対象となるお悩み

論理力を高めると、思考や会話がクリアになります。まずは以下の質問に答えて、ご自身に合うかどうかチェックしてみましょう。

【質問項目】

1. わかりやすく話すのが苦手だ
2. いつの間にか論点がずれる
3. 感覚で話すことが多い
4. 会議や商談で説得力に欠ける
5. 時間通り話すのが苦手だ
6. 論理的な人に苦手意識がある

【「はい」の数】
4~6:学習を強く推奨
2~3:学習を推奨
0~1:現状では不要

はいが2点以上の方は、このまま説明を読んでいくことをおすすめします。後半には「お試しトレーニング」もご用意しました。ぜひ参考にしてみてください。

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論理力向上の概要

「自分の説明が伝わりにくい」と感じたことはありませんか?これらは、能力や知識不足ではなく、「論理の組み立て方」を学んでいないことが原因です。

論理の基礎‐3点セット

論理とは「論題・結論・根拠」の3点で構成されます。

・論題 = 問題提起や質問
・結論 = 論題に対する簡潔な回答
・根拠 = データや理由

以下、「当社の新入社員がすぐにやめる理由は?」という論題のNG例、OK例を解説します。

NGな回答例

「そうですね・・・。最近ですと、配属先の雰囲気が合わなかい人がいましたね。先輩や上司の指導が厳しすぎるとか、逆に放任されすぎるとかかな。生活リズムも崩れている方もいました。」

NG例では、結論が複数あり、また根拠との主従関係がわかりにくく、何を言いたいのかわかりません。

OKな回答例

「結論から言うと、新入社員が辞める理由は『上司のマネジメントスキル不足』が最大の要因です。私が社内調査をしたところ、上司が語気を荒げるケースが60%にも上ることが分かりました。まずは上司のマネジメント力を上げるのが最大の課題です。」

OK例では結論を早めにいうことで、興味を引きます。そしてその後に、根拠を追従させることで、結論と根拠の主従関係を明確にしています。メリハリの利いた話し方でわかりやすくなっています。

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期待できる効果

論理的思考のスキルは、対人場面でも自己理解でも、多くの場面で活用できます。

思考の整理がスムーズに

頭の中にある情報や感情を整理しやすくなり、複雑なことでも落ち着いて考えられるようになります。その結果、相手にもわかりやすく自分の考えを伝えることができます。

報連相の質が向上

要点を整理して話せる、背景や理由を説明できる、相手に応じた伝え方ができる、自分の考えを添えて相談できるなど、信頼される伝達力が育ちます。

説得力のある伝え方

「なぜそう思うのか」を根拠とともに伝えられるようになり、相手に納得してもらえる力が高まります。自己主張と対話のバランスも整ってきます。

学習内容

論理力向上の個人レッスンは、2段構えになっています。学習内容はこちらです。

基礎編 初心者向け

ビジネス経験が浅い方向けに、論理的にわかりやすく話す練習をしていきます。社会人として最低限の論理的スキルの向上を目指します。報告連絡相談をスムーズにしたい方、わかりやすく話す力をつけたい方におすすめです。

・ 論理的思考の基礎
・ PREP法,MECE法
・ SDS法,報連相の基礎
・ 意見の整理と要約トレーニング
・ ビジネスに活かす論理の型

発展編 中級者向け

論理的な説明だけでなく、説得力のある話し方が必要な方向けのプランです。特に、営業職の方、商談が多い方、人前で話す機会が多い方におすすめです。発展編は、基礎編が終了した方のみとなります。こちらに進むかは、基礎編が終了後、お伺いします。

・両面提示法で説得力向上
・中心ルート法 周辺ルート法
・フットインザドア法
・鉄則!3つの限定法
・鮮明効果法で心に刺さる例を
・ビフォー,アフター法
・専門性アピール法は最大のツカミ
・意見引用法で根拠を強く
・ユーモア提示法

講師紹介

講師は現役経営者の川島達史、元リクルートの大塚真梨子が担当しています。両名とも20年近くビジネスの最前線で戦ってきました。また2名とも公認心理師でもありますので、心理学的な視点でのアドバイスができるのも特徴です。

論理的なトレーニングはもちろん、緊張しやすい、不安になりやすい、というメンタル面での相談も気軽にご質問ください。

 

受講代金

基礎編

・受講料 42,800円(税込)
・回数  70分×3回分
・解約時 未受講分を返金
代金には資料代,送料が含まれます

発展編

・受講料 42,800円(税込)
・回数  70分×3回分
・解約時 未受講分を返金
発展編はご希望の方のみとなります

お申込み

お申し込みはこちらより必要事項をご記入の上でご依頼ください。

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論理力のトレーニング

ここからは論理力トレーニングで学ぶ内容を一部紹介します。まずはお試しとしてご活用ください。

SDS法

SDS法は
Summary(要約)
Detail(詳細)
Summary(まとめ)
の順で話す方法です。会議報告や商談説明で使うと「要点がすぐわかる」と信頼感を与えることができます。

【練習問題】
会議の後に上司から「今日の進捗を簡単に教えて」と言われました。SDS法を意識した回答例を作成してみましょう。

【回答例と解説】

Summary(要約)
「主な開発作業は、予定通り全て終わりました。」

Detail(詳細)
「詳しく言いますと、今週中に必要なテスト(単体テストと結合テスト)は全て問題なく完了しています。*今後残っているのは、テスト結果の確認と、リリースに向けたサーバーの設定作業だけです。」

Summary(まとめ)
「ですので、来週月曜日からは、計画通り最終的なリリース準備に入ります。 もし何か問題があれば、すぐに報告させていただきます。」

MECE法

MECEは「漏れなく、ダブりなく」考えを整理する方法です。課題や要因を洗い出すときに抜けや重複があると、対策がずれてしまいます。業務フロー改善や戦略立案の場面で、全体を的確に把握するための思考法です。

【練習問題】
「マクドナルドの成功要因を分析せよ」と指示がありました。MECEに沿った報告を考えてみましょう。

【回答例】

マクドナルドの成功要因は3つあります。

①商品
品質の安定性や定番メニューの強さ、期間限定商品の多様性。

②価格
バリューセットなど常に手頃な価格設定と、顧客が感じるコストパフォーマンスの高さ。

③店舗
駅前や幹線道路沿いなど利便性の高い立地戦略と、店舗内の清潔さやドライブスルーの完備。

このようにモレなく、ダブりなく、を意識して説明するとわかりやすく伝えることができます。

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講師からのメッセージ

論理的に話すというのは、「理屈っぽくなること」ではありません。あなたの思いや考えを、相手が「なるほど」と受け取れる形にすること。言葉の整理は、自分の心を整えることにもつながります。自信をもって伝えられるようになる、その一歩を一緒に踏み出しましょう。

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