依存症(dependence)
"アニメ、ゲーム、インターネットに没頭し、人との交流を避けようとする状態"をオタク性依存症と言います。オタク性依存症は、コミュニケーション能力の不足をもたらし、現実の恋愛や仕事上で不利な立場にたたされます。具体的には以下のようなプロセスで依存症が高まって行きます。
1 バーチャルな世界での快体験
アニメやゲームの世界は自分が主人公で自由に振る舞えます。
挫折や失敗は少数で、多くが成功に満ち溢れ、日常の世界では
味わえないような快感を覚えます。
2 現実の社会での挫折、孤独
それに対して現実の社会はとても厳しいです。対人関係は自分と共
に他者を思いやったり、気に入られる努力が必要で、誰でもしばし
ば失敗します。
通常であれば、その失敗から学び、再び試行錯誤しながら
コミュニケーション能力を磨いていきますが、オタク性依存に陥る
場合は以下のプロセスに堕ちて行きます。
3 バーチャルな世界に没入する
現実社会での失敗を補完するように、再びバーチャルな世界に
のめり込んでいきます。
4 コミュニケーション能力が悪化する
長時間を対人関係が不要な世界ですごすため、コミュニケーション
能力がさらに悪化し、歯止めが利かなくなる。
現実の世界に対する自己統制性感が極度に減退しする。
認知的不協和を是正するために、しばしば「オタクで何がわるい」
「私は一生この世界で生きていく」などの世界観を作り出していき
ます。
* 参考資料 『依存症のすべてがわかる本』 渡辺登監修 講談社
心理学・社会心理学
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