帰無仮説の意味

皆さんこんにちは。コミュニケーション講座を開催している公認心理師の川島達史です。今回は「帰無仮説」について解説していきます。

帰無仮説の意味

目次は以下の通りです。

①帰無仮説とは
②帰無仮説の考え方

是非最後までご一読ください。

帰無仮説とは

統計の検定に用いる仮の仮説のこと。この仮の仮説を棄却することで、真の仮説を立証する。

帰無仮説とは、心理学的な実験や調査を立証するために使われる、仮の仮説のことを言います。

例えば、「AとBに差がある」という仮説を立証したいとします。

「AとBに差がある」⇒対立仮説(H1)
「AとBに差がない」⇒帰無仮説(H0

対立仮説とは、立証したい本当の仮説を指しています。その対立仮説と逆の説が帰無仮説ということになります。

説を立証させるためには、「帰無仮説は間違っている」ことを示して、これを棄却することで、対立仮説が正しいという手続きを踏みます。

帰無仮説の考え方

実際に心理療法など治療効果があるかどうかを検証したいときに、どのような手順で検証が進められるのかを説明したいと思います。

例えば、ある心理療法を受けたA群と、何もしないB群を比較して、心理療法の効果について検証したいとします。そのときの統計的な仮説検定の考え方は以下のようになります。

帰無仮説=「A群とB群では差がない」=治療効果がない
対立仮説=「A群とB群では差がある」=治療効果がある

といった流れで、仮説検定の検証は進められていきます。

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監修

・川島達史
・公認心理師,精神保健福祉士
・目白大学大学院心理学研究科卒
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・出典、引用文献

鵜沼秀行(2016) 改訂版はじめての心理統計法 東京図書㈱