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ストレス症状は一人で抱え込むことが原因!

ストレスは一人で抱え込むことが原因!ソーシャルサポートを得よう⑪

コラム⑩では、ストレスの原因や症状に対処する「認知療法」について解説していきました。考え方を見直して、現実的な見方を身に付けていきましょう。

今回は、ストレスの原因や症状に対処する4つ目の方法「ソーシャルサポート」についてご紹介します。

ソーシャルサポートの定義

ストレス症状を改善する方法として、ソーシャルサポートを得ることが大切です。

ソーシャルサポートとはその名の通り、「社会的関係の中でやりとりされる支援」のことを意味します。

たとえば、家族・友人・会社の同僚・専門家の援助、など自分の周囲にある環境の中でサポートしてくれる人やものを意味します。*当コーナーは動画解説があります。テキストが好みな方はそのまま飛ばしてご覧下さい。

*監修の川島(精神保健福祉士)が動画でも解説しています。
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ソーシャルサポートは、ストレス反応を抑制するという報告もあるので( 石毛・無藤, 2005)、メンタルヘルスの深刻化する前の予防や回復にも役立つ重要なキーワードです。

細田ら(2009)の研究では、中学生305名を対象に以下の3つのソーシャルサポートと自己肯定感の関係について調査しました。

  1. 道具的サポート ・・・・勉強机や携帯など必要な物を支援する
  2. 情緒的サポート ・・・・励ます、背中を押すなど気持ちの面を支援
  3. 共行動サポート ・・・・ノウハウを教えるなどの知識面で支援する

その結果が以下の図です。数字は相関係数といい、数値が大きいほど深いつながりがあるとを意味します。せっかくなので下図の中から数字が大きいものを探してみましょう。

ソーシャルサポート 効果

父親、母親、友人、教師のいずれも情緒的なサポートが自己肯定感を強めている傾向がわかります。特に教師や友人の情緒的サポートが.40**で、父親や母親よりも高い数値が出てていますね。

両親と同じぐらい影響があることがわかります。仮にご家庭からのサポートが得られなくても、教師や友人など周りの方のサポートを仰ぐとストレスが軽減しそうです。

ストレスと依存しない関係

ソーシャルサポートが得られていても「友人だけ」「家族だけ」といった信頼できるなどの偏ったサポートは好ましくありません。その理由は、1人に依存するようになり、トラブルに発展しやすいからです。例えば、あなたの友人が会う度にネガティブな発言をしていたらどうでしょうか。

1度や2度であれば、相談に乗ってあげようという気持ちになりますが、会うたびに相談されると不快に思う人が多くいます。また、何度か相談に乗ったにもかかわらず、前回から何も進展がなかった場合、ストレスを感じる人もいるでしょう。

そこで、複数の人間関係からソーシャルサポートを少しずつ受けるのが理想です。1つの関係でトラブルが起きても、その他の人間関係が支えてくれるため、どの関係でもリラックスして接することができます。最低でもサポートが人間関係を3つ以上持っておくgoodです。

ソーシャルサポート 増やす

ソーシャルサポートでストレス減!

ここまで見てきたようにソーシャルサポートはストレスを減らしてくれたり、自己肯定感を高めてくれます。辛い体験も外に吐き出すことで、受け入れられるようになりストレス症状も改善していきます。

ただ、1つの関係だけからサポートを得ると、だんだん依存する状態になってしまうのでなるべく3つ以上の関係からソーシャルサポートが得られるように環境を整えておきましょう。少しずつ相談できる人が増やせるといいですね。

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目次

①原因と症状を知ろう-概観
②「ストレッサー」の意味と種類
③考え方が原因「一次評価」とは
④対処行動を考える「二次評価」
⑤対処方法「コーピングスキル」
⑥種類!短期・長期のストレス反応
⑦ストレス診断とチェック!
⑧問題解決型コーピング
⑨情動焦点型コーピング
⑩症状の原因「認知のゆがみ」
⑪ソーシャルサポートを得よう
⑫身体的コーピング
⑬気晴らし型コーピング

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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出典・参考文献
細田ら(2009)中学生におけるソーシャルサポートと自他への肯定感に関する研究 教育心理学研究,57,309-323