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アンガーマネジメント‐相手への期待値を下げる

アンガーマネジメント‐期待値を下げる

アンガーマネジメントコラム①では、怒りを制御するための基本的な考え方をご紹介していきました。今回は「期待値を下げる」について解説をしていきます。

 

アンガーマネジメントと期待

怒り=期待が裏切られた

怒りは「期待が裏切られた」結果の反応であると言えます。例えば、以下のような状況ではどうでしょうか。

友達と13時に東京駅で待ち合わせ
しかし友人は13時30分に到着!
謝罪の言葉はゼロ

このような状況では大概の方は、怒りを覚えるでしょう。一方で、中にはうまく怒りの感情をコントロールする人もいます。

なぜこのような違いが出てくるのでしょうか。アンガーマネジメントを「できない人」と「できる人」の考え方の違いを比べてみましょう。

アンガーマネジメントできない人

アンガーマネジメントできない人は、期待値が高いことが多いです。

遅刻は非常識な行為だ
遅刻したら詫びるのは当然!
1分でも遅刻したらNG
  ↓
30分も遅刻するなんて!ふざけないで!と、どなるように怒る

このように自分の理想通り動いてくれない相手を強い口調で叱ってしまいます。

アンガーマネジメントできない人

 

アンガーマネジメントできる人

一方でアンガーマネジメントできる人は

遅刻することは誰にでもある
プライベートはゆるく付き合いたい
次回からは遅刻前提で集合時間を決めよう
 ↓
遅刻は残念だな…何かあった?

このように他人に対して過度の期待をしないようにして、冷静に相手と話し合うことができます。

アンガーマネジメントできる人

期待値と怒りの関係

下記は、期待値と怒りの関係を図で表したものです。

アンガーマネジメント

期待値である「50」を下回れば下回るほど、相手への不満がたまります。一方で相手への期待が50をうあわ回ると、怒りも起こりにくくなるというわけです。

この意味で、いつも周りに対して怒ってしまう方は、相手への期待をあらかじめ低めに設定することも大事になってきます。

怒りをコントロールするには

ここからは期待値を下げて、アンガーマネジメントする方法を解説していきます。手順としては以下の通りです。

①期待との「差」を知る

まずは自分の期待と相手の行動に、どれだけ差が開いているのかを把握していきましょう。

自分の期待 約束の時間に来る
相手の行動 10分遅れ

②思考を修正

次に期待値の高い思考を修正していきましょう。人は誰でもミスをするものです。より相手の行動との差が少ない思考を考えてみてください。

私も遅刻したことがある
相手にも事情があるかもしれない

③怒りを眺める

最後に、怒りの変化を観察していきます。徐々に怒りが収まっていったら成功です。

怒りが少しずつ減っていくな…
不満はあるけど怒りまではいかないな…
どんどん落ち着いてきたな…

 

期待下げ練習

それではここで、練習問題にチャレンジしてみましょう。以下の状況に対して期待値を下げた思考に修正して、アンガーマネジメントを練習してみてください。

コンビニに弁当を買いに行く
店員さんがだるそうに接客する
「温めでお願いします」と言う
店員さんは弁当をレンジに投げ入れる

 

①期待との「差」を知る

自分の期待 
相手の行動 

②思考を修正

 

③怒りを眺める

 

 

解答例
①期待とのギャップを把握する

自分の期待
弁当を丁寧に扱う 明るく接客してほしい

相手の行動 
弁当を雑に扱う 終始やる気なさげ

②思考を修正する

仕事なのだから切り替えるべきだが、機嫌が悪い時は誰にだってある。ひょっとすると、体調が凄く悪かったのかも。接客態度はどうあれ温かいお弁当が食べられればOK!

③怒りを眺める

店員さんへの怒りが和らいできたな‥
だいぶ落ち着いてきたな…
イライラが薄れてきているな…

 

まとめ

いつも周りに怒ってしまう、褒めるよりも叱ることが多い、と感じる方は期待値下げを試してみてください。きっと以前よりも穏やかな気持ちで人間関係を築くことができるとおもいます♪

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