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本音と建前を見抜くコツ!空気を読む力でコミュニケーション能力UP

本音と建前


33: どうやって空気を読む?


・状況を察する力をつける

前回は相手のしぐさの読み取り方として、「視線」「姿勢」「動作」に注目して、本音と建前を読み取る方法を紹介しました。 言葉よりも非言語情報である“しぐさ”にこそ本音が表われやすく、そのサインを読み取ることで相手のことをもっと理解しやすくなります!

これまで非言語コミュニケーションから本音と建前を見抜く方法をお伝えしましたが、今回は場の空気を読む力で相手の気持ちをつかむコツを解説していきます。


・空気が読めないとは

「KY」という言葉が出てきて、「空気が読めない」という意味が広く知れ渡りました。 場の空気が読めないことはネガティブなこととして捉えられ、人間関係において問題となります。

例えば、空気が読めないことで仲間から外されたり、距離を置かれるといったことがあります。 それは、子供の友達同士の間だけでなく、大人の様々な人間関係でも起こっていることです。

しかし、“空気を読む”といっても、そう単純なことではありません。 空気を読むためには、例えば、相手の顔色をうかがって行動をしたり、相手に失礼のないよう振舞ったり、言いたいことを抑えたり…と相手の様々な行動や発言に気を配っていかなければなりません。

つまり、空気を読むためには相手のわかりにくい情報を読み取って、その場に合うよう正確に行動していかなければいけないということになります。


・空気が読めないのには3つの原因

では、空気が読めない原因にはどのようなことがあるでしょうか? 空気を読むためには複雑な要因が絡んでいることが考えられますが、大きく分けると3つに原因を探ることができます。


1つは「一方的な会話」です。
空気が読めていないと、会話が一方的になってしまいます。矢継ぎ早に話をしてしまったり、相手の発言を待つことができないということが起きてしまいます。

2つ目は「話しかける間」です。
話しかけるタイミングと言ってもいいでしょう。 例えば、仕事で忙しい状況なのに頼みごとをしてしまうなどのことです。

3つ目は「心理的な距離」です。
特に親しい間柄ではないのに、馴れ馴れしい会話をしてきたり、距離を縮めてこられると引いてしまいますよね。 こうした相手との関係性が読めていないことも、空気が読めないとされてしまいます。


・「間」をつかもう!

これらの原因に対処していくためにはどのようなことに気をつけていかなければならないのでしょうか?それは、「」をつかむということです。 上の3つの原因すべてに共通することが「間」をつかむことであり、空気を読むためのカギとなります。

具体的には会話の中での沈黙の間や、話しかけのタイミングの間、関係性の間などです。どれも適度な間を取っていくことが、空気を読むための秘訣につながっていきます。

普段から意識して取り入れてみてください。繰り返し行うことで身について行きます。焦る必要はありませんよ。空気を読む力を付けて、相手の本音と建前を見抜いて相手の気持ちにあった行動を目指しましょう!
 
次回は、本音と建前を見抜く方法として「相手の会話を正しく理解する」ことについて解説していきます。

 
  【今日のポイント】
★ 空気が読めないことは人間関係に直結する
★ 空気を読めないのには3つの原因がある!




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