対象となるお悩み
皆さんはこんなお悩みがありませんか。
・ネガティブな考えになりやすい
・何かと不安になりやすい
・情緒不安定になりやすい
・感情のコントロールが苦手
・人間関係で気疲れする
あてはまると感じる項目が多い方は、認知療法がおすすめです。
認知療法の概要
認知療法は、医療機関や教育現場で広く採用されている、信頼性の高い心理療法の1つです。私たちのネガティブな感情やストレスの多くは、偏った思考パターンに起因すると考えられています。例えば、以下のようなものがあります:
・白黒思考
物事を白か黒かで極端に捉える
「自分が正しい,相手が間違っている」
「好きか嫌いか」「勝つか負けるか」
と極端に考える
・心の読みすぎ
根拠なく他人の気持ちを決めつける。
「きっと私を嫌っているんだ」
「評価が下がったに違いない」
「容姿が悪いと思われた」
このような認知の歪みは10種類あります。個人指導ではこのような極端な思考をほぐし、抑うつ感、対人不安、人間関係の悩みなど、を改善することを目指していきます。
学習内容
認知療法の基本的なやり方を学び、セルフケアができることを目標とします。認知療法の学習内容はこちらです。
・認知療法とは何か
・思考と感情の密接な関係
・思考の偏り10パターンの理解
・偏った認知の修正
・認知の再構成,コラム法
指導時間は70分,指導回数は4回となります。指導者は国家保持者の公認心理師となります。
受講代金
52,000円
(個人指導70分×4回分、教材費,送料込)
お申込み
お申し込みはこちらより必要事項をご記入の上でご依頼ください。
期待できる効果
認知療法は、抑うつ感、不安感、思考癖の改善など、さまざまな効果が明らかにされています。
不安感の改善
竹田ら(2015)は、対人援助職220名を対象に、認知の歪みと認知療法の効果について調査をしました。以下の図は認知の歪みが高い群に対する結果の一部となります。
STAIの得点は、不安の大きさを意味します。認知療法を実施すると不安が小さくなっていることがわかります。
完全主義の改善
Rileyら(2007)は、完全主義があり日常生活支障が出ている20人を対象
認知療法を行った後は、完全主義傾向の得点が下がっているのが分かります。具体的には、対象となった20名のうち15名に改善がみられ
具体的な事例
認知療法を実施された相談者の方の一例です。*個人情報があるため改変されています。
実施前のお悩み
30代後半の男性。昔から緊張しやすく、会話のあとに「変なことを言ったかも」と何度も反省してしまう癖がありました。友人や家族とのやり取りも気になりすぎて疲れ、人と関わること自体を避けるように。夜は布団の中でその日の会話を振り返って悩み続け、心が休まらない日々を過ごしていました。
認知療法の実施
セッションでは、まず、不安や緊張を感じた場面を振り返り、頭に浮かんだ思考を具体的に書き出しました。「どうせ理解されない」「自分はまた失敗した」などの自動思考に気づき、それが事実なのか、極端な見方ではないかを心理師と共に検討。繰り返すことで、思考のクセや偏りに少しずつ自分で気づけるようになっていきました。
実施後の変化
以前は人と会うたびに疲れていた彼ですが、「完璧でなくても大丈夫」と思えるようになり、気持ちにゆとりが生まれました。会話中も過剰に不安を感じることが減り、少しずつ人との関わりを前向きに受け止められるように。今では友人との時間や家族との会話も自然に楽しめるようになり、日常のストレスが大きく軽減しました。
*こちらは通学講座の生徒さんの様子です。個人指導ではZOOMで実施となります。
講師からのメッセージ
感情が不安定なあなたは、「感じる力」が豊かな人です。その繊細さゆえに、傷ついたり、疲れたりすることもあると思います。でも、その感情はコントロールするものではなく、理解し、向き合うことで落ち着いていきます。
認知療法は、自分の思考と感情の関係を丁寧に見つめる方法です。「どうしてこうなるの?」の答えを、一緒に見つけていきましょう。