>
>
>
ストレスの対処行動を考える「二次評価」とは

ストレスの対処行動を考える「二次評価」とは④

コラム③では、ストレスが起きる仕組みの1つ「一次評価」について解説していきました。その状況のとらえ方や性格がキーポイントでしたね。

今回は、ストレスが起きる過程の2つ目「二次評価」について解説します。

ストレスの影響する二次評価

一次評価でストレス要因が有害なものと評価したときに、その状況を処理したり対処するために、何をすべきかを検討するステップが、二次評価です。

このステップでは自分の知識や経験、周りにある資源、その人のパーソナリティなどを踏まえて、いつどこで何をすればベストな結果が得られるのか様々な対処方法を考えていきます。

例えば、自分の仕事で手一杯なのに、上司に仕事を手伝ってくれと言われた場合、それでも引き受けるべきか、断るべきか、断るとしたらどんな言い方で断るかを検討していきます。

具体的には以下の2つを評価します。

1.結果期待
「効果的な方法を知っているか」

2.効力期待
「その効果的な方法を実行できるか」

この2つの点を検討し、結果的に「対処できる」と評価された場合ストレスは緩和され、「対処できない」としたときにはストレス反応が起こります。

過去に同じようなストレスを克服した経験があれば、対処法がわかるのでそこまでストレスになりませんし、未知の問題であればどう対処していいかわからず、ストレスになります。

このように、ストレスに対する対処能力の有無によって、ストレスが症状の強さが左右されるのです。

ストレスに対処できるか判断!

今回は二次評価のステップまで見ていきました。そのストレス要因に対して、どのように対処するのかその方法を考えることで、ストレス症状を最小限にとどめることができます。

当コラムでは、ストレスの対処行動についてもご紹介しています。より多くの対処方法が持っていれば、その分ストレスも軽減していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

次回は、対処方法「ストレスコーピング」の種類について解説します。お楽しみに!

★ ストレスな対処能力によってストレス反応が変わる!

次のコラムへ進むボタンはもう少し下にあります。コラムだけでなく心理の専門家の講義を受けてみたい!という方は下のお知らせをクリックして頂けると幸いです。私たちが講義をしている講座となります。

目次

①原因と症状を知ろう-概観
②「ストレッサー」の意味と種類
③考え方が原因「一次評価」とは
④対処行動を考える「二次評価」
⑤対処方法「コーピングスキル」
⑥種類!短期・長期のストレス反応
⑦ストレス診断とチェック!
⑧問題解決型コーピング
⑨情動焦点型コーピング
⑩症状の原因「認知のゆがみ」
⑪ソーシャルサポートを得よう
⑫身体的コーピング
⑬気晴らし型コーピング

コメント

コメントを残す

コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


ブログ→
YouTube→
Twitter→

*出典・参考文献
青木紀久代・神宮英夫 2008 徹底図解 心理学 新星出版.
鈴木久子 2012 小学生に適用した集団自律訓練法の皮膚表面温度とストレス軽減に及ぼす効果 バイオフィードバック研究 2012,39,2,(11).
富岡光直 2016 リラクゼーション法 心身医学 Vol. 57 (2017) No. 10.
武藤安隆 1999 催眠術完全マニュアル 日本文芸社