交感神経・副交感神経の意味

皆さんこんにちは。心理学講座を開催している公認心理師の川島達史です。今回は「交感神経と副交感神経」について解説していきます。

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目次は以下の通りです。

①交感神経・副交感神経とは何か
②自律神経に関連する病気
③自律神経の整え方

是非最後までご一読ください。

①交感神経・副交感神経とは何か

自律神経とは何か

自律神経は、体中の臓器や筋肉に張り巡らされていて、血圧、呼吸、心拍数、排せつなど、体内の環境を整える神経です。

体の中の交感神経

自律神経は意識的な努力を必要とせず、無意識的、反射的に作用しています。ただし、自律神経は精神的によって大きく左右します。特に、緊張や不安、恐怖などの状況に影響され、心と体のバランスを崩す原因にもなります。

交感神経

自律神経はさらに、交感神経と副交感神経にわけられます。それぞれに以下のような働きがあります。交感神経は身体の動きを活発にする神経です。血圧を上昇させ、呼吸を増やし、心拍数を増加させることで、身体のパフォーマンスを上昇させます。交感神経は危機が迫っている時、重要な問題を解決するときに役立ちます。一方で、身体の負担が大きく長期間、交感神経が優位になると、心臓や脳の病気になりやすくなります。

副交感神経

副交感神経は身体を休ませる神経です。血圧を下げ、呼吸を安定させ、心拍数を減らすことで、身体に休息を与えます。副交感神経は身体の疲れを取りたい時に役立ちます。一方で、危機が迫った居る時も脱力しているような状態になるので、大事な場面では不利になることもあります。

交感神経が優位になる

 

②自律神経に関連する病気

自律神経の乱れは、様々な体の病気や精神疾患に影響します。

自律神経失調症

自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、身体や精神の不調をきたす症状を表します。不眠、食欲不振、発汗、身体のだるさなど幅広い症状が出ます。よく使われる病名ですが正式な疾患や診断基準があるわけではありません。

精神疾患

自律神経の乱れはおよそあらゆる精神疾患に多かれ少なかれ影響します。特に影響が大きいのは、うつ病不安症障害睡眠障害などが挙げられます。これらは身体を休める副交感神経がうまく機能しないことで、精神的に不安定になり症状を強めてしまいます。

 

③自律神経の整え方

最後に自律神経の整え方を紹介します。

認知療法

自律神経の乱れはストレスを溜めやすい考え方が原因になることがあります。特に、物事を白黒で考える、完璧主義な方は注意が必要です。以下のコラムでは考え方をほぐす方法を紹介しています。考え方が偏りがち…と感じる方は参考にしてみてください。

認知療法の基礎

 

漸進的筋弛緩法

漸進的筋弛緩法とは、筋肉に力を入れたり、脱力をすることで、自律神経をコントロールする手法です。心理療法としても有名です。体に力が入りやすい、絶えず緊張している、と感じる方は参考にしてみてください。

漸進的筋弛緩法

 

身体のリラックス法

自律神経は身体の面から整えることもできます。例えば、リズムよく呼吸をすると副交感神経が優位になり、身体をリラックスさせることができます。以下のコラムでは身体のリラックス法を紹介しています。ご自身にあう手法があるかご確認ください。

身体のリラックス法

 

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監修

・川島達史
・公認心理師,精神保健福祉士
・目白大学大学院心理学研究科卒
Youtubeチャンネル

*出典・参考文献
・ファンデンボス,G.R.(2013)APA 心理学大辞典,820