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コミュニケーション能力が改善!心理学とテクニックを専門家が解説

コミュニケーション能力


3 :コミュ二ケーション能力UPの鍵は心理学×スキル

コミュニケーション能力を改善する上では、「心理学」と「スキル」の学習が必須になります。心理学は心のあり方、スキルは会話の技術にあたります。ではなぜ心理学を学習しなくてはならないのでしょうか?まずはその重要性から説明していきます。

 

・心理学の学習は必須

皆さんは人と話すときに「緊張する」ことがありますか?
程度問題はありますが「緊張が全く無い!」という人はほとんどいないでしょう。多かれ少なかれ、人は誰でも不安を抱えながらお話しするものです。しかし、もしあなたが以下のように考えていたら赤信号です。


例えば、
「不安を感じる自分は弱い人間だ」
「あがり症な自分が恥ずかしい」
「不安にならない人が羨ましい」
「緊張をなくしたい!」


これらの考え方を皆さんしたことはありませんか?不安はマイナスの感情ですし、できれば綺麗さっぱりなくして楽しくコミュニケーションをしたい!と思うのは仕方がない面もあるでしょう。しかしこれらの考え方で対処しようとしても実際はうまく行かないことが多いのではないでしょうか?

・不安はゼロにならない

「不安な気持ち」は本質に根ざした感情なのでゼロになることはありません。それどころか、不安にこだわれば、こだわるほど、ますます悪化することがあります。緊張が大きくなると、「回避欲求」が出てきます。会話場面を避けるようになり、実践不足からコミュニケーション能力はつかなくなってしまいます。

ではどうすれば、不安とうまく付き合っていけば良いのか?ここで心理学の出番です!認知療法、森田療法、マインドフルネスという様々な対処法があるのです。

心理学の学習を進めるとコミュニケーションと心の問題が分かってきます。自分の悩みをより深めないように、心理学の学習をすることはコミュニケーション能力を高める上で必須だと言えます。

・スキルの学習をしっかり

さて!心のあり方が整理できたら「スキル」の改善も必要です。スキルの改善とは目に見える具体的な実践練習を意味します。


会話で考えてみましょう。傾聴の技術として、要約のオウム返しと言う技法があります。要約のオウム返しというのは相手の話をある程度まとめて、同じ意味で返す技法です。


例えば、

「昨日は友達と綱島の温泉に行ってきました。昔ながらの温泉で、こじんまりとしていましたが、なんだか雰囲気が昭和に戻ってきた感じでした。将棋盤があったり、牛乳の自販機があったり・・・単なる温泉以上の思い出ができました」


と話してくれたとしましょう。これに対して聞き手は

「昔の思い出がよみがえる様な懐かしい温泉だったのですね」

と要約して返します。聞き手の時は相手の話を20~30%ぐらいに要約して返すとバランスがよくなります。

・誰でも効果は出せる

こういった技術は、反復練習をすれば誰でもある程度はできるようになります。 これはスポーツと同じです。筋トレをすれば、誰でもある程度筋力はつきますよね。

プロレベルまで伸ばすとなると話は変わってきますが、正しい練習を行えば、誰でも一定のラインまでコミュニケーション能力を伸ばすことができるのです。


【今回のまとめ】
コミュニケーション能力を改善するには「心理学の学習」と「スキル」の2つを考えると言うことを抑えておきましょう!次回は「改善病」の落とし穴について解説をしていきます


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コミュニケーション能力向上のカギ!心理学の学習とテクニック