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初対面での会話のコツを心理の専門家が解説!飲み会が嫌いな人は必読!コミュニケーション能力UP

初対面,会話


29: 飲み会嫌いを克服する方法


・飲み会嫌いは損をすることも

歓迎会や合コンなどの飲み会場面では、初対面の人と顔を合わす機会が多いかと思います。当然、知らない人との会話が多くなり、「何を話せばいいんだろう?」と戸惑う場面も多くなります。 苦手意識がある初対面での会話に対して躊躇してしまいますよね。


しかし、いざ「飲み会を楽しみましょう!」と言われても、なかなかすぐに楽しむことは難しいでしょう。 飲み会が嫌いという意識はなかなかガンコだからです。 この飲み会嫌いにはどのように対処していけばいいのでしょうか?


・飲み会嫌いを無くす3つのコツ
ここで飲み会嫌いを無くすには、3つのポイントがあります。


1.話題を用意するのは必須!

1つ目は話題を用意するという点です。 飲み会が嫌いな方は「話題を振られたらどうしよう・・・」と不安になっているという特徴があります。

この不安に対処するには「話題を振られても大丈夫」な状態になっておく必要がります。 そのため初対面の人が多い飲み会や雑談をする機会があるときは、あらかじめ3つぐらい話題を用意しておくことをおすすめします。

講師の私(川島)も何か飲み会や喫茶店で雑談することがあったら、あらかじめ3つぐらいは話題を用意しています。


「今日は昨日食べラーメンの話をしよう」

「そういえばYoutubeで面白い動画を見つけたから皆に話してみよう」

「来月旅行に行くからその話をしよう」


こんな感じですね。 話題を用意することで自分自身も余裕を持って飲み会へ出席できるようになるでしょう。




2.近くの4人ぐらいと話せればOK

飲み会嫌いな方は「初対面でもたくさんの方と、会話しなくてはならない!」という思いに囚われてしまい、疲れてしまうという特徴があります。


例えば、8人の飲み会なら6人としっかり人間関係を築かなきゃ! とプレッシャーに感じてしまっているのです。確かにたくさんの方とお話することは成長につながるかもしれませんが、毎回このように考えていたら疲れてしまいますね。

飲み会は複数人であるほど自然と、ブロックに分かれるものです。例えば8人の飲み会だったら、自然と2ブロックぐらいに分かれて、結局は4人ぐらいの会話になるのが普通です。

せいぜい4人ぐらいの飲み会なんだと気楽に考えると良いでしょう。



3.過剰なプレッシャーを自分にかけない

皆さんは飲み会に出ている時に、

「飲み会では会話の中心にいないといけない!」
「会話の中心に居るべき」
「絶えず空気を読まなくてはならない」
「相手をいつもよいしょしなくてはならない」


と考えていることはありませんか? これでは肩に力が入ってしまい、疲れ果ててしまいますね。


これらの考え方は心理療法的に認知の歪みと呼ばれるものです。 コミュニケーションのエラーはこれらの少し行き過ぎた考えによって引き起こされることが多いのです。


そこで飲み会で初対面の人とも楽しく過ごすためには、飲み会に対する「認知の歪み」を治すことが大事になってきます。 具体的には過剰なプレッシャーを自分にかけず、「現実的で柔軟な考え方」に修正していきます。


そこで以下の問題を解いてみましょう!




【問題】
以下の文章を現実的な思考に修正してみましょう



①「飲み会ではみんなとうまく話さなくてはいけない」


②「初対面の人と楽しくすごさなくてはならない」


③「会話が盛り上がらなければならない」


自分なりに考え方を変えることができたでしょうか?
では解答例を見てみましょう。








解答例
①「飲み会ではみんなとうまく話さなくてはいけない」
・上手く話すことが目的ではない
 ・少しでも周りの人と話ができればいい


②「初対面の人と楽しくすごさなくてはならない」
・お酒の力を借りれば楽しくすごせそう
 ・気軽な気持ちで接してみよう!


③「会話が盛り上がらなければならない」
・会話が盛り上がらないときもある
 ・あまり考えすぎず力まないことも大事だ



このように、飲み会に対する極端な考え方を少し柔らかくするだけで飲み会への参加はわりと楽しくなると思います。




・話題を3つ用意する
・近くの4人と話す
・過剰なプレッシャーを自分にかけない
 ボチボチでOK(^^)



以上3つのポイントを参考にして、飲み会を楽しんでみてくださいね♪



・「初対面」のまとめ

今回で「初対面」のトレーニングは終了です。初対面では「自己紹介」「きっかけ作り」「べき思考の修正」を取り上げて、それぞれの対応法を紹介してきました。また、状況別の初対面場面について、仕事などフォーマルな初対面と、飲み会などプライベートな場面での初対面についても考えてきました。


初対面は人間関係の入り口でもあり、初対面に対する苦手意識を持ってしまうと、なかなか人間関係の幅を広げていくことが難しくなってしまいます。 人間関係が上手くいかない人の中には、初対面を苦手とし、苦労している方が多いようです。 筆者である私も初対面ではなかなか上手く会話をする事ができず、戸惑うことも多々あります。

だからこそ、対応をしっかり考えて、場を積み重ねていくことが大事になってきます!実際に講座に通って、初めての人とたくさん会話することを実践してみるのもいいでしょう。ぜひこれまでのトレーニングを活かして、自身のスキルアップに役立てて下さい^^



【今日のポイント】
★ 飲み会嫌いは損することが多い
★ 飲み会の肯定的な面を見る目も持とう!



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