対象となるお悩み
皆さんはこんなお悩みがありませんか。
* 人間関係の失敗を繰り返す
* なぜかかみ合わない人がいる
* 相性のいい人,悪いがいる
* 職場の人間関係が悪い
あてはまると感じる項目が多い方は、交流分析がおすすめです。
交流分析の概要
交流分析(TA:Transactional Analysis)は、エリック・バーンによって提唱された心理学理論で、「自分の心の状態」と「人とのやりとりのパターン」に気づき、より良いコミュニケーションや自己理解を目指す心理技法です。
私たちは無意識のうちに「親」「大人」「子ども」という3つの自我状態(自我機能)を使い分けながら人と関わっています。交流分析では、この心の働きや対人パターンを整理し、対人関係の改善や自己成長に役立てていきます。
例えば、以下のような改善が挙げられます。
❌【うまくいかない例】
女性(子どもの自我):「もう仕事ほんと疲れた…今日は上司にも無理なこと言われてヘトヘト。」
男性(大人の自我):「じゃあ転職とか考えたら?もしくは上司にきちんと伝えるべきじゃない?」
→ 女性は「気持ちをわかってほしい」と共感を求めているのに、男性は問題解決を優先し、感情をスルー。会話がすれ違い、「わかってもらえない」と感じやすい。
⭕【かみ合う例】
女性(子どもの自我):「もう仕事ほんと疲れた…今日は上司にも無理なこと言われてヘトヘト。」
男性(親の自我):「それはつらかったね。よく頑張ったね。今日はゆっくりできるように、何か手伝おうか?」
→ 男性が「養育的な親」の自我状態で共感とねぎらいを示すことで、女性の感情が受け止められ、信頼や安心感が深まる。
このように、やりとり分析を活用することで、自分と相手の心の状態に気づき、望ましい関係性を築く手がかりを得ることができます。
交流分析の個人指導では、以下のような内容を扱います。
* 交流分析とは何か, 基本理論
* 自我状態(親・大人・子ども)の理解
*エゴグラム自我状態分析
* やりとり分析,相補交流,交差交流
* ストローク理論の学習,豊かな人間関係
* 脚本分析で生き方の癖を知る
指導時間は70分、指導回数は2回となります。指導者は国家保持者の公認心理師となります。
受講代金
29,800円
(個人指導70分×2回分、教材費,送料込)
お申込み
お申し込みはこちらより必要事項をご記入の上でご依頼ください。
期待できる効果
交流分析は、「自分の心の動き」と「人との関係性」を理解することで、心理的な安定と関係性の改善をもたらします。
人間関係の改善
やりとりのパターンに気づくことで、衝突を避け、建設的な対話ができるようになります。相手との立ち位置を整理しながら、「意図しない反応」を減らす力が育ちます。
自己理解の深化
「なぜ自分はいつもこの行動を選んでしまうのか」といった人生脚本の存在に気づくことで、繰り返す思考や行動に変化が生まれます。自分を責めるのではなく、理解する視点が得られます。
具体的な事例
実施前のお悩み
30代女性。職場で人に合わせすぎて疲れてしまい、言いたいことを我慢してしまう日々。帰宅後に自己嫌悪に陥り、「どうして私はいつもこうなんだろう」と悩んでいました。
交流分析の実施
自分のやりとりが「従順な子どもの立場」から発せられていることに気づき、その背景にある親の価値観(批判的な親の声)を整理しました。自我状態の切り替えトレーニングとともに、「大人の自分」の視点で対応できるよう練習を重ねました。
実施後の変化
自分の内側にあった「他人に合わせなければ嫌われる」という脚本に気づいたことで、行動の選択肢が増えたとのこと。「相手と対等でいていい」と思えるようになり、関係にゆとりが生まれました。
*こちらは通学講座の生徒さんの様子です。個人指導ではZOOMで実施となります。
講師からのメッセージ
人との関わりがつらいとき、私たちはつい「相手が悪い」「自分がダメ」と思いがちです。でもその奥には、「どんなやりとりをしていたのか」「どんな心のクセがあったのか」という気づきのヒントがあります。交流分析は、心の仕組みを整理し、「無意識」を「意識化」する力を育てる心理学です。あなたがあなたらしく人とつながる方法を、一緒に見つけていきましょう。