンカウンターグループ」が爆発的なムーブメントになりました。

1960年代のアメリカと言えば、
ヴェトナム戦争末期における反戦運動の拡大や、
黒人や少数民族による人権運動、
ウーマンリブなど、大きな社会の変革期にありました。

急激な経済発展に伴い生活が安定したことで、
それまで抑圧されていた人々のエネルギーが
大きく噴出した時代ともいえるでしょう。
豊かな飽食の時代に反抗して、
より精神的に自由な生活を求める人々、ヒッピーが出現しました。
その波は日本にも到来し、学生運動などに繋がっていきます。

孤独感の増大を表すイラスト

しかし1960年代は、そうした社会的な発展の影で、
離婚の増大や家庭崩壊など、
人と人とのつながりが急速に
失われていった時代でもあります。
人々は自己を主張し自立していく一方で、
大きな孤独を抱えていく
ことにもなったのです。

エンカウンターは「心と心のふれあい」という意味です。
このような時代のアメリカにあって「エンカウンターグループ」は、人と人との親密さ、
そして自己を確認する手段として、自然発生的に生まれていきました。

コミュニケーションの希薄化に寂寥感を感じていた当時の人々に、
「初対面の人間が集まり、自分の悩みや心の内面を
素直に話し合うことで、日常生活では体験しえないような
深い人間関係を経験する」という「エンカウンターグループ」の試みは衝撃的であったようです。

その後「エンカウンターグループ」は
「グループカウンセリング」としても広く受け入れられ、
人々のダイレクトな対人経験の手助けをしていきました。
この1960年代のアメリカが進んだ道のりは、なんとなく現代の生活を彷彿とさせますよね。

人間関係を求めるとき、
それは「わずらわしさ」と必ずセットになっています。
「わずらわしさ」を感じずに人間関係を培っていくことはできません。

「わずらわしさ」を回避しつつ、それでも人間関係を保ちたい。
そうした相反する欲求をどうにか実現するために、現代人はインターネットを普及させ、
アバターによる交流を実質化させたのだと感じます。

しかし、そうしたバーチャルな関係性で、本当に人間は
「コミュニケーション」=「人間と関わる」
という欲求を満足できるのでしょうか?
「わずらわしさを感じつつも、それでも人間と関わりたい」と
思うことができる。それがグループカウンセリングの
本質なのではないかと私は思うのです。

安心できる場所で信頼できる仲間達と一緒にいる様子をイメージしたイラスト


対人不安がはなんとか改善したいものですね。グループカウンセリングを定期的に開催中。
臨床心理士と相談して対策,症状を考えていきMしょう