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いじめ撲滅

~ 講義・講演会の様子 ~ 宮城県宮城野高等学校様へ講演

宮城県宮城野高等学校様へ講演

はじめまして!
いじめ撲滅委員会代表の栗本顕です。

私は学生時代、そうぜつないじめを体験してきました。
その後この問題を世界からなくすことを決意し、心理学の大学院でいじめの防止策を研究してきました。

現在は公認心理師として、いじめの解決策や、教育相談を行っています。

全国の小~高校生・保護者のかた、先生方にカウンセリングや教育相談を行っています。

大学生の頃から、とりわけ「いじめ」をテーマに研究を続けており、もうすぐで10年になろうとしています。
私自身がいじめが原因で不登校になった経験を大いに活かし、今後のいじめ対策に貢献ができればと思います。

今回は、宮城県宮城野高等学校の学生さんに「いじめについての講演会」を行ってまいりました。
いじめについて、興味・関心がある学生さんたちがいると聞いて「ぜひお話をしたい!」とお引き受けさせていただきました。

2019年10月17日ー宮城県宮城野高等学校

目次

学生さんからの質問と回答

私の方から一方的に、いじめについて話すのではなく、「学生さんたちからの質問に答える」形式をとらせていただきました。
高校生とは思えないほど、内容の濃い質問ばかりで、「すでに現場に出ているでは?」と思うほどでした。

そこで、今回はその一部をご紹介します。

<質問内容>(一部抜粋)

→素晴らしい視点の質問ありがとうございます。

被害者に親身になって話を聞くことは、本当に素晴らしいことで、正しいことです。
この場合は、話を聞く人は単独で行動せずに、あらかじめ誰か(先生等)と相談したうえで行動をすると良いと思います。
そして、もし脅された場合は、それはその話を聞いた人へのいじめにもなります。
あらかじめ相談していた人に協力をしてもらって、解決に向けて大きく動いてもらうと良いと思います。

→この状況、実はとても多くあります。よく調べ上げましたね!

いじめはそもそも、被害者と加害者の間だけで行われているものではありません。
いじめが発生している環境、発生してしまう環境にも問題があります。
つまり、被害者が望んでいなかったとしても、その環境は変えていかなければいじめは多発します。
被害者以外の人がいじめに相談しても問題ありません。

→見落としがちだけど、実はかなり重要なことです。

これは、いわゆる「仕返し」・「報復」などと言われるものです。
また、「陰湿化する」こともあります。
そのためには、まず相談する時は「〇〇が相談したと言わないでください」等と前置きをすることが実は効果的です。
また、対応する時には「クラスで〇〇という話を聞いた」などという形で他にも「報告をしてくれる人がいるぞ」と感じてもらうことがポイントです。

→よく見つけた言葉だと思います。「仲間意識」、一見素晴らしい言葉なのですがその反面を表しています。

仲間意識から、その集団の中では異なることはしてはいけない、異なることを知れば排除されてしまう。
学校、クラスでこのようなことが起こります。
これから国際化が加速していく中で、さらに気を付けていかなければなりません。
個人の特性を殺さない、尊重し合う「柔軟な仲間意識」を作っていくことが大切だと思います。

→この点は、現場で働いている人でも見落としてしまう可能性のあるものです。
鋭い視点です。

優しさは時として、その人の為にならないことがあります。
いじめの被害者への安易な励ましや優しさはそれを引き起こすことがあります。
一番多い例としては、「色紙などの寄せ書きを渡す」・「『頑張れ』と言う」ことです。
「色紙を渡す」ことは、病気などの理由の時は良いですが、いじめが原因の場合、被害者から見れば「加害者が書いている」「嘘っぱち」「先生に言われたから書かされている」と思い場合があります。
もし、加害者が「みんなで待ってるよ」なんて書いたらもはや脅しですよね。

このように、かなり高度で、かつ鋭い視点でいじめについて問題意識を持っている学生さんたちでした。
将来がとても楽しみです。

2019年10月17日ー宮城県宮城野高等学校

・学生さんたちの感想

ここで、学生さんたちの感想を一部ご紹介します。

このように感想を頂けることは、とてもうれしいことです。
さらに活動を続けていくための原動力になります。

<学生さんたちの感想>(一部抜粋)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年10月17日ー宮城県宮城野高等学校

講演をさせていただいて

今回、高校生にいじめについて話をするということで、内容についても学生さんにわかりやすいものに限定をしました。
しかし、あまりにも視点が素晴らしかったので、少し高度なことについても触れさせていただきました。

ご依頼をお引き受けして、本当に良かったと思います。
今回のように、いじめについて関心のある学生さんが増え、それそれがいじめについて考えて、解決や未然防止について活動してくれることを願っています。

ありがとうございました。

2019年10月17日ー宮城県宮城野高等学校

相談をご希望の方へ

いじめ撲滅委員会では、全国の小~高校生・保護者のかた、先生方にカウンセリングや教育相談を行っています。カウンセラーの栗本は、「いじめ」をテーマに研究を続けており、もうすぐで10年になろうとしています。

・いじめにあって苦しい
・いじめの記憶が辛い
・学校が動いてくれない
・子供がいじめにあっている

など、いじめについてお困りのことがありましたらご相談ください。詳しくは以下の看板からお待ちしています。

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