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マインドフルネス研修

①初めての会社様へ

マインドフルネス

研修の概要

集中力低下は業務上の失敗を生む

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仕事をしている上で、ミスや失敗はつきものです。誰でも失敗を多く経験して学び、仕事を覚えていくことでしょう。しかし、仕事上の失敗は時に重大な事故や、クレームにつながる可能性のあることです。時に大きな失敗が会社としての経済的、社会的な損失にもつながることがあります。

特に人的なミスは周りから厳しく見られることが多く、責任を追及される対象になりやすいです。そんな仕事の失敗を左右する要因には“集中力の欠如”があります。仕事中に集中力が低下してしまうと、仕事の能率が下がるだけでなくミスや大きな事故につながる可能性もあります。
例えば

・ちょっとした不注意で商品を壊してしまった
・会議で居眠りをしていて内容が入っていない
・長時間労働ばかりしていて作業効率が上がっていない

集中力が低下して、注意が散漫になっていると、仕事でミスが起きるのは当然です。こうしたことが原因で仕事に支障が出てしまっては、会社の成長に足を引っ張ってしまいますね。

そこで、集中力を高める方法のひとつとして、近年“マインドフルネス”が注目されています。

マインドフルネスが集中力をUPさせる!

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マインドフルネスは、ジョン・カバットジンが1979年にマサチューセッツ大学の医学部にて、ストレス低減プログラムとして始めたのがきっかけとされています。
マインドフルネスとは、「今、ここ」で感じている感情や思考に意識を集中させるということです。これには、評価したり価値判断せず、現実をあるがままに受け入れるという意味も含まれています。

このマインドフルネスのトレーニングを積むことで、自分自身で物事への注意の向け方や集中力をコントロールすることができます。そうしたスキルを身につけることによって、仕事における集中力をアップさせることができます。

マインドフルネスが集中力をUPさせる!

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このような効果は、近年になりいくつもの科学的な根拠が示されるようになってきています。そのため、世界中でマインドフルネスが注目を浴び始めており、多くの企業も注目しています。某大手企業の企業研修でもマインドフルネスの研修を行っており、実施後の社員のモチベーションの向上やストレスの低減など効果が見られたため、キャンセル待ちが出るほどの大変人気の研修となりました。

 本研修ではこうした注目の集まるマインドフルネスの考え方や態度を学んでいきます。こうした考え方や理論を学んだ上で、マインドフルネス状態になるための様々なエクササイズを行っていきます。マインドフルネスを体験的に学んでいくことで、より実際の仕事にも活かしていくことができます。

目次

マインドフルネスは、言葉で学ぶよりも体験的に学ぶほうが理解しやすいと思います。そのため、研修においてもエクササイズを多く用意しています。全部で4日の研修となります。

1日目 ビジネス場面でのマインドフルネス活用法

・マインドフルネスについての考え方や理論
・自分のマインドフルネス傾向、ストレス度をチェック
・職場におけるストレス状況を把握
・呼吸法

2日目 職場で実践できるマインドフルネス技法

・静座瞑想法
・ボディスキャン
・職場におけるマインドフルネス技法の活かし方

3日目 仕事でミスした時にどう向き合うか

・歩く瞑想法
・食べる瞑想法
・仕事でミスした際の自分の思考や感情を「観察」する

4日目 職場の対人関係とマインドフルネス

・マインドフルネスを応用した対人コミュニケーション
・ビジネス場面での自分の思考や感情との付き合い方を学ぶ
・マインドフルネス傾向、ストレス度をチェック

詳しい内容

1日目 ビジネス場面でのマインドフルネス活用法

 研修に入る前に、まず、各個人のマインドフルネス傾向やストレス度など、自身の精神的な状態や現在、どのような場面・状況でストレスを感じやすいか把握します。
 次に、マインドフルネスの基礎知識や理論、取り組む際の態度、職場においてどのような場面でマインドフルネスを活かすことができるのかを考えていきます。
そして、基本的なエクササイズの1つとして「呼吸法」も体験します。

2日目 職場で実践できるマインドフルネス技法

 1日目に行った呼吸法の応用として、静座瞑想法とボディスキャンというエクササイズを行います。これらを行うことで、よりマインドフルネス状態を体験することができます。
 また、これらの技法を現在の職場のどのような時、どのような場所で行うことができるかを話し合っていきます。具体的には、職場でストレスを感じる場面や状況に直面した際に、自分がどのように考え、どんな感情が沸き上がってきているのかということを、ワークシートを用いて客観的に捉えていきます。

3日目 仕事でミスした時にどう向き合うか

 これまで行ってきたエクササイズを日常生活に取り入れやすくするために、歩きながら1つ1つの動作に注意を払う「歩く瞑想法」と、食べ物を注意深く観察し、食感や味、においなどを深く味わう「食べる瞑想法」を行います。
 仕事でミスをしてしまった場合を想定して、マインドフルネス状態を作り、そのような感情や考えと距離をとりながら「観察」することを体験的に学んでいきます。

4日目 職場の対人関係とマインドフルネス

 最終日は、職場の対人関係におけるマインドフルネスを取り入れていきます。マインドフルネスを対人関係に応用することで、色々なメリットで出てきます。
例えば、1つ1つの会話に集中することができて、円滑なコミュニケーションがとれるようになる。コミュニケーションが活発化すると、良いアイデアが出やすくなる。などの効果が期待できます。

では、具体的にどのようなことをするかと言うと、ペアになった相手の話をマインドフルネスな状態で聞くという方法です。相手の話し方や声の調子、会話の内容に注意を向けながら話しを聞いていきます。
 そして、自分の思考や感情についてマインドフルに「観察」できるようになったら、職場におけるストレス場面においてのマイナスな思考や感情についての対処について考えていきます。
 最後に研修前と比べて自分自身のマインドフルネス傾向や、ストレス度などを改めてチェックしたいと思います。

講師

兵働弘一

講師から会社様へ一言

マインドフルネスという心理療法は体験的に学ぶことを重視しています。マインドフルネスの知識や理論を学ぶことは確かに必要ですが、言葉では伝わりづらい感覚的なものも含んでいます。そのため、実際に行ってみてその感覚をつかんで頂けたらと思います。