対象となるお悩み

皆さんはこんなお悩みがありませんか。

* 家族の中で衝突や不和がある
* 子どもとの関わり方がわからない
* 家族に「自分の居場所がない」と感じる
* 家族の問題に、自分も巻き込まれる

あてはまると感じる項目が多い方は、家族療法がおすすめです。

家族療法の概要

家族療法とは、「問題を抱えた個人」ではなく、「家族という関係性全体」に着目する心理療法です。人は常に周囲の人間関係の中で影響を受けながら生きており、特に家族の中での関わり方は、私たちの行動や感情に大きな影響を与えています。

例えば、「何でも自由にしていいよ。でも失敗はしないでね」と親が言うようなメッセージは、表面的には自由を与えているようで、実際には強いプレッシャーをかけている状態(ダブルバインド)です。このような矛盾したメッセージが繰り返されると、子どもはどう行動しても否定される感覚を持ち、自信や自己表現に影響が出やすくなります。

個人指導では、家族の中でどのようなコミュニケーションや役割が繰り返されているのかを見つめ直し、関係性に変化を起こすヒントを見つけていきます。

学習内容

家族療法の個人指導では、以下のような内容を取り扱います。

* 家族療法とは,家族システムの考え方
* 問題行動の「背景」にある関係性
* 家族の中での役割とポジションに気づく
* 「問題を共有しない関わり方」の学習
* 境界線(バウンダリー)と自立した関係
* やりとりを変えるための言葉がけと行動

指導時間は70分、指導回数は2回となります。指導者は国家保持者の公認心理師となります。

受講代金

29,800円
(個人指導70分×2回分、教材費,送料込)

お申込み

お申し込みはこちらより必要事項をご記入の上でご依頼ください。

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期待できる効果

家族療法では、「関係性に気づき、関わり方を変えること」で、個人の不安や悩みにも大きな変化が生まれます。

家族のストレス軽減

家族内での「役割の偏り」や「期待のズレ」に気づくことで、無理な責任感や感情的な反応が減り、関係のストレスが和らいでいきます。

関係性の再構築

家族の中での自分の立ち位置を客観的に捉えることで、過去のパターンから自由になり、「自分と他者を分けて考える」視点が育ちます。

関係性の再構築

家族療法で扱う「関係性に気づく力」や「パターンを見直す視点」は、家族以外の人間関係にも応用が可能です。職場や学校、友人グループなど、人との関わりにおける自分の反応や立ち位置を客観的に見られるようになります。

具体的な事例

実施前のお悩み

40代女性。母親との関係に長年悩み、「何をしても否定される」「距離をとると罪悪感がある」と感じていた。自分の人生を生きていないような感覚に苦しんでいた。

家族療法の実施

まずは、家族の中でどのような「役割」を担ってきたのかを丁寧に整理。母親の言動に反応しすぎる自分のパターンに気づき、そこから距離を取るための「心の境界線(バウンダリー)」を明確にしました。

実施後の変化

「母との関係をコントロールしようとせず、できる関わり方を考えられるようになった」とのこと。過剰な責任感が和らぎ、自分の人生を優先する感覚が芽生えたそうです。

心理学通信講座のグループワーク

*こちらは通学講座の生徒さんの様子です。個人指導ではZOOMで実施となります。

講師からのメッセージ

家族は大切な存在である一方、最も感情が動きやすい関係でもあります。うまくいかないとき、私たちは「相手をどうにかしよう」と必死になりますが、大切なのは「自分がどう関わるか」を整えること。家族との間に、健やかな距離と安心できる関係性を築くサポートをさせていただきます。

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