シャーデンフロイデとは

シャーデンフロイデは以下のような意味があります。

ドイツ語の「Schaden(害)」と「Freude(喜び)」を組み合わせた造語。人の不幸を見聞することで生まれる喜び。

”人の不幸は蜜の味”という言葉があるように、人間には他人の不幸を喜ぶ性質があります。シャーデンフロイデが強いと他者の気持ちを無視することが増え、自己中心的な行動が増えてしまいます。

過剰になりすぎると、

・嫌がらせ
・いじめ
・犯罪

などにつながる恐れがあります。

不幸を喜ぶ気持ちを減らす

葉山(2016)の研究では、平均年齢20.6歳の大学生132名を対象にして実験を行いました。実験では、対象者が課題ビデオの登場人物に、感情移入したとき、シャーデンフロイデに影響があるのかを検討しています。

課題ビデオは、
ビデオの内容は少年と病気の母親が登場する話です。少年は、母親に反抗的な態度をとることもありますが、長期入院直前には母親と別れるさみしさに耐えきれず泣いてしまうといった内容です。

その結果、感情移入が強いと、シャーデンフロイデが減ることが分かりました。

感情移入とシャーデンフロイデの関係

つまり、感情移入は、他者の不幸を喜ぶ気持ちを減らすことができると言えるのです。

お知らせ

当コラムは公認心理師、精神保健福祉士により作成されています。もっと心理学や人間関係を学習したい方は下記のコミュニケーション講座でぜひお待ちしています。

コミュニケーション講座

監修

・川島達史
・公認心理師,精神保健福祉士
・目白大学大学院心理学研究科卒
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共感関連反応を規定する要因の検討-共感性, 心理的重なり, 教示の効果を中心として
葉山大地 – 中央学院大学人間・自然論叢, 2016