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ネット依存の原因と対策-精神保健福祉士が解説

ネット依存の原因と対策-精神保健福祉士が解説

みなさんはじめまして!社会心理学の専門家・精神保健福祉士の川島です。私は社会心理学の大学院で、成人のコミュニケーションについて研究をしてきました。現在では成人向けのコミュニケーション講座の講師として活動しています。今回は「ネット依存」について解説していきます!

  • ネット依存の問題と深刻性
  • 社交性が高まる?
  • ネット依存のデメリット
  • 依存症の特徴と問題
  • 診断・チェック
  • ネット依存を緩和する3つの方法

ネット依存の問題と深刻さ

インターネットは、今となっては日常生活になじみぶかいものになっています。私川島は38歳ですが、小さいころは黒電話、テレビ、新聞の時代でした。誰かとやり取りするには、電話が基本で、情報をゲットするには新聞が多くを占めていました。

今はSNSで世界中の方といつでもどこでもつながることができます。情報源もグーグル、ウィキペディア、論文サイトと多様です。夢のような世界が広がっています。

しかし、情報共有の利便性を高めるために普及したはずのインターネットが、心理的な問題の発端となる場合があります。

「ネットから抜け出せない」
「スマホがないと不安…」
「ネットのしすぎで夜眠れない」

など、インターネットが手放せなくなる人が多くなっています。

依存症はさまざまな問題が表出するにもかかわらず「自覚がない」というのも大きな特徴として示唆しされています。片山(2016)らは、大学生138名にS「インターネット依存傾向と健康度および生活習慣と関連性」の研究を行いました。

この研究では、「インターネット依存の傾向があるにも関わらず、自覚がないケースがあり、依存傾向を自覚していても、ネットを辞められない傾向にある」ことがわかりました。依存傾向を放置すると、症状を進行させてしまうため注意が必要です。

そこで今回はネットのの部分について研究を紹介し、後半部分でネット依存への対策について考えていきましょう。

ネット依存を和らげよう

ネット依存のの側面

ただ、ネットを使うことは必ずしも悪いと断言することはできません。実はSNSを使うと「コミュ力UP」の効果が期待できると考えられます。

実際に、河合ら(2011)の研究では、「SNSのメリット、デメリット」について調査が行われています。日本最大級のSNSである「SNS X」のユーザー約1500万人に対してアンケート調査を行いました。そのうち、71,926ユーザーからの回答があり、以下のようなメリットがあることが分かったのです。 

ネット依存

最も大きな利点は「人との交流」です。現実に対面しなくても他人とつながることができるのはインターネットの特徴でしょう。しかし、意外なのは、SNSを使うことで現実のコミュ力も上がることです。インターネットにはまってる人は、内向的でおとなしいイメージを持たれがちですが、実際には社交性が高まっているのです

文章はもちろん写真や動画を送ることもできるため、現実の情報交換よりもわかりやすく手軽に素早くやり取りすることができます。その他、SNSは現実の日常生活では作ることができない人間関係の広がりを作ってくれるため、SNSを含めインターネットは日々の生活になくてはならないコミュ二ケーションツールだといえます。

ネット依存の側面

次にマイナス面についてみていきましょう。インターネットは手軽に他人コミュニケーション取るには便利なツールですが、使いすぎると心身ともに疲弊してしまうことが分かっています。具体的には①身体的リスク、②時間の浪費、③依存症リスクです。

1.身体的リスク
河合ら(2011)の同研究では、SNSには以下のような問題があることが分かっています。「視力の低下」や「睡眠不足」など身体的な問題を悪化させるリスクがあることが分かりますね。

ネット依存 原因

朝から夕方にかけての時間帯は学校や会社にいる人が大半のため、インターネットやSNSの利用は主に「夜間」であると考えられます。ネット上でのコミュニケーションや情報収集にはまってしまうと、深夜まで続いてしまい、結果として多くの睡眠時間が削られてしまいます。

睡眠は「身体的な健康」や「メンタルヘルス」に強く影響しますので、このようなライフスタイルを続けると心身ともに不健康な状態になってしまいます。最悪の場合、体のストレス反応から様々な不調が起きたり、うつ病に発展するなど深刻化する可能性があるため注意が必要です。

2.時間の浪費
ネットのデメリットは健康的リスクだけにとどまらず、「将来のために使う時間」や「趣味の時間」などの大切な時間を失うことも見逃せないデメリットです。以下のグラフはSNSよって「どんな時間を犠牲にしたか?」を調査したものです。

ネット依存

ネット上でのコミュ二ケーションや情報収集は「楽しい」なのですが、その一方で「勉強」「趣味」「仕事」などの本来やるべきことに手をつける時間が少なくなってしまいます。その結果、人生に充実感がない、これからの将来が不安勉強や仕事がうまくいかないといった副作用が現れてしまうのです。

このようにネットには健康を悪化させたり、時間を無駄に使ってしまうことが問題だと言えます。依存せずに、適度に活用する必要があるかもしれません。

3.依存症リスク

日常生活に欠かせないインターネットですが、オンライン上の人間関係に偏りすぎてしまうと、依存症のリスクが増大します。ネット依存とは「ネットを利用したい気持ちを自分の意思でコントロールできない状態」
の事です。

・SNS依存がトップ

ネット依存の中でも、SNSなどのコミュニケーションに関する依存度が特に高いことが分かっています。下記はスマートホン保有者のインターネット利用目的の中で、高い依存傾向がある率を示したグラフです。SNSの利用は、他の利用目的と比較して依存傾向の高い人が多いことが分かります。ネット依存A・女性に発症しやすい

総務省・安心ネットづくり協議会(平成23年)は、インターネットと依存との関係について、携帯電話向けサービスの利用者を対象に、依存傾向について調査を行いました。

ネット依存 症状

厳し目の基準で依存
3.8%
緩やかな基準で依存
11.0%
性別でみると男性よりも女性の依存傾向が強い結果となりました。

ネット依存 治し方

ネット依存診断

それではここで実際に今の状況を知るために、「ネット依存診断」をしてみましょう。

ネット依存診断
全くそう思わない あまり思わない どちらでもない ややそう思う とてもそう思う
1.
歩きスマホをすることがよくある
2.
食事をしながらネットを使うことが多い
3.
ネットをしないと落ち込んだり不安になる
4.
ネットをすると嫌なことを忘れられる
5.
SNSで何かを投稿することに義務を感じる
6.
返信がすぐに返ってこないと不安になる
7.
少しのつもりが何時間もネットに費やしてしまう
8.
毎日インターネットに没頭する
あなたの生まれた年は?
あなたの性別は?  
あなたのお住まいは?
診断についての注意

ネット依存‐診断 注意事項

・ネット依存尺度は精神保健福祉士川島の監修の元作成しました

・医療的な診断を行うものではありません

・予備調査の段階となります

・参考程度にご使用ください

 

以下にネット依存尺度についての、作成手順や趣旨説明が明示されています。尺度において疑問を浮かんだ方、専門家の方、興味がある方はご一読ください。

 

尺度作成の趣旨

スマートフォンや検索アプリが現代における、情報収集の入り口であり、多くの方がメンタルヘルスの疑問や問題解決の糸口をWEB検索から入る傾向があります。当該入り口に関しては、方向性を間違えると、会話の改善にたどり着かなくなる恐れがあります。

 

そこで弊社では、コミュニケーションやメンタルヘルスの問題につながりやすい根本的な感情に着目して、手軽に自己判断ができる尺度を作成することとしました。医療行為、学術的な研究を目的とした診断ではなく、予防機能、メンタルヘルスに興味をもって頂くことを目的として作成します。

 

 

ネット依存尺度作成の条件

診断を作成するにあたり、以下のポイントを意識して作成する。

・車やバスで簡単に読める文章を心掛ける

・学術的な内容は含めない

・答えを明示するものではなく、あくまでヒントとして診断をする

・診断には限界があること明示する

 

 

  • 尺度作成について概観

ネット依存についての研究は近年盛んになっている。戸部ら(2010)の研究は児童生徒のネット依存尺度の作成が行われている。さらに鶴田ら(2014)の研究でもインターネット依存傾向尺度の構成要素が検討されている。診断作成には、これらの先行研究に基づいて作成することとする。

 

先行研究ⅰ

戸部ら(2010)では、調査協力の同意が得られた学校に調査票を送付し、学級にて調査を実施してもらい、児童生徒のインターネット依存尺度を作成した。目的に必要なデータを含む2,858名を分析対象とし、インターネット依存傾向に関する分析については、インターネットを使用する者1,521名のデータを用いた。尺度の質問項目としては、「友達といっしょにいるよりインターネットのほうが楽しいと感じる」「インターネットのしすぎで睡眠不足になる」などの項目で構成されている。

 

先行研究ⅱ

鶴田ら(2014)では、376名(男性:204名,女性:172名)を対象にフェイスシート(性別,学年,年齢,インターネットの利用目的,1日のインターネットの平均利用時間)を記入してもらい、インターネットの依存傾向尺度の質問項目について回答してもらった。その結果、次の5つの因子が抽出された。第1因子に「精神的依存状態因子」、第2因子には「メール不安因子」、第3因子に「長時間利用因子」、第4因子には「ながら利用因子」、そして第5因子に「対面コミュニケーション不安因子」である。

 

 

先行研究ⅲ

瀧(2015)では、大学生101名を対象に日本の大学生のインターネット尺度、項目反応理論を用いたインターネット依存傾向尺度の2つを参考に、新インターネット尺度を作成した。調査は2012年1月心理学講義の時間を使って行われた。新インターネット尺度の質問項目には、「現実世界よりもインターネットの方が、自己表現している」「オンラインでしか、友人を作れない」などから構成されている。

 

 

  • 尺度抽出について

このように第一印象については、近接概念を含まれば幅広い分野においては研究されているため、これらの論文を用いて作成することとする。具体的には第一印象に近接する論文を基に臨床心理士・精神保健福祉士・社会心理学の大学院を卒業した者が協力し質問項目をブレーンストーミングを行い、質問項目を網羅した。

 

参考文献

児童生徒のインターネット、テレビゲーム依存傾向尺度の構成と、 小学生から高校生にかけての依存傾向尺度値の横断的変化 戸部 秀之 堀田 美枝子 竹内 一夫  埼玉大学紀要 教育学部,59(2):181─199(2010)

 

高校生向けインターネット依存傾向測定尺度の開発 鶴田 利郎 山本 裕子 野鴫 栄一郎 日本教育工学会論文誌 37(4),491−504,2014

インターネット依存とその測定について 瀧 世 奈良大学大学院研究年報 (18), 83-91, 2013

 

大学生におけるインターネット依存傾向,攻撃性, 仮想的有能感の関連 青山 郁子 高橋 舞 日本教育工学会論文誌 39(Suppl.),113-116,2015

 

 

③ KJ法によりグルーピングを行い

  4グループにまとめ、ラベリングを行った

  WEB対応簡易型ネット依存尺度とするため

  4グループ質問項目についてそれぞれ2項目採用した

 

 *通常であれば予備調査で説明変数から多い順に

   採用するが今回は川島の判断で選択した

  *採用した項目は一部表現を改変した

 

  • 歩きスマホをすることがよくある
  • 毎日インターネットに没頭する
  • 現実世界よりもネットの方が自分を出せる
  • 家族と話すよりネットの方が楽しい
  • オンラインで知り合いを作ることが多い
  • スマホが手元にないと不安になる
  • SNSで何かを投稿することに義務を感じる
  • 睡眠時間を削ってネットに没頭する
  • 食事をしながらネットを使うことが多い

10.オークションなどで多くのお金を使ったことがある

11.家に帰るとすぐにPCの電源を入れる

12.やるべきことを後回しにしてネットを優先する

13.ネットのしすぎで学業に支障が出る

14.いつもネットのことが頭から離れない

15.ネットを邪魔されるとひどく腹が立つ

16.少しのつもりが何時間もネットに費やしてしまう

17.ネットをすると嫌なことを忘れられる

18.ネットをしないと落ち込んだり不安になる

19.返信がすぐに返ってこないと不安になる

20.家族からネットのしすぎを注意される

 

・ながらネット使用

歩きスマホをすることがよくある

食事をしながらネットを使うことが多い

 

・ネット安心感

ネットをしないと落ち込んだり不安になる

ネットをすると嫌なことを忘れられる

 

・オンライン対人不安

SNSで何かを投稿することに義務を感じる
返信がすぐに返ってこないと不安になる

 

・ネット中毒度

少しのつもりが何時間もネットに費やしてしまう
毎日インターネットに没頭する

 

 

④ 診断結果については、因子ごとの評価は行わず

  総合点について4段階で注意事項を200文字程度で作成した

 

  ・5件法

  ・33~40  ネット依存強い 

  ・26~30  ネット依存やや強い 

  ・20~25  ネット依存やや弱い

  ・8~19    ネット依存弱い

 

の4段階とする。優劣はないため、結果については長所と注意点の2つの面からバランスよく記述することを心掛ける。診断結果については提案程度にとどめ、自己決定できるように記述を行う。

 

⑤ 今後の予定

  →回答数が充分集まった段階で

   因子分析と他の尺度との関連を精査し、

   精度を高めていく予定である

 

  →読み物としてのつまらなくならないように

   ラベリングはキャッチーに作成した

 

診断結果

 

・33~40  ネット依存かなり強い

*長所

ネットを頻繁に活用するあなたは、多様な情報に触れることができるため、幅広い知識を得られることでしょう。また、SNSや出会い系サイトなどを通じて新しい友人を作ることができたという経験があるかもしれません。さらに最新の流行もキャッチできるので、世の中の動向を読む力が備わっていると言えます。インターネットに関する深い知識を生かして、ライターやプログラマーなどの職業に就くと大成できるでしょう。

 

 

*注意点

インターネットは利点も大きいです。しかし、時間を忘れて没頭したりには注意が必要です。ネット使用しないと不安になり、スマホ依存症やうつ病に発展してしまうこともあります。ネットを辞めたくてもやめられない・・・・・・という場合は以下のコラムも参考にしてみて下さい。

 

 

・26~30  ネット依存やや強い

*長所

ネットを常用するあなたは、オンラインでの人間関係が充実しているでしょう。SNSや出会い系サイトなどを通じて新しい友人を作ることができたという経験があるかもしれません。また、ネット上で多種多様な世界を見ることで、知識や見聞を広めることができます。オンライン上の関係や幅広い視野を生かせる、ライターやプログラマー、ジャーナリストなどの職業が向いていると言えます。

 

 

*注意点

インターネットはメリットも大きいです。しかし、現実世界に充実感を感じない、ネットをしてないと不安に駆られる場合は、注意が必要です。放置しておくと、スマホ依存症やうつ病に発展してしまうこともあります。PCやスマホが手放せない・・・・・・という場合は以下のコラムも参考にしてみて下さい。

 

 

・20~25    ネット依存やや弱い

*長所

ネット依存はやや弱い傾向にあります。インターネットは活用するものの、手放せなくなることはなく適度に利用することができます。現実世界での交流も多いので、人間関係での充実感も得られているのではないでしょうか。必要な時はネットもうまく活用できるため、バランスの取れた状態と言えます。

 

*注意点

基本的には健康的な範囲内です。ただ、時にはインターネットを長時間活用してしまうことがあるので、注意が必要です。特にSNSや動画、オンラインゲームなどから離れられなくなり、睡眠時間を削られている場合は、ネット依存予備軍になっている可能性があるため、該当する人は制限時間を決めてネットを行いましょう。

 

 

・8~19    ネット依存弱い

*長所

ネット依存は弱い傾向にあります。インターネットをあまり使わないため、リアルでの情報収集や人間関係を大切にできるでしょう。また、返信が返ってこなくても、大きなショックを受けることも少ない傾向にあります。ネットと現実を上手く使い分けることができるので、オンライン上で過剰にストレスを感じることも少ないです。

 

*注意点

基本的には健康的な範囲内である言えます。ただ、インターネットで検索する習慣がないので、知識が蓄積されにくい傾向にあります。また、ネット上でのコミュニケーションが希薄になってしまうため、人間関係が広がりにくいと言えます。ネットをもっと有効に活用する方法を考えてみてもいいかもしれません。

 

 

⑤ 今後の予定

  →回答数が充分集まった段階で

   因子分析と他の尺度との関連を精査し、

   精度を高めていく予定である

ネット依存(MAX 40)

ネット依存(MIN 8)

あなたのライン

男性
女性

点数が高いほど、ネット依存が強いことを示しています。以下の基準を参考にしてください。

・33~40 かなり強い
・26~32 やや強い
・19~25 やや弱い
・8~18 かなり弱い

ネット依存(MAX 40)

ネット依存(MIN 8)

あなたのライン

年代別の比較となります。ご自身の年代と比較してみましょう。

 

あなたが所属する群

以下の2群に当てはまった方は注意しましょう。

・33~40 かなり強い
・26~32 やや強い

  • 総合

    順位 都道府県 平均値 回答数
    1 新潟県 24 1
    1 青森県 24 1
    3 千葉県 22 2
  • 男性

    順位 都道府県 平均値 回答数
    1 青森県 24 1
    1 新潟県 24 1
  • 女性

    順位 都道府県 平均値 回答数
    1 千葉県 22 2

2019年2月7日から調査を開始しています。現在集計中です。

*長所
ネットを頻繁に活用するあなたは、多様な情報に触れることができるため、幅広い知識を得られることでしょう。また、SNSや出会い系サイトなどを通じて新しい友人を作ることができたという経験があるかもしれません。さらに最新の流行もキャッチできるので、世の中の動向を読む力が備わっていると言えます。インターネットに関する深い知識を生かして、ライターやプログラマーなどの職業に就くと大成できるでしょう。

 

*注意点
インターネットは利点も大きいです。しかし、時間を忘れて没頭したりには注意が必要です。ネット使用しないと不安になり、スマホ依存症やうつ病に発展してしまうこともあります。ネットを辞めたくてもやめられない・・・・・・という場合は以下のコラムも参考にしてみて下さい。

*長所
ネットを常用するあなたは、オンラインでの人間関係が充実しているでしょう。SNSや出会い系サイトなどを通じて新しい友人を作ることができたという経験があるかもしれません。また、ネット上で多種多様な世界を見ることで、知識や見聞を広めることができます。オンライン上の関係や幅広い視野を生かせる、ライターやプログラマー、ジャーナリストなどの職業が向いていると言えます。

 

*注意点
インターネットはメリットも大きいです。しかし、現実世界に充実感を感じない、ネットをしてないと不安に駆られる場合は、注意が必要です。放置しておくと、スマホ依存症やうつ病に発展してしまうこともあります。PCやスマホが手放せない・・・・・・という場合は以下のコラムも参考にしてみて下さい。

*長所
ネット依存はやや弱い傾向にあります。インターネットは活用するものの、手放せなくなることはなく適度に利用することができます。現実世界での交流も多いので、人間関係での充実感も得られているのではないでしょうか。必要な時はネットもうまく活用できるため、バランスの取れた状態と言えます。

 

*注意点
基本的には健康的な範囲内です。ただ、時にはインターネットを長時間活用してしまうことがあるので、注意が必要です。特にSNSや動画、オンラインゲームなどから離れられなくなり、睡眠時間を削られている場合は、ネット依存予備軍になっている可能性があるため、該当する人は制限時間を決めてネットを行いましょう。

*長所
ネット依存は弱い傾向にあります。インターネットをあまり使わないため、リアルでの情報収集や人間関係を大切にできるでしょう。また、返信が返ってこなくても、大きなショックを受けることも少ない傾向にあります。ネットと現実を上手く使い分けることができるので、オンライン上で過剰にストレスを感じることも少ないです。

 

*注意点
基本的には健康的な範囲内である言えます。ただ、インターネットで検索する習慣がないので、知識が蓄積されにくい傾向にあります。また、ネット上でのコミュニケーションが希薄になってしまうため、人間関係が広がりにくいと言えます。ネットをもっと有効に活用する方法を考えてみてもいいかもしれません。

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コミュニケーション講座について♪

コラム1は折り返し地点です!ここで少しだけお知らせをさせてください♪ 私たち臨床心理士・精神保健福祉士は、暖かい人間関係のある社会を創ることを目的として、コミュニケーション講座を開催しています。

心理療法やソーシャルスキルの練習を勉強したい方はぜひお待ちしています。1人で抱え込まずに、専門家やたくさんの仲間と相談しながら進めていくと、心強いと思います。もしコラムを読んでみて、もっと心理学を学習したいと感じたら、こちらのコミュニケーション講座のページを参照ください。それでは先に進みましょう!

 

ネット依存を緩和する方法

ネット依存は波がある傾向があるので、家族など周囲の環境がネット依存と捉えることができず、症状を放置されてしまうケースがあります。また、スマートフォンなどで行う場合、周囲の目が行き届きにくくなり、発覚が遅れることがあります。

ネットから離れられなかったり、利用について気になるところがあれば早めに対策することが依存性を避けることにつながります。ここからは、ネット依存を緩和するための「上手な付き合い方」を3つご紹介します

1:マイナスとプラスを知ろう

ネット依存の症状は、特に真面目な人に現れやすい傾向があります。ネットを使うことに義務感を覚えたり、オンライン上の人間関係で気遣いをするなど、心身ともに負担をかけます。

まずは、自分の状況を分析してみて「ネットに依存している自分」に気づくことから始めます。そして、利用することで「失うもの」「得られるもの」の2つを紙に書き出し、どのくらいの利用頻度なら自分にとって「バランスが良いか」を考えていきます。

 

ネット依存とは

例えば
「失うもの」
・家族との時間
・友人と遊ぶ時間
・勉強の時間
・健康

「得るもの」
・新しい出会い
・知りたい情報
・ゲームや動画

「バランス」
・平日…ネットは1日2~3時間
・休日…家族や友人と過ごす時間を優先

急激にネットを使う時間を減らすのは難しいかもしれませんが、一番納得できるバランスで決めましょう。

2:ルールを決める

ネットに依存している状況に気づくことができたら、次は利用制限のルールを決めて改善を目指しましょう。大事なのは、自分にとって無理をしない「具体的なルール」にすることです。ルール決めをしておくことで自分にとってバランスの良いネットの利用ができます。

ネット依存 うつ例えば
「時間の制限」
・22時以降は使わない
・1日3時間以内にする
・土日、祝日は使わない

「場所の制限」
・家にいる時だけ
・塾にはもっていかない
・会社ではロッカーに入れる

また、ラインやSNSなどの通知に「即座に返信(即レス)しない」という利用制限もオススメのルールです。相手に「即レスしない人」というイメージをもってもらうのも、健康的にネット使うためには必要です。

即レス癖のある方は、
「2~3時間程度で返信する」
など、無理をしない程度の制限ではじめてみましょう。

3:ハマれるものを探す

現実世界でのコミュニケーションを増やす事は、オンライン上での人間関係への依存傾向を減らすことにつながります。可能であれば、カフェは飲み屋、サークル活動、地域のボランティア活動など、継続して関われるこみに転職することができるとメンタルヘルスを安定に保つことができます。

特に、健康的で楽しめるコミュニティに所属するのはオススメですね。

例えば、
・ホットヨガ
・フットサルサークル
・バンド活動
・ジム  など

現実世界でのコミュニケーションを増やすことを考えて、ネットに偏らない場所づくりをしていきましょう。

ネット依存 メンタル

ネット依存は早めの解決を

ネットのメリット、酷使することの問題、うまく活用していくポイントを解説しました。いかがでしたか。依存性の改善には時間がかかるかもしれません。しかし、徐々にでもしっかり対処していけば必ず回復できます。自分に合ったルールを決めてしっかりと対処してネット依存を緩和していきましょう。

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


ブログ→
YouTube→
Twitter→

*出典・参考文献
片山友子 水野(松本)由子 (2016) 大学生のインターネット依存傾向と健康度および生活習慣との関係性 総合健診 2016年43巻6号,9-15
総務省 平成26年版 情報通信白書 第1部 特集 ICTがもたらす世界規模でのパラダイムシフト, 第3節 安心・安全なインターネット利用環境の構築
河井ら(2011)SNS依存とSNS利用実態 日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 26(0), 265-270, 2011