ポジティブ心理学‐相性チェック
ポジティブ心理学は、人がより幸せに生きるための心の力に注目した心理学です。まずは以下の質問を通して、ポジティブ心理学があなたに合っているかをチェックしてみましょう。
【質問項目】
1. 日常の小さな喜びを見逃してしまう
2. 自分の強みや得意なことがよく分からない
3. 感謝の気持ちを言葉で伝えることが少ない
4. 落ち込むと長く気分が切り替えられない
5. 人の良いところより欠点に目がいきやすい
6. 将来に向けてワクワク感を持ちにくい
【結果と誘導文】
はいが4個以上:ポジティブ心理学との相性がとても高いです
はいが2~3個:学んでおくと安心につながります
はいが0~1個:現状では大きな支障は少なめです
ポジティブ心理学は、あなたの強みや感謝の心を育み、幸福感を高める実践的な心理学です。レッスンでは「日常に活かす練習」を一緒に行い、前向きに生きる力を育てていきます。
ポジティブ心理学の概要
幸せを育む心理学「ポジティブ心理学」
ポジティブ心理学は、1990年代後半に心理学者マーティン・セリグマンが提唱した新しい心理学の流れです。従来の心理学が「心の問題や病の改善」に焦点を当ててきたのに対し、ポジティブ心理学は「人がより幸せに生きるための心の力」に注目しました。
対象は不安や抑うつを抱える人だけでなく、人生をより充実させたいと願うすべての人です。学術的研究に基づいた実践法は、教育・職場・家庭など幅広い場面で活用されています。
強みを見つけて人生を前向きに
ポジティブ心理学は「問題をなくす」だけでなく、「強みや感謝の心を育てる」ことを重視します。日々の小さな喜びを見つける練習や、ポジティブな感情を意識的に味わうことで、心の回復力(レジリエンス)が高まります。
ストレスに負けやすい人間関係の悩みや、将来への不安、自己否定の気持ちにも効果的で、前向きな自己理解と豊かな人間関係を築く力を支えてくれるのです。
日常に生かす実践的なワーク
個人レッスンでは、感謝日記をつける練習や、強みカードを使って自分の資質を再発見するワーク、ネガティブ思考を切り替えるセルフトーク練習などを行います。「できていない自分」ではなく「できている自分」に光を当てることで、心の視点が大きく変わっていきます。
日常生活に取り入れやすいシンプルな手法を通じて、「幸せを実感する力」を育む時間になるでしょう。
学習内容
ポジティブ心理学の個人指導では、以下の内容を取り扱います。
* ポジティブ心理学とは何か
* 「幸福感」を高める,PERMAモデル
* ストレングス,強みに気づくVIAの活用
* 3つのポジティブルーティーン
* フロー心理学の学習,生活を充実させるコツ
*サヴォアリング,小さな幸福を十分味わう
指導者は国家保持者の公認心理師となります。下記の動画で雰囲気など参考にして頂けると幸いです。
受講代金
レッスン代 29,800円(税込)
・レッスン回数 70分×2回分
・資料,送料込み
・途中解約時は未受講分を返金できます
お申込み
お申し込みはこちらより必要事項をご記入の上でご依頼ください。
お試し‐ポジティブ心理学
ここからはポジティブ心理学で学ぶ内容を一部紹介します。まずはお試しとしてご活用ください。
集中の力を体験するフロー
フローとは、何かに夢中になり、時間を忘れて没頭する心の状態を指します。楽しさと挑戦のバランスが取れているときに体験でき、創造性や達成感を高める力があります。勉強、仕事、趣味など幅広い場面で応用可能です。
【問題】
休日に趣味の手作業をしていて「気づいたら2時間経っていた」というときのフロー状態に近いものはどれでしょう?
1. ダラダラと暇をつぶしている状態
2. 心配や雑念が消え集中している状態
3. 義務感で仕方なく作業している状態
【回答例と解説】
②がフローの状態です。時間を忘れるほど集中できるのは心が満たされているサインです。①や③では達成感が生まれにくく疲れやすくなります。レッスンでは「自分が入りやすいフロー体験」を一緒に探していきます。
レジリエンス力をつける
レジリエンスとは「心の回復力」を意味し、失敗やストレスから立ち直る力を指します。生まれつきだけでなく、考え方や習慣を通して伸ばすことが可能です。ポジティブ心理学では困難を成長のきっかけに変える視点が重視されます。
【問題】
大事なプレゼンで失敗してしまいました。このときレジリエンス的な考え方に近いのはどれでしょう?
1. 「自分はダメだ」と落ち込み続ける
2. 「次に活かせる学びがあった」と考える
3. 「もう二度と人前には立たない」と決める
【回答例と解説】
②がレジリエンスの姿勢です。失敗を成長の糧として捉えることで立ち直りやすくなります。①や③は自己否定や回避につながり、前進を妨げます。レッスンでは「挫折からの学び」を安全に練習します。
サヴォアリングを増やす
サヴォアリングとは、喜びや幸せの瞬間を「じっくり味わう」技法です。忙しい毎日では、良い出来事を素通りしがちですが、立ち止まって感覚や感情を丁寧に感じることで幸福感が深まります。
【問題】
友人と楽しい時間を過ごしました。サヴォアリングの行動に近いのはどれでしょう?
1. 写真を見返し「楽しかった」と振り返る
2. 「また終わってしまった」と落ち込む
3. 「次は失敗しないように」と反省する
【回答例と解説】
①がサヴォアリングです。良い出来事を意識的に思い出すことで幸福感が再び高まります。②や③のように不足や不安に注目すると、せっかくの喜びが薄れてしまいます。レッスンでは「幸せを味わう習慣づけ」を一緒に行います。
ポジティブ・スパイラリング
【概要説明】
ポジティブ・スピアリングとは、ポジティブな感情や行動が次々に良い結果を生み出し、さらに新しい前向きな行動へとつながる「好循環」のことです。例えば、感謝を伝えると相手も気持ちが明るくなり、また別の人に親切にしたくなる。
その親切がさらに別の人を笑顔にする――このように、ポジティブが循環し広がっていきます。日常の小さな一歩が大きな流れを生み出す力になります。
【問題】
あなたが同僚に「ありがとう」と笑顔で伝えたら、相手は気分が明るくなり、帰り道で困っている人を助けていました。その様子を見た第三者も温かい気持ちになり、また別の人に優しく接するようになりました。この流れは何を示していますか?
1. 一度きりの偶然の出来事
2. ポジティブ・スパイラリングの循環
3. 特別な人だけができる行動
【回答例と解説】
②が正解です。小さな「ありがとう」がきっかけとなり、相手の親切がまた別の人に伝わり、さらに周囲に広がる。これがポジティブ・スピアリングの循環です。日常の何気ない行動でも、周囲の人々に影響を与え、良い循環をつくり出すことができます。レッスンでは、この循環を意識して広げていく練習を行います。
講師からのメッセージ
「幸せになるには何かが欠けている」と感じている方へ。
ポジティブ心理学は、「今あるもの」「すでに持っている力」に光をあてていく心理学です。心の中のネガティブを否定するのではなく、ポジティブを育てる視点を持つことで、日常が少しずつ変わり始めます。あなたの中にある可能性を、ぜひ一緒に見つけていきましょう。