交流分析と相性チェック
交流分析は、自分と相手の心の状態を理解し、より良い関係を築いていく心理療法です。まずは以下の質問を通して、交流分析があなたに合っているかをチェックしてみましょう。
【質問項目】
1. 性格を専門的に学んだことがない
2. 性格の長所と短所を知りたい
3. 人間関係で同じ失敗を繰り返す
4. 自己理解を深めたい
5. 相性の悪さを改善できない
6. 心のクセを理解したい
【「はい」の数】
4～6：学習を強く推奨
2～3：学習を推奨
0～1：現状では不要
はいが2点以上の方は、以下の交流分析の説明を読んでみることをおすすめします。後半には「お試し交流分析クイズ」もご用意しました。ぜひ参考にしてみてください。
交流分析の概要
健全な人間関係を築く
交流分析（TA: Transactional Analysis）は、精神科医エリック・バーンによって提唱された心理学理論です。人との関わりの中で「親」「大人」「子ども」という３つの心の状態がどのように働いているかを理解し、やりとりのパターンを整理することで、健全な人間関係を築くことを目指します。
欧米だけでなく日本でも教育、医療、ビジネスなど幅広い分野で活用されており、日常の対人関係を改善する実践的なアプローチとして高い評価を受けています。
ストローク理論
ストローク理論は、人が「認められること（承認）」を求めて生きているという考え方です。言葉や態度によるストロークのやりとりを意識することで、相手に安心感を与え、より自然で温かいコミュニケーションを築くことができます。
脚本分析
脚本分析は、幼少期に無意識で作った人生のシナリオ（人生脚本）を振り返る方法です。繰り返される行動や思考のパターンに気づき、自分に合わなくなった脚本を見直すことで、より自由な生き方を目指します。
エゴグラム性格分析
エゴグラムは、心の働きを5つの自我状態に分け、普段どの要素を多く使っているかを確認する自己分析法です。自分の長所、短所、行動のクセを客観的に知ることで、就職活動に活かしたり、恋愛や夫婦関係に活かすことができます。
下記はレッスンで実施するエゴグラム検査のサンプルとなります。
学習内容
交流分析の個人レッスンは、国家保持者の公認心理師がサポート致します。学習内容はこちらです。
・自我状態（親・大人・子ども）の理解
・エゴグラム自我状態分析
・やりとり分析，相補交流，交差交流
・ストローク理論の学習
・脚本分析で生き方の癖を知る
講師紹介
指導者は、国家保持者の公認心理師である川島達史、大塚真梨子、亀井幹子です。下記は講師の一人である川島達史の動画です。雰囲気など参考にして頂けると嬉しいです（＾＾）
受講代金
・受講料 ２９，８００円（税込）
・回数 ７０分×２回分
・解約時 未受講分を返金
代金には資料代，送料が含まれます
お申込み
お申し込みはこちらより必要事項をご記入の上でご依頼ください。
お試し交流分析
ここからは交流分析に関する問題を紹介します。今回はお試しとしては自我状態分析を紹介します。
よく使う自我状態を知る
交流分析では、私たちには親、大人、子供の3つの自我状態があるとしています。以下の問題を元に自分の特徴をチェックをしてみましょう。
【問題】
友人が「もう疲れた……」と言いました。あなたの返しに一番近いのは？
1「無理しすぎじゃない？」
2「ちゃんと休んだ？」
3「わかる、それ。私も同じ」
【回答】
1は親、2は大人、3は子どもの自我が多く使われています。直感で同じ言葉を使うな･･･と感じたのがあなたがよく使っている自我かもしれません。
ズレた瞬間を見つけよう
「会話がかみ合わない」と感じる場面には、自我同士のすれ違いがあります。以下の2人の発言でかみ合っていないのはなぜか考えてみましょう。
【問題】
Aさんの発言
「最近ミスが多くて落ち込む…
つらいよ…はあ…」
Bさんの発言
「そうなの？ちゃんとミス確認してる？
原因と対策を立てよう。」
【回答】
Aさんは気持ちをわかってほしい子どもの自我を使っています。Bさんは解決を急ぐ大人の自我を使っています。ここにズレが生じています。Bさんとしては、大人の自我状態から、共感があると、噛み合った会話になります。
なお、個人レッスンではより詳細な5つの自我状態を元に理解を深めていきます。お楽しみに！
講師からのメッセージ
人との関わりがつらいとき、私たちはつい「相手が悪い」「自分がダメ」と思いがちです。でもその奥には、「どんなやりとりをしていたのか」「どんな心のクセがあったのか」という気づきのヒントがあります。
交流分析は、心の仕組みを整理し、「無意識」を「意識化」する力を育てる心理学です。あなたがあなたらしく人とつながる方法を、一緒に見つけていきましょう。