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グループカウンセリングの進め方 ?その2?

グループカウンセリング⑥
~グループカウンセリングの進め方 その2~

グループカウンセリングのファシリテーター大川ふみのイラスト

皆さん、こんにちは。

まだまだ寒さが続きますね。
いつになったら暖かくなるんだろう・・・、春が待ち遠しいですね。

しかし、もう花粉が飛び始めているらしいですよ!
花粉症の人は、さっそく予防対策をはじめてくださいね。

さてさて。
この「グループカウンセリング」のコラムも、いよいよ最終回になりました。
これまでのコラムでは、グループカウンセリングのニュアンスや、
大切にしていることなどをお伝えしてきました。
少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいのですが、どうでしょうか?

実際に参加していただけるのが一番いいんですけどね、笑
読んでいるだけだと、実感は持ちにくいと思います。

そこで、最後のコラムには、私が大学生のころに
実際参加していたグループのことをお話したいと思います。
もしもそのグループ体験をしていなかったら、
私は臨床心理士になっていなかったかもしれません。
それくらい、大切な体験だったと思っています。

私はもともと集団行動が苦手で、
映画や旅行も、一人で行くのが好きでした。
大学生の頃は、グループカウンセリングや
集団心理療法にも、まったく興味がありませんでした。

しかし、尊敬する先生が「サイコドラマ」というゼミを主催していたので、
たまたまそのグループに参加してみることにしたのですね。
「サイコドラマ」というのは、グループの中で「即興劇」を行う技法です。
グループカウンセリングの中でも、ちょっと変わっている方法だと思います。
「心理劇」とも言われていて、メンバーの心的内界を
即興劇によって演じることで、心理療法的効果をもたらすのです。

メンバーは7人。
あまり話したことの無い人ばかり。
知らない人と、
何だかよく分からない事をしなくてはいけないのかと、
はじめは少しユウウツでした。
それにグループは週一回のペースで行われていて、
ゼミ生は毎回参加しなくてはなりませんでした。

一週間に一度、毎回おなじ時間に同じ場所に集まって、
毎回同じメンバーで話をしたり、サイコドラマをしました。
ウォーミングアップでは「一週間にあった出来事」などを話したり。
サイコドラマでは、メンバーが日々感じている葛藤や想いを全員で共有したりしました。

そうしたグループを繰り返していくうちに、
なんとなく皆が仲良くなり、お互いのキャラクターが
把握できるようになっていき、
グループに参加し始めて、2ヶ月経ったころだったでしょうか。

私は普段あまり人に見せない素直な自分を、
なんの遠慮もなく、みんなに見せていることに気づいたんですね。

これはちょっと、言葉にはしにくい感覚です。
なんとなく、そのままの自分が、身体の中にぴったりきているような
体験したことのない安心感でした。

それは依存的な安心感というよりも、
もっとそれぞれの個人が自立して、
そのままの時間を共有する感覚です。
黙っていても、悲しんでいても、
楽しんでいても、それを共有していることが互いに分かっている。
同じ分量の価値を実感できる、というんでしょうか。

そうした安心感の中では、日常生活の中にある漠然とした不安を、
単純にあるものとして認めることが出来ました。
そのグループでは不安を「感じない」のではなく、
不安を退けようしなくてもいい、という感覚ですね。

このグループ体験は、今まで集団が
あまり好きでなかった私の価値観をがらっと変えて、
人と人が一緒に生きていくってことは、
本当に大変で、素晴らしいことなんだなあと、実感させてくれたのです。

面白いことに、グループには個性があるので、
どのグループでも、こうした人生を変える体験ができるとは限りません。
しかしどのグループでも、日常生活の中では
体験することが難しいような、
ダイレクトな人間関係を実感することが出来るのではないかと思います。

人生の中で、一度くらい、こんな体験をしてみてもいいのではないかな。

伝わったでしょうか?

本当に伝えたいことは、
ぜひグループカウンセリングの中で、
実感していただければ嬉しいです。

少し長くなってしまいましたが。
皆さん、インフルエンザにはお気をつけて!

それでは、またお会いしましょう!

安心できる場所で信頼できる仲間達と一緒にいる様子をイメージしたイラスト


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