対人恐怖症克服記86 就職活動編2 天下のリクナビネクストに登録
引きこもりから脱出して、フリーター生活を半年間続けた私はついに就職活動をすることにしました。しかし、私は大学生活中全く就職活動をしておらず、自分のスーツすらないという状況でした。
「就職活動」というのは、未知の領域であり、面接官に罵倒されるイメージしかなく、陰鬱な気持ちしかありませんでした。私は喫茶店アルバイトをしていましたが、うまく適応できず、ドタキャンした前科のある男です。
喫茶店ですら、適応できなかったのに・・・
就職なんてできるのか・・・?
全く自信がありませんでした。
憂鬱な気持ちで求人サイトを見る
それでも、前に進みたいと考えた私は、まずはインターネットで就職活動に関する情報を集めました。
すると飛び込んできたのがリクナビネクストというサイトでした。調べてみるとリクナビネクストは就職活動をする人は誰でも一度は使うサイトのようでした。
このサイトでは、まずは担当を決めてもらって、面接をしてもらいます。すると面接官が相性がよさそうな企業を紹介してくれるという方式を取っていました。
スペックの無さに唖然
事前知識のない私は、とりあえずこのサイトに情報を登録してみることにしました。登録欄は膨大な量があったのですが、このとき、自分のスペックの低さに愕然としてしまいました。
チェックポイントは、トイックの点数、資格欄、経歴欄、学歴欄・・・。私はトイックやトフルといった就活生の印籠的な勉強はほぼ皆無でした。
私なりに、学生生活は死ぬ気で頑張ってきたつもりでした。
結果は出ませんでしたが、高校生の頃から経営学の勉強を始め、2年間は8時間勉強を続けたのです。引きこもっていた時も人生について深く考えてきました。
しかし、そんなことは社会にとってはどうでも良いわけです。
経歴も資格欄もスカスカ
私は、なんらとりえのない、大学卒業後、ぷらぷらしているニートでしかなかったのです。真っ白な画面を見ながら、私は人生を否定されたような気持ちになっていました。
しかし、もう仕方のないことです。私はほとんどアピールポイントの無い、エントリーシート?を記入して、極めてブルーな気持ちで送信ボタンを押しました。
3時間ぐらいすると、返信メールが来ました。
「面接をするので、都内某所にきてください。」と。
場所は確か青山だったと思います。 青山か・・・あまり行きたくないな・・・。私は勝ち組臭のする町に行くことを肉体が拒んでいることを感じました。
しかし、どうにかこうにか面接に向かうと、この面接で女性面接官にボコボコにされることになります。
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・川島達史 1981年生まれ
・公認心理師 精神保健福祉士 心理学大学院修了
・社交不安症専門カウンセラー
・ご相談はこちらからお待ちしています
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