社交不安障害をセルフチェック!原因・対処法・治療法①
はじめまして!臨床心理士の加賀、精神保健福祉士の川島です。私たちは現在、こちらの初学者向けコミュニケーション講座の講師をしています。コラムを読んで興味を持っていただいたら、是非お待ちしています。
今回は「社交不安障害」をについてお話していきます。目次は以下の通りです。
- 社交不安障害とは何か?
- 10代が発症のピーク
- 相談の遅れに注意
- 対人恐怖心性格
- 診断とチェック
- 改善する4つの方法
各コーナーにはもっと深く知りたい!という方のためのリンクがあります。まずは全体を読んでみて、気になる場合はリンク先をクリックしてみてください(^^) それでは早速、社交不安障害の基礎から解説させて頂きます。
*監修の川島(精神保健福祉士)が動画でも解説しています。
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社交不安障害(SAD)とは?
・定義,診断基準
まずは、社交不安障害(SAD)がどのような障害か解説します。社交不安障害(SAD)とは、社交場面や対人面において恐れや不安を抱き、それを回避することで日常生活に支障を生じる疾患のことです。例えば、実際に人とのコミュニケーションの場面で
・失敗したらどうしようと考えてしまう
・嫌われているのでは?と心配する
・馬鹿にされるのでは?と心配する
・人前でのスピーチが苦手で避ける
このように対人場面で緊張や不安を感じてしまう人は、少なくないと思います。しかし、不安や緊張が過剰に膨らみ過ぎると、挑戦したかった仕事なのに挫折する・・・本当は人の輪の中に入って楽しみたいのに参加できない・・・など日常生活に支障をきたしてしまいます。また、不安を無理やり消そうとするあまり不安が増大してしまいます。これらが、社交不安障害の特徴であると言えます。
歴史‐日本人がはじめの研究
・歴史
社交不安障害は様々な変遷を経ていまの呼び名になっています。以下、菊池(2013)の論文を参考に歴史を概観しましょう。
1930年代
人間関係で恐怖を覚えるような症状は1930年代からはじまり、「対人恐怖症」という名称を使っていました。人が怖いという症状は日本人特有と考えられ、森田正馬という心理療法家を中心に治療法が開発されてきました。
当時は、人が怖いという症状は、文化的な側面が強いと考えられていて、「恥」を文化とする日本特有の症状であると考えられていました。
1980年代
その後、1980年代になると、アメリカ精神医学会により、「社会恐怖(social phobia)」という概念が導入され、国際的にもこのような症状があることが広がっていきました。
1990年代
1994年にはアメリカ精神医学会が、Social Anxiety Disorderと名称変更を行いました。日本では社会不安障害と呼ぶようになりました。
2000年代
社会不安障害という名称はわかりくい面もあったため、2008年に日本精神神経学会が、「社交不安障害」と名称変更を行いました。近年では、人が怖い、対人恐怖、会食恐怖などの症状がある場合は「社交不安障害」とされることが一般的になっています。
10代からの発症がほとんど
精神医学の世界では、視線恐怖症は「社交不安症」の症状として考えられています。ここで、社交不安症を発症する年齢の割合を示したグラフがあります。
約75%の人が15歳以下で発症していることがわかります。(図.1)対人不安症の特徴としては、発症した年齢と医療機関に訪れた年齢が異なることが挙げられます。
ある研究では、発症年齢から10年後以上の30代半ばで専門機関を訪れる傾向があることが報告されています。相談の遅れると、視線恐怖症の克服に時間がかかってしまうケースもあるため注意が必要です。
30代後半から落ち着く
・30代後半から落ち着く
社交不安障害は30代後半から落ち着くことも分かっています。日本では日本医療開発機構の川上(2016)が調査を行いました。その結果、以下の図のように若い方ほど有病率が高いことがわかりました。
35歳以降ですとガクンと減少するのがわかります。もし、若い方で社交不安障害で悩んでいるとしても、年齢とともに減少していくと考えると希望が持てますね。同じく、川上(2016)の調査では、男性に比べ、女性の方が有病率は高いという結果が出ています。
・女性も増加傾向
社交不安障害は、決して珍しい症状ではなく、また、年齢も子どもから大人まで幅広い世代の問題であること、男性よりも、女性が多いという統計もあります。社交不安に近い対人恐怖症研究では、男性の方が多かったのですが、女性の社会進出とともに傾向が変化してきているのかもしれません。精神保健福祉士、講師川島の現場感覚では6対4で男性が多いですが、15年前よりもその比率は近くなってきていると感じます。
社交不安のメカニズム
社会不安障害はどのようなメカニズムで起こるのでしょうか?いくつかの研究を紹介したいと思います。
研究① 対人恐怖心性
堀井・小川(1996)の研究によると対人恐怖心性とは以下の6つの特徴があることが分かっています。
・自分や他人が気になる
・集団に溶け込めない
・社会的場面で当惑する
・人の目が気になる
・自分を統制できない
・生きることへ疲れている
これらの対人恐怖心性について、実際にメンタルへルスにどのような悪影響があるのでしょうか?堀井(2014)は大学生4461人を対象として、対人恐怖心性について調べました。その結果、下図のような結果となりました。対人恐怖心性は、いくつもの恐怖の感情と関連していることがわかります。
0.85、0.82・・・という数字がありますが、これは統計的な関連の強さを表す数字なのです。心理学の世界では0.4未満以下は弱い影響、0.4~0.7はある程度影響、0.7以上でかなり影響すると考えます。対人恐怖心性は、孤立恐怖、自己視線恐怖、加害恐怖、登校回避に大きく影響を及ぼすることがわかります。
研究② 公的自己意識と私的自己意識
先程お伝えした堀井・小川(1996)の研究よると対人恐怖心性には、「他人が気になる」「人の目が気なる」という項目がありました。人の目が気になるという気持ちはかなりの部分で社交不安障害と関連しています。
私たちはには自意識がありますが、この自意識は心理学的に2つの種類があります。
「公的自己意識」・・・他人の目を気にする
「私的自己意識」・・・自分がどうありたいかを大切にする
この2つのうち社交不安障害の方は、公的自己意識に偏りすぎていると考えられます。他人の目を気にするあまり、相手と目を合わせるのが怖くなってしまうのです。
堀井(2001)の研究では、公的自己意識・私的自己意識と、対人恐怖との関連が調べられています。実験では、高校生256名、大学生271名、計527名の青年を対象に質問紙を用いて、調査を行いました。その結果が以下の図になります。
まずは男子から見ていきましょう。特に「公的自己意識」に大きな影響を与えているのは、「自分や他人が気になる心性」であることが分かります。一方で、どの心性も私的自己意識にはほぼ影響がないと言えます。
次に女子はどうでしょうか。男子に比べて公的自己意識への影響が大きいことが分かります。女子の周囲からの評価を気にする傾向にあるのですね。しかし、私的自己意識では、若干の負の相関があるものの、ほぼ影響ない程度です。
研究③ 不安コントロールが苦手
社交不安障害(SAD)をはじめとする不安障害の方は、否定的な感情や緊張などの身体の変化があると、感情をコントロールできず、混乱しやすいと考えられています。城月健太郎(2013)は、社交不安障害(SAD)患者14名と大学生251名に対し、不安のコントロール感に関する調査を行いました。結果が下図となります。
大学生の方が点数が高く、SAD患者のグラフが小さくなっていますね。これは健康的な大学生は不安をコントロールできる感覚があり、SAD患者は不安をコントロールできない感覚があることを示しています。このように不安をコントロールできない状態が続くと、社交不安障害が長期化する恐れがあるため注意が必要です。
研究④ 身体症状が予期不安につながる
社交不安障害は交感神経が優位な状態で起こりやすいと言えます。交感神経が優位な状態は、健康的な範囲であれば、心身が「集中モード」になっていると言えるので、パフォーマンスの向上に役立ちます。
しかし、過剰になると
・顔がこわばる
・手足が震える
・汗をかく
・対人場面を頻繁に回避する
このような身体症状が現れます。さらにはその症状が一度あると、次顔が赤くなったらどうしよう、緊張して固まってしまったらどうしようという予期不安につながり、対人場面を避ける要因になってしまうのです。予期不安は社交不安障害に特徴的で、人と接する前から失敗するイメージを過剰にしてしまうなどが挙げられます。
・身体症状と悪循環
このような身体症状が社交不安障害を悪化させるプロセスは以下のようにあらわされます。
①人の目を気にする
↓
②顔が赤くなる(赤面状態になる)
↓
③赤面状態を見られたくない
↓
④対人場面を避けてしまう。
↓
⑤不安が大きくなり赤面が強くなる
というように、悪循環となってしまいます。このように、①から⑤が繰り返され、悪い循環が続いていってしまいます。身体症状が強い場合は副交感神経を活性化させる、リラクゼーション法が有効になることもあります。
社交不安障害の原因と解決策
ここからは改善策について解説していきます。社交不安障害を改善する上では大きく分けて、2つのやり方があります。
・薬物療法
薬物療法は心療内科や精神科で行われます。社交不安が強く出て社会生活が困難なレベルの方は心療内科や精神科の受診も視野に入れましょう。薬物療法では主にSSRIを使用します。コラムでも後程紹介していきます。
・心理療法
心理療法は薬を使うのではなく、考え方や心の在り方を見直して心の問題を改善していく手法です。例えば、アメリカの研究では、認知行動療法は、副作用が低く、大きな治療効果が認められています。つまり、社交不安障害特有の認知の偏りにアプローチして症状を緩和させるのが目的です。心理療法には様々な種類があるので、自分にあったものを捜すといいでしょう。
比較的軽度の方、予防方法を知りたい、薬物療法には抵抗がある方は、当サイトで紹介する心理療法が役に立つかもしれません。社交不安障害への対策は複数あります。以下いくつかの両方を紹介します。自分に合いそうだなと思う項目についてリンク先をチェックしてみてください。
①認知療法の活用
否定的な考えと大きな見積もり
ここからは具体的な改善策をお伝えします。社交不安障害の人は、対人場面で否定的な予測や解釈をして、不安が増大するう傾向にあると言われています。例えば、人前でプレゼンをする際に「うまくできない」⇒「もう仕事で信頼されない」と過剰に否定的な未来を予測し、不安でパニックになってしまうのです。
客観的に自分を把握しよう
このような不安に対処する手法として有効なのが「認知療法の活用」です。認知療法は世界中で使われている心理療法の1つで、考え方を柔軟にすることで、メンタルヘルスを獲得することを目的としています。欧米では保険適応の対象になる国もあります。否定的な予測をする癖がある…という方は、 コラム②での解説とワークをチェックしましょう。
②緊張を緩めるリラックス法
予期不安
緊張感や不安感が高い時は、身体にも変化があります。例えば、「顔が赤くなっていないだろうか?」「汗が大量に出て気持ち悪がられていないだろうか?」と考えるとコミュニケーションの中身に集中できませんよね。そして「症状が出たらどうしよう」という予期不安が日常生活に影響を及ぼすのです。
リラックス法が効果あり
緊張した身体を緩める方法としてリラクゼーションは効果があります。自分にあった方法を身に付けることで、予期不安と上手く付き合えるようになります。不安が強くなると身体に変化が出る…という方は、コラム③の解説と対処法をチェックしてくださいね。
③逃げ癖を直す・回避欲求への対処
回避行動が恐怖を拡大
回避行動コミュニケーションの中で相手からの否定的な反応を受け取るのは怖いことです。そのような思いをしたくなければ回避することも可能です。しかし、回避行動が極端に増えてしまうと、恐怖の対象が拡大してしまうのです。
行動レパートリーを増やそう
回避行動で不安が強い場合、より適応的な行動のレパートリーを増やしていくことが必要です。当コラムでは、行動レパートリーを増やすポイントをご紹介します。人がいる場面があると回避する…と感じる方はコラム④の解説をチェックしてくださいね
④SSTで会話力を付ける
会話力の不足
会話力が欠如すると、人と関わることに消極的になり、対人関係での不安を強めてしまいます。また、不安が大きくなると「話せなかったらどうしよう…」「変に思われるかも」など予期不安にもつながることもあります。
会話力のスキルを身に付ける
本コラムでは、会話力を付けるスキルとして「ソーシャル・スキル・トレーニング(Social Skill Training : SST)」をご紹介します。他者との適切なコミュニケーションの中で会話力を伸ばし、社交不安の症状の緩和を目指していきましょう。会話力を付けたい!という方はコラム⑤の具体的な方法や練習問題をチェックしてみてくださいね。
⑤森田療法で受け入れる
症状への強いこだわり
症状への過剰なこだわりは、症状を悪化させてしまうことがあります。これは、精神交互作用という心理状況で、不安な気持ちを排除しようとすればするほど、不安な気持ちが強まってしまいます。この悪循環を断ち切るには、こだわる気持ちの捉え方を変えることが大切です。
「あるがまま」を大切にする
本コラムでは強いこだわりを緩和する方法として、精神療法の1つ「森田療法」をお伝えします。森田療法は、あるがままを受け止めて考える方法です。人間関係への不安をあるがまま受け止めることで、不安への過剰なこだわりを緩和できるようになります。不安な気持ちにこだわってしまう…という方はコラム⑥を確認してみてください。
コミュニケーション講座について♪
ここで少しだけお知らせをさせてください♪ 私たち臨床心理士・精神保健福祉士は、社交不安を改善し、暖かい人間関係のある社会を創ることを目的として、コミュニケーション講座を開催しています。
心理療法やソーシャルスキルの練習を勉強したい方はぜひお待ちしています。1人で抱え込まずに、専門家やたくさんの仲間と相談しながら進めていくと、心強いと思います。もしコラムを読んでみて、もっと心理学を学習したいと感じたら、こちらの心理学スキル講座のページを参照ください。それでは先に進みましょう!
社交不安障害・簡易予防診断
それではここで実際に今の状況を知るために、「社会不安障害・簡易予防診断」をしてみましょう。*医療行為ではありません。あくまで参考程度に検討してみてください。

社交不安障害傾向(MAX 40)
社交不安障害傾向(MIN 8)
あなたのライン
点数が高いほど社交不安が強い状況です。以下の基準を参考にしてみてください。
・34~40 かなり強い
・30〜33 やや強い
・25〜29 ややあり
・8~24 あまりない
*社交不安は女性がやや強いという調査もありますが当診断では男女はほぼ見られない状態です。30点以上の方は注意が必要です。予防として認知行動療法の学習などをお勧めします。解説:精神保健福祉士 川島達史
社交不安障害傾向(MAX 40)
社交不安障害傾向(MIN 8)
あなたのライン
ご自身の年代と比較をしてみましょう。社交不安の統計では若年層ほど高く、年齢を重ねるごとに逓減していくと言われています。また1960年代の方はほとんど診断をしていないことから、社交不安の症状が緩和されていると推測されます。
あなたが所属する群
↓
下記の3群にあてはまった方は注意が必要です。
・34~40 かなり強い
・30〜33 強い
・25〜29 ややあり
-
総合
順位 都道府県 平均値 回答数 1 福島県 36.2 15 2 長崎県 34 3 3 岡山県 33.6 10 4 青森県 33.33 15 5 岐阜県 33.27 11 6 大分県 33.2 5 7 鹿児島県 33.18 11 8 和歌山県 33.17 6 9 徳島県 32.83 6 10 富山県 32.71 7 11 広島県 32.57 14 12 山口県 32.5 6 13 愛知県 32.26 39 14 石川県 31.89 9 15 長野県 31.65 17 16 熊本県 31.6 10 16 静岡県 31.6 15 18 福岡県 31.57 37 19 茨城県 31.42 19 20 千葉県 31.35 37 21 滋賀県 31.13 8 22 北海道 31.07 61 23 山形県 31.06 18 24 宮城県 31 26 25 東京都 30.81 131 26 三重県 30.5 14 26 香川県 30.5 4 26 島根県 30.5 6 29 栃木県 30.38 16 30 新潟県 30.36 14 31 埼玉県 30.29 62 32 神奈川県 30.19 68 33 高知県 30.17 6 34 大阪府 29.92 59 35 京都府 29.84 19 36 宮崎県 29.67 3 37 岩手県 29.45 11 38 福井県 29 4 39 愛媛県 28.5 8 40 沖縄県 28.45 20 41 佐賀県 27.67 3 42 兵庫県 26.77 43 43 秋田県 26.7 10 44 群馬県 26.25 8 45 鳥取県 26 4 46 山梨県 25.89 9 47 奈良県 20.79 14 -
男性
順位 都道府県 平均値 回答数 1 鹿児島県 40 1 2 福島県 37.67 3 3 富山県 37 1 4 青森県 35.67 3 5 京都府 34.33 3 6 和歌山県 33.67 3 6 三重県 33.67 3 8 広島県 32.33 3 9 茨城県 32 1 10 埼玉県 31.69 16 11 北海道 31.67 15 11 静岡県 31.67 3 11 愛知県 31.67 12 14 東京都 31.5 46 15 神奈川県 31.37 19 16 栃木県 31.2 5 16 沖縄県 31.2 5 18 宮城県 31.15 13 19 群馬県 31 1 19 愛媛県 31 2 21 山形県 30 8 22 千葉県 29.9 10 23 岩手県 29.75 4 24 大阪府 29.68 22 25 岐阜県 29.5 2 25 新潟県 29.5 4 27 島根県 29 1 27 徳島県 29 1 29 兵庫県 28.75 8 30 福岡県 28.29 7 31 石川県 28 1 31 大分県 28 1 31 長野県 28 1 31 岡山県 28 1 31 福井県 28 2 36 山梨県 27.5 2 37 熊本県 27.33 3 38 香川県 27 1 39 秋田県 26.75 4 40 佐賀県 26 1 41 高知県 15 1 42 鳥取県 14 1 -
女性
順位 都道府県 平均値 回答数 1 福島県 35.83 12 2 大分県 34.5 4 3 岡山県 34.22 9 4 岐阜県 34.11 9 5 長崎県 34 3 6 徳島県 33.6 5 7 熊本県 33.43 7 8 高知県 33.2 5 9 長野県 32.87 15 10 和歌山県 32.67 3 11 広島県 32.64 11 12 青森県 32.55 11 13 愛知県 32.52 27 14 鹿児島県 32.5 10 14 山口県 32.5 6 16 石川県 32.38 8 17 福岡県 32.33 30 18 千葉県 32.19 26 19 富山県 32 6 20 山形県 31.9 10 21 香川県 31.67 3 22 茨城県 31.59 17 23 静岡県 31.58 12 24 北海道 30.87 46 25 宮城県 30.85 13 26 滋賀県 30.8 5 26 島根県 30.8 5 28 新潟県 30.7 10 29 東京都 30.58 84 30 大阪府 30.03 36 31 栃木県 30 11 31 鳥取県 30 3 31 福井県 30 2 34 埼玉県 29.8 46 35 神奈川県 29.77 47 36 宮崎県 29.67 3 37 三重県 29.64 11 38 岩手県 29.29 7 39 京都府 29 16 40 佐賀県 28.5 2 41 沖縄県 27.79 14 42 愛媛県 27.67 6 43 秋田県 26.67 6 44 兵庫県 26.31 35 45 群馬県 25.57 7 46 山梨県 25.43 7 47 奈良県 20.79 14
2018年6月11日に公開しました。現在集計中です。統計データを増やしたいのでご協力頂ける方は拡散を希望します。
*長所
社交不安障害傾向がかなり強いと言えます。対人不安がある方は、注意深く対人関係に取り組むため、礼儀正しい印象を持たれることが多いと言えます。また過度に自分をひけらかすことがないため、奥ゆかしく思われることもあるでしょう。人間関係に敏感な分、人の気持ちの描写などが得意な方もいます。
*注意点
社交不安障害は回避行動と結び付きやすいと言われています。人がいる場面を長期的に避ける生活を続けると社会性がなくなり、生きにくさを抱えることになります。本コラムで基本的な対策を解説しましたので参考にしてみてください。また社交不安傾向がかなり強いと感じる方は心療内科や精神科の受診も視野に入れましょう。
*長所
社交不安障害傾向が強いと言えます。対人不安がある方は、注意深く対人関係に取り組むため、礼儀正しい印象を持たれることが多いと言えます。過度に自分をひけらかすことがないため、奥ゆかしく思われることもあるでしょう。人間関係に敏感な分、人の気持ちの描写などが得意な方もいます。
*注意点
社交不安は回避行動と結び付きやすいと言われています。人がいる場面を長期的に避ける生活を続けると社会性がなくなり、生きにくさを抱えることになります。本コラムで予防策を解説しました。興味がある方は参考にしてみてください。
*長所
社交不安障害傾向がややありますが、健康的な範囲内と言えます。人が怖いという気持ちはありつつ、それなりに社交的な場面に参加をされている方が多いでしょう。また対人不安がある方は、注意深く対人関係に取り組むため、礼儀正しい印象を持たれることが多いと言えます。過度に自分をひけらかすことがないため、奥ゆかしく思われることもあるでしょう。人間関係に敏感な分、人の気持ちの描写などが得意な方もいます。
*注意点
社交不安は回避行動と結び付きやすいと言われています。人がいる場面を長期的に避ける生活を続けると社会性がなくなり、生きにくさを抱えることになります。本コラムで予防策を解説しました。興味がある方は参考にしてみてください。
*長所
社交不安傾向はなし~あまりないと言えます。点数が低いほど人が怖いという気持ちは少なく、社交的な場面に参加をされている方が多いでしょう。社交不安傾向が少ない方はソーシャルスキルが高く、孤独感が低いことが分かっています。暖かい人間関係の中でメンタルヘルスも良好な方が多いでしょう。10点代の方は接客業や営業職など人と日常的に接する仕事も向いていると言えます。
*注意点
社交不安傾向がほとんどない方は、アグレッシブな分、「主導権の握りすぎ」が問題になることがあります。18点以下ぐらいになると注意が必要になってきます。特におとなしい方、口下手の方と話すときは、ゆっくり話す、主導権を握りすぎないなど配慮をしながら話すことも意識しましょう。
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社交不安障害の思考傾向を変えよう
ここまで社交不安障害の特徴や原因、解決策をお伝えしました。日々の出来事にネガティブな気持ちを抱く事で、対人関係がうまくいかなくなったり、心身のバランスを崩すことにもなりかねません。
これからご紹介する社交不安障害特有の思考傾向を変化させる方法を知ることで、社交不安障害の症状への理解が深まり、症状軽減のヒントにしてください。
次回は、社交不安障害特有の思考傾向を変化させる方法の1つ目「認知療法の活用」について紹介します。(もう少し下に次のコラムボタンがあります)
コラム監修
名前
川島達史
経歴
- 精神保健福祉士
- 目白大学大学院心理学研究科修士
- 社会心理学会会員
取材執筆活動など
- AERA 「飲み会での会話術」
- マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
- サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
- TOKYOガルリ テレビ東京出演
ブログ→
YouTube→
Twitter→
*出典・参考文献
・音羽健司・森田正哉(2015). 社会不安症の疫学――その概念の変遷と歴史―― 不安症研究, 7, 18-28.
国立研究開発法人日本医療研究開発機構 障害者対策総合研究開発事業(精神障害分野)
精神疾患の有病率等に関する 大規模疫学調査研究:世界精神保健日本調査セカンド
主任研究者 川上憲人 平成28(2016)年5月
城月 健太郎・児玉 芳夫・野村 忍・足立 總一郎 2013 不安のコントロール感に関する基礎的検討―社交不安障害の観点から― 心身医学, 53:408-415
社交不安障害(social anxiety disorder: SAD)を合併した発達性吃音症の1例
菊池 良和, 梅崎 俊郎, 山口 優実, 佐藤 伸宏, 安達 一雄, 清原 英之, 小宗 静男
音声言語医学/54 巻 (2013) 1 号/書誌
対人恐怖心性尺度の作成 上智大学心理学年報 (20), 55-65, 1996 堀井 俊章 小川 捷之
AWAKAMI, N., TAKESHIMA, T., Ono, Y., UDA, H., HATA, Y., NAKANE, Y., NAKANE, H., IWATA, N., FURUKAWA, T. A., & KIKKAWA, T. (2005). Twelve-month prevalence, severity, and treatment of common mental disorders in communities in Japan: preliminary finding from the World Mental Health Japan Survey 2002–2003. Psychiatry and Clinical Neurosciences, 59, 441-452.
Mayo-Wilson, E., Dias, S., Mavranezouli, I., Kew, K., Clark, D. M., Ades, A. E., & Pilling, S. (2014). Psychological and pharmacological interventions for social anxiety disorder in adults: a systematic review and network meta-analysis. The Lancet Psychiatry, 1, 368-376.
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