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SNSいじめへの8つの対処法

いじめ撲滅

~ 被害者の方はこちら ~ SNSいじめへの原因と対策-いじめの専門家が解説

はじめまして!いじめ撲滅委員会代表,公認心理師の栗本顕です。私の専門は「いじめ」です。心理学の大学院で研究もしてきました。

現在はいじめの問題を撲滅するべく、研修やカウンセリング活動を行っています。

いじめ撲滅委員会代表栗本顕
今回のテーマは、

「SNSいじめへの8つの対処法」

です。

スマートフォンやタブレットが当たり前になった今、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でのいじめが増えています。画面の向こう側からの言葉や行動に傷ついている人は、あなただけではありません。どうか一人で悩まないでください。
目次は以下の通りです。

①証拠を残す
②信頼できる人に相談する
③ブロック・報告機能を使う
④反応しない・応答しない
⑤ネットの使い方を見直す
⑥自分を大切にする
⑦仲間とつながる
⑧専門家のサポートを受ける

この記事では、SNSでいじめられたときに役立つ8つの対処法をお伝えします。いじめはあなたが悪いわけではありません。一緒に乗り越えていきましょう。

SNSいじめでお悩みの方へ

スマートフォンやタブレットが当たり前になった今、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でのいじめが増えています。画面の向こう側からの言葉や行動に傷ついている人は、あなただけではありません。どうか一人で悩まないでください。この記事では、SNSでいじめられたときに役立つ8つの対処法をお伝えします。

SNSいじめのつらいところ

SNSでいじめられるってとてもつらいですよね。スマホを見るたびにドキドキしたり、メッセージの通知音が鳴るだけで怖くなったり。「また何か言われるかも」という不安で、夜もよく眠れないこともあるかもしれません。 学校でもSNSでも、いじめはいじめです。

でも、SNSのいじめには特に辛い部分があります。画面の向こうから来るメッセージは、24時間いつでもあなたを追いかけてきます。逃げ場がないように感じてしまうこともあるでしょう。

なぜ自分だけかと悩む
朝も夜も不安になる
一人で抱え込んでしまう

あなたの気持ちは、決しておかしくありません。誰でも傷つき、悲しみ、怒りを感じます。その気持ちをまず認めてあげてください。

あなたは一人じゃありません

いじめは絶対に許されないことです。あなたがいじめられる理由は何一つありません。いじめる側の問題であって、あなたの問題ではないのです。 私はこれまで多くのいじめに悩む子どもたちや大人たちと向き合ってきました。そして確信を持って言えることがあります。どんなにつらくても、必ず道は開けます。一人で悩まず、誰かに話すことが第一歩です。

すでに前進している
必ず味方がいます
新しい毎日が待ってる

この記事を通じて、あなたがほんの少しでも心が軽くなり、「大丈夫、乗り越えられる」と感じてもらえたら嬉しいです。今からお伝えする8つの対処法を参考に、あなたのペースで一緒に進んでいきましょう。いじめはあなたが悪いわけではありません。一緒に乗り越えていきましょう。

①証拠を残す

SNSでのいじめは、目に見えない分だけつらいものです。でも、SNSには大切な特徴があります。それは「記録に残る」ということ。いじめの証拠を残しておくことが、解決への第一歩になります。

スクリーンショットを撮る

いじめのメッセージや投稿を見つけたら、すぐにスマホやパソコンの画面のスクリーンショットを撮りましょう。スクリーンショットの撮り方は機種によって違いますが、多くのスマホではサイドボタンと音量ボタンを同時に押すと撮れます。パソコンなら「Print Screen」キーを押したり、「Snipping Tool」というツールを使ったりできます。

証拠を残すことで「こんなことをされた」と具体的に説明できるようになります。後から消されてしまっても、あなたの手元に証拠が残っていれば安心です。

日付や時間も一緒に
相手の名前も保存する
回数もわかるように

このように記録しておくことで、誰かに相談するときに「いつ」「誰が」「どんなこと」をしたのか、はっきり伝えられます。証拠があれば、あなたの話にも信ぴょう性が増します。

日記をつける

いじめられたときの状況や気持ちを日記に書いておくのも良い方法です。「今日は○○さんから△△というメッセージが来て、とても悲しかった」というように記録しておきましょう。日付や時間も忘れずに書いておくと、後で「いつから」「どのくらいの期間」いじめが続いているのか分かりやすくなります。

日記をつけることには、もう一つ大切な意味があります。それは自分の気持ちを整理できるということ。つらい気持ちをためこまないで、文字にして外に出すことで、少し心が軽くなることもあります。

いじめ内容と感情記録
簡潔でわかりやすく
見せる前提でなくても

日記は後から見返すと、自分がどれだけ強くなったかを実感できる大切な記録にもなります。

②信頼できる人に相談する

つらいことを一人で抱え込むのはとても大変です。SNSでのいじめも、一人で解決しようとせず、信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。相談することは、決して弱さではありません。むしろ、勇気ある第一歩です。

家族に話す

まずは家族に相談してみましょう。お父さん、お母さん、兄弟姉妹、おじいちゃん、おばあちゃん…誰でも構いません。「ちょっと話があるんだけど」と切り出して、どんないじめがあるのか、どんな気持ちなのかを伝えてみましょう。

家族に話すのが恥ずかしいと思うかもしれませんが、あなたの家族はきっとあなたの味方です。あなたが悩んでいることを知ったら、どうすれば良いか一緒に考えてくれるはずです。

ポイントは、以下のとおりです。

落ち着ける時間選ぶ
証拠も一緒に見せる
正直な気持ち伝える

もし最初に話した人があまり理解してくれなかったとしても、がっかりしないでください。別の家族や、次に紹介する人たちに相談してみましょう。

先生に相談する

学校の先生も頼りになる存在です。担任の先生、保健室の先生、スクールカウンセラーなど、話しやすい先生を見つけて相談してみましょう。学校の先生は、いじめ問題に詳しく、適切な対応を知っています。

先生に相談するときは、いじめの証拠を見せながら、具体的にどんなことが起きているのかを説明しましょう。「こんなことを言われて、とてもつらいです」と素直な気持ちを伝えることが大切です。

ゆっくり話せる時間
いつなら話せるか確認
メモを準備しておく

先生に相談すると、学校全体でいじめ問題に取り組んでくれることもあります。一人で悩まずに、学校という大きな力を借りることも大切です。

専門の相談窓口を利用する

家族や先生以外にも、いじめの相談ができる場所はたくさんあります。

24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)
チャイルドライン(0120-99-7777)
子供こどものSOSの相談窓口(0120-0-78310)

これらの相談窓口では、名前を言わなくても相談できるので、誰にも知られたくないという気持ちがあるときも安心です。専門の相談員さんが親身になって話を聞いてくれます。

相談することで、新しい解決方法が見つかるかもしれません。一人で考えているときは見えなかった道が、誰かと話すことで見えてくることがあります。

③ブロック・報告機能を使う

SNSには、いじめから身を守るための機能がついています。ブロック機能や報告機能を使って、自分の安全を確保しましょう。これらの機能を使うことは、決して逃げることではありません。自分を守るための正しい行動です。

ブロック機能を活用する

ブロック機能を使うと、相手からのメッセージや投稿が見えなくなります。いじめてくる相手をブロックすることで、精神的な負担を減らすことができます。

ブロックの方法はSNSによって違いますが、多くの場合は相手のプロフィールから「ブロックする」などのボタンを押すだけで設定できます。不安なら、家族や先生に手伝ってもらいましょう。

相手に通知されない
いつでも解除できる
いじめアカ全てブロック

ブロックすることで、いじめのメッセージや投稿を見なくて済むようになります。心の平和を取り戻すための大切なステップです。

報告機能で運営に知らせる

いじめの内容をSNSの運営会社に報告することも大切です。多くのSNSでは、問題のある投稿やメッセージを「報告する」機能があります。いじめやハラスメントに該当する内容であれば、運営側が対応してくれることがあります。

報告するときは、どのようないじめがあったのか、できるだけ具体的に説明しましょう。スクリーンショットなどの証拠も一緒に送ると、より対応してもらいやすくなります。

いじめ理由を選ぶ
全ての投稿を報告
匿名で行われるので安心

運営からの返事がすぐに来ないこともありますが、多くの人からの報告が集まれば、対応が早くなることもあります。あきらめずに報告してみましょう。

④反応しない・応答しない

いじめっ子が求めているのは、あなたの反応です。怒りや悲しみ、恐怖などの感情を引き出すことで満足感を得ようとしています。そんないじめっ子には、あえて反応しないという方法が効果的なことがあります。

冷静さを保つ

いじめのメッセージを見ると、つい感情的になってしまいがちです。でも、怒りや悲しみのままに返信すると、いじめっ子の思うつぼになってしまいます。まずは深呼吸をして、冷静になることが大切です。

感情的になりそうなときは、スマホを置いて、好きな音楽を聴いたり、外を散歩したりして気分転換しましょう。冷静になってから対応を考えると、より良い判断ができます。

返信前に深呼吸する
今すぐ返信は不要
家族友達と話して落着

冷静さを保つことは、あなた自身を守ることにもつながります。感情に任せた言動が、さらなるいじめの原因になることもあるからです。

別のことに集中する

いじめのことばかり考えていると、どんどん気持ちが落ち込んでいきます。そんなときは、好きなことや得意なことに時間を使いましょう。趣味に没頭したり、スポーツをしたり、新しいことを学んだりすることで、いじめのことを一時的に忘れることができます。

友達と楽しい時間を過ごすのも良い方法です。信頼できる友達と一緒にいると、安心感が生まれ、心が軽くなります。

好きな本や漫画読む
体を動かし気分転換
作る活動も効果的

別のことに集中することで、いじめの影響力を小さくすることができます。あなたの人生は、いじめだけで占められるものではありません。

⑤ネットの使い方を見直す

SNSでのいじめに悩んでいるなら、ネットとの付き合い方を見直してみるのも一つの方法です。ネットの使い方を変えるだけで、心の負担が軽くなることがあります。

SNSの休憩時間を作る

常にSNSをチェックしていると、いじめのメッセージや投稿にすぐに気づいてしまい、心が休まる時間がなくなります。「SNSを見ない時間」を意識的に作ることで、心の休息を取りましょう。

例えば、

食事中は見ない
寝る前一時間は禁止
朝起きてすぐは見ない

といったルールを自分で決めるのも良いでしょう。家族と一緒にルールを決めれば、より守りやすくなります。

SNSから離れる時間を作ることで、いじめの影響から自分を守ることができます。最初は不安かもしれませんが、慣れてくると心が軽くなる感覚を味わえるでしょう。

フォローする相手を見直す

SNSでは、フォローする相手を自分で選ぶことができます。いじめっ子や、ネガティブな投稿が多い人のフォローを外し、代わりに前向きな投稿をしてくれる人をフォローしましょう。

好きな趣味や興味のあることに関するアカウントをフォローすると、SNSの時間が楽しくなります。あなたの心を元気にしてくれるような内容を積極的に取り入れましょう。

気分悪い人は解除
趣味アカウントフォロー
応援してくれる友達

フォローする相手を変えるだけで、あなたのSNSの世界は大きく変わります。自分にとって心地よい環境を作ることも、自己防衛の一つです。

新しいSNSアカウントを作る

いじめがあまりにもひどい場合は、思い切って新しいアカウントを作るという選択肢もあります。新しいアカウントでは、信頼できる友達だけを招待して、より安全なSNS環境を作ることができます。

新しいアカウントを作るときは、前のアカウントの反省を活かして、プライバシー設定をしっかりと行いましょう。個人を特定できる情報は最小限にして、安全性を高めることが大切です。

親しい友達だけに教える
個人特定困難な設定
非公開設定にしておく

新しい環境で、安心してSNSを楽しめるようになると良いですね。ただし、大切な友達とのつながりを失わないように気をつけましょう。

⑥仲間とつながる

いじめに立ち向かうとき、一番の味方になるのは仲間の存在です。信頼できる友達や、同じ趣味を持つ人たちとつながることで、心強さを感じることができます。

リアルな友達を大切にする

SNSの世界も大切ですが、実際に会って話せる友達との関係も同じくらい、あるいはそれ以上に大切です。学校や地域の友達と一緒に過ごす時間を増やしてみましょう。一緒に勉強したり、遊んだり、おしゃべりしたりする時間は、心を元気にしてくれます。

リアルな友達との会話は、SNSでのいじめの影響を和らげてくれる効果があります。「実際の世界では、自分は大切にされている」という実感が持てるからです。

友達と過ごす計画立てる
応援してくれる友達重視
お互いの家で遊ぶ

リアルな友達との関係を大切にすることで、SNSでのいじめが「すべてではない」と感じられるようになります。

助け合いの輪を広げる

あなたと同じように、いじめに悩んでいる人は他にもいるかもしれません。気づいたら、そっと声をかけてみましょう。「大丈夫?」という一言が、その人の大きな支えになることがあります。

もちろん、無理をする必要はありません。でも、あなたの経験が誰かの助けになることもあります。互いに支え合うことで、みんなが少しずつ強くなっていくのです。

一人じゃないと伝える
経験を共有してみる
大人への相談も勧める

助け合いの輪を広げることは、いじめのない世界を作るための一歩です。あなたの小さな勇気が、誰かの大きな支えになるかもしれません。そして、誰かを助けることで、あなた自身も強くなっていきます。

⑦専門家のサポートを受ける

いじめの影響は、心や体にさまざまな形で現れることがあります。眠れなくなったり、食欲がなくなったり、いつも不安を感じたりするようになったら、専門家のサポートを受けることも検討しましょう。

スクールカウンセラーに相談する

多くの学校には、スクールカウンセラーがいます。カウンセラーは、いじめに関する専門的な知識を持っていて、あなたの気持ちや状況を理解してくれる存在です。

「カウンセラーに相談するのは恥ずかしい」と思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。あなたの気持ちを整理したり、ストレスの対処法を教えてもらったりするために、カウンセラーを利用しましょう。

「カウンセラーの先生に会いたい」と伝えてみよう
話したくないことは話さなくても大丈夫
「どう話せばいいか分からない」と正直に伝えてもOK

カウンセラーとの会話は秘密が守られるので、安心して話すことができます。あなたの気持ちを整理するお手伝いをしてくれるでしょう。

医療機関を利用する

いじめの影響で、眠れない日が続いたり、学校に行くのがつらかったりするときは、医療機関を受診することも選択肢の一つです。小児科や心療内科、精神科などで相談することができます。

病院に行くことに抵抗を感じるかもしれませんが、心の問題も体の問題と同じように治療が必要なことがあります。専門医に相談することで、適切なサポートを受けられます。

家族と一緒に受診するとより安心
「いじめられていて、つらい」と正直に伝えよう
医師との会話も秘密が守られる

医療機関では、話を聞いてもらうだけでなく、必要に応じて薬や療法を提案してもらえることもあります。あなたの回復を手助けしてくれる心強い味方です。

長期的なケアを考える

いじめの傷は、すぐには癒えないこともあります。いじめがなくなった後も、しばらくは不安や恐怖を感じることがあるかもしれません。そんなときは、長期的なケアを考えることも大切です。

定期的にカウンセリングを受けたり、家族と気持ちを共有したり、自分の心と体を大切にする習慣を続けたりすることで、少しずつ回復していくことができます。

「もう大丈夫」と無理をせず、自分のペースで回復しよう
定期的に自分の気持ちを振り返る時間を持とう
「前より強くなった」という実感を大切にしよう

時間がかかっても大丈夫です。あなたのペースで、少しずつ前に進んでいきましょう。専門家のサポートを受けながら、自分自身の回復力を信じてください。

まとめとお知らせ

まとめ

SNSでのいじめは、とてもつらいものです。でも、あなたは一人ではありません。この記事でご紹介した8つの対処法を参考に、自分に合った方法で乗り越えていってください。

覚えておいてほしいのは、いじめはあなたのせいではないということです。いじめっ子の問題であって、あなたの問題ではありません。自分を責めないでください。

最後に、もしあなたの周りでいじめられている人がいたら、そっと声をかけてみてください。「大丈夫?」という一言が、その人の支えになるかもしれません。皆さんの優しさで、いじめのない世界を作っていきましょう。

お知らせ

いじめ撲滅委員会では、全国の小~高校生・保護者のかた、先生方にカウンセリングや教育相談を行っています。カウンセラーの栗本は、「いじめ」をテーマに研究を続けており、もうすぐで10年になろうとしています。

・いじめにあって苦しい
・いじめの記憶が辛い
・学校が動いてくれない
・子供がいじめにあっている

など、いじめについてお困りのことがありましたらご相談ください。詳しくは以下の看板からお待ちしています。

いじめ,カウンセリング


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