喃語の意味

皆さんこんにちは。コミュニケーション講座を開催している公認心理師の川島達史です。今回は「喃語」について解説していきます。

喃語

目次は以下の通りです。

①喃語とは何か
②喃語の種類
③喃語の役割

是非最後までご一読ください。

喃語とは何か

乳児が発する2つ以上の言葉を意味します


・ばぶばぶ
・ままま
・あっあっ

など

乳児期6か月~12か月頃までに表れます。

喃語の種類

喃語は音の出方によって、2種類に分けられます。

重複喃語

同じ子音や母音が連続する。
例:「あああ…」「ばばば…」など

多様喃語

違う子音や母音が組み合わされる。
例「ばぶだびぶ…」など

喃語の役割

言葉の発達を促進

喃語は具体的な単語を発する前の段階で、その後の言葉の発達において大事な段階です。この喃語が出現することで、一語、二語、多語…と言葉を発するようになっていきます。そのため、喃語の役割は言葉の発達を促す役割を果たしています。

baby talk

喃語は誰かに向けて発するのではなく、自分で自分の発声を楽しんでいるといわれています。このことを「baby talk」と言ったりします。

親子関係の構築

乳児期の子供は自分の欲求や不満を具体的に言葉にして伝えることができません。そのため、言葉にならない音として母親に要求を伝え、それに母親が応えることで相互のやりと入りが可能になります。

喃語は具体的な要求を代わりに伝える役割を果たし、それが愛着の形成にも役に立っています。

難聴児の早期発見

難聴がある子供は喃語の出現が遅れるといわれています。健常児の喃語が6か月~12か月で出現するのに対し、難聴児では18か月であるといわれています。

これは、聴覚に障害がある子供は、自分の声を自分で聞き取ることができないためであるとしています。

喃語は言葉の発達に大事な役割を果たしているため、出現が遅れている場合は医療機関での診察や健診を行った方が良い場合があります。

 

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ダイコミュ用語集監修

・川島達史
・公認心理師,精神保健福祉士
・目白大学大学院心理学研究科卒
・NHK 天才テレビ君出演
・マイナビ出版 嫌われる覚悟
Youtubeチャンネル

・出典、引用文献

前田綾子(2019) 子どもの言葉の獲得のプロセスと発語の時期に関する研究奈良学園大学人間教育学部 人間教育 2(11), 263-268

黄麗輝,加我君孝(2000) 高度難聴乳幼児の発見の遅れと喃語 Audiology Japan日本聴覚医学会 43(5), 391-392

黄麗輝,加我君孝,今泉敏,新美成二,汪濤(2002) 補聴月齢の異なる先天性高度難聴児の前言語期における音声の発達について : 音響分析によるフォローアップ研究(2)
音声言語医学 43(2), 134-140