対象となるお悩み

皆さんはこんなお悩みがありませんか。

* 不安や緊張が強い自分を否定する
* 症状を「治そう」として逆に意識してしまう
* 身体の症状が気になって日常に集中できない
* 完全主義・潔癖・対人緊張などの傾向がある

あてはまると感じる項目が多い方は、森田療法がおすすめです。

森田療法の概要

森田療法は、対人不安、不安症、心理的な混乱に対して有効な日本発の心理療法です。「あるがまま」の感情を否定せず、自然な気持ちの流れに任せて日常生活を送ることで、心の安定を目指します。

森田療法では不安や緊張は「なくす」ものではなく、「あるがまま」にしておくことを大切にします。感情を変えようとする努力がかえって苦しみを生み出している——それに気づくことで、自然と心が整っていくという考え方です。

例えば、会話をするときに緊張して声が震えそうになる場面でも、「また緊張してるな」と自分の状態をそのまま受け入れ、震えてもいいから話してみようと一歩踏み出す。緊張を消そうとせず、そのままにして行動を続けることで、少しずつ対人場面への恐れが和らいでいきます。

学習内容

森田療法の個人指導では、以下の内容を取り扱います。

* 森田療法とは何か?,その背景と哲学
* 「あるがまま」の構えを大切にする
*  精神交互作用の原理を理解
* 行動を大切に,「目的本位」の生き方
* 恐怖突入で行動範囲を広げる

指導時間は70分、指導回数は2回となります。指導者は国家保持者の公認心理師となります。

受講代金

29,800円
(個人指導70分×2回分、教材費,送料込)

お申込み

お申し込みはこちらより必要事項をご記入の上でご依頼ください。

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期待できる効果

森田療法は、特に「症状とのつき合い方」に悩む方に、深い気づきと安定をもたらします。

不安症状の改善

不安や緊張を「排除しよう」とする考えから離れ、「そのままでもできることをする」という行動本位のアプローチを取ることで、結果的に症状へのとらわれが薄れ、自然と楽になることが多く報告されています。

過敏思考からの脱却

症状を観察し続けるクセから抜け出し、思考ではなく行動に軸を置けるようになります。「気にしながらも行動する」姿勢を身につけることで、神経質な傾向が和らいでいきます。

あるがままで自然体に

「不安になってはいけない」「完璧にやらなければ」といった無意識の思い込みに気づき、それを手放していく中で、あるがままの自分を受け入れる力が育ちます。結果として、対人場面でも自然体でふるまえるようになります。

具体的な事例

実施前のお悩み

30代男性。出勤前に動悸や吐き気があり、遅刻や欠勤が続いていた。病院では「問題ない」と言われるが、症状が気になって不安が強まり、外出も減少していた。

森田療法の実施

「症状をなくそう」とする考えを手放し、「症状があってもできること」に意識を向けるトレーニングを開始。身体感覚をそのままにして日常生活を送る練習を、段階的に行いました。

実施後の変化

「動悸がしても焦らなくなった」「不安があっても仕事ができる」という感覚が育ち、出勤の習慣も回復。症状にとらわれない「目的中心」の生き方に少しずつ切り替わり、気力や集中力も戻ってきました。

心理学通信講座のグループワーク

*こちらは通学講座の生徒さんの様子です。個人指導ではZOOMで実施となります。

講師からのメッセージ

「不安をなくしたい」「安心したい」と願うのは、誰もが自然に抱く感情です。でも森田療法では、それを否定するのではなく、むしろ「不安とともに生きる」ことを大切にします。あなたの中にある感情を、無理に変える必要はありません。そのままの気持ちで、できることを一緒に見つけていきましょう。

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