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第一印象を良くするためのコツ!心理学のプロが解説

第一印象


第一印象の重要性や良くするための法則・コツ-心理学のプロが解説①

第一印象を専門家が解説

みなさんはじめまして!社会心理学の専門家 川島です。私は社会心理学の大学院で、成人のコミュニケーションについて研究をしてきました。現在では成人向けのコミュニケーション講座の講師として活動しています。

当コラムは「第一印象」をテーマに専門家が解説をしています。しっかりとお伝えしたいので全部で8分程度かかります(^^;ちょっと大変ですが。是非お付き合いください。

 

第一印象の重要性

早速ですが、みなさんは第一印象ってどのくらいで決まると思いますか?一般的には、第一印象は外見や態度、服装などの会話以外のコミュニケーションから構成されます。出会った瞬間から8~12秒程度で形成されると言われています。

第一印象が決まる時間

挨拶をすれば終わってしまうほどの短い時間ですが、このわずかな時間が、その後の関係性を大きく左右してしまうことがあります。特に第一印象は「短時間勝負」のコミュニケーションで不利になります。

・就職活動と第一印象

例えば就職活動の1次面接では人間性を把握する時間はなく、極めて短い時間で採用不採用が決まります。いくらあなたの人間性が素晴らしくても、面接官はあなたの人間性を深く理解するほど時間をとってはくれないのです。

・恋愛と第一印象

最近は婚活ブームです。お見合いパーティーなどは第一印象で判断される顕著な例ですね。時間が少ないために、1分程度の自己紹介タイムで次のフリートークに発展するかが決まってきます。

恋愛と外見の魅力の関係については、日本では松井・山本(1985)の研究があります。

男子学生を対象に、複数の女性の写真を見てもらい第一印象を調査したところ、人は、初対面の女性について、「美しさ」>「活発さ」>「しっかり」>「家庭的」という順序で第一印象を重視していることがわかりました。

心理学的には相関係数0.7以上はかなり影響あり、.70~.40はある程度ありと考えます。美しさと活発さは第一印象の影響をかなり受けるようですね。またしっかり、家庭的もある程度第一印象の影響を受けるようです。確かに私自身も思いあったる節があります笑

・短時間のビジネスで不利に

もしあなたが、接客業をしてる場合は、第一印象の悪さは致命的になります。例えば、お客様はお店の外からあなたの様子を3秒見て、「感じの良さそうなお店か?」を判断し、実際にお店に入ってくるかの判断材料にしています。いくらあなたなが素敵な商品を持っていても、まずは入ってきてもらわないと次に進むことはできません。

第一印象の重要性

第一印象の王様は笑顔

「印象形成」においてもっと重要なものはなんでしょうか?梅野(2015)は非言語コミュニケーションと好感の関係について、大学生230名に対して調査を行いました。調査は4段階で、

好感をもたれる      ⇒4
やや好感につながる    ⇒3
あまり好感につながらない ⇒2
好感につながらない    ⇒1

で調査を行いました。その結果は・・・
やはり「笑顔」一番重要であることが分かったのです。

笑顔       ⇒平均3.7
目の表情     ⇒平均3.1
髪色       ⇒平均2.8
ボディタッチ   ⇒平均2.4

私達は印象をよくするために、髪色や洋服にかけている時間が長そうです。しかし、それ以上に笑顔が印象形成に関わるのですね。特に男性は笑顔の練習をしている方は少数派かもしれません。もしあなたが婚活中っであったり、接客業などの場合はやはり笑顔の練習は必須になるでしょう。

・第一印象を高めるのは自分次第

ここまで第一印象に関する論文をいくつか紹介させて頂きました。第一印象は短時間で人間性が判断されてしまう場面でとても重要です。一方で長時間の関係性が保てる場合は、そこまで重要ではありません。いくら第一印象が良くても結局最後は人間性が大事になってくるのです。第一印象はあくまで「短時間勝負で重要!」と覚えておきましょうご自身の立場を考えながら第一印象をどこまでよくするか?考えていくといいでしょう。

 

あなたの第一印象をチェック!

第一印象をチェックそれでは、実際にあなたは第一印象でどのように見られているのでしょうか。簡単にできるセルフチェックをしてみましょう!次の質問で当てはまる項目はいくつありますか。

第一印象のチェックリスト

当てはまった項目を1点として合計点を出してください。

セルフチェックの傾向と対策

第一印象チェックの解説

0~4点
第一印象は「あまり良くないタイプ」
初対面でネガティブなイメージをもたれることが多いかもしれません。そのため、自分の良さを知ってもらうのに時間がかかります。第一印象では「気難しそう」「何となくイメージが悪い」などネガティブな印象が多く、その後の付き合いの中で「いい人だね」と言われる方も多いかもしれませんね。内面の魅力が十分に備わっていても、仕事や面接など、魅力を伝える時間がない場合も多くあります。まずは、自分のネガティブな要素を見極めて、変えやすいポイントから良くしていきましょう。

5~8点
第一印象は「平凡タイプ」

初対面での印象は際立って良くはありませんが、相手に不快な印象を与えることもありません。いたって普通といえるでしょう。そのため、その後の人間関係で好感度を上げやすいタイプでもあります。まずは、印象を変えやすい、服装や髪型などの外見に気配りをすることで、さらに第一印象が良くなるでしょう。

9~12点
第一印象は「魅力的タイプ」

体全体から、プラスのオーラが湧き出ています。「良い人そうだな」「すてきな人だな」など、無意識にも関わらず好意的な印象を持たれる傾向があります。知らず知らずのうちに面接や合コン、さまざまな面で得をしているかもしれません。但し、第一印象が良いことで、その後のギャップで悩んでしまうこともあります。内面をしっかりと磨いて、より魅力的な人を目指しましょう。

定期的にチェックしてみよう

結果は、あくまで「今」の傾向です。時間や状況によって変化するため、できれば月に一度ほど第一印象の診断・チェックを行い、自分を見つめ直しましょう。自分の状態を知ることで、第一印象アップに対処していけるようになります。後ほど対処法をご紹介します。

第一印象を良くする3つの解決策

さて、先ほどのセルフチェックの結果はいかがでしたか。結果を元に「第一印象が良くなるように気をつけよう!」と思われた方もいらっしゃると思いますが、簡単には変えられないと感じている方も多いと思います。ここでは、第一印象を改善する3つの解決策を提案します。全部読むのは大変なので、当てはまる項目についてリンク先をチェックしてみてくださいね♪

第一印象と見た目

①表情筋・笑顔トレーニング

表情でマイナスの印象
第一印象に最も影響するのが、「表情」です。表情は第一印象の最も大きな影響要因を占めています。もしあなたの表情が生き生きとしていなかったら・・・第一印象がかなり悪くなってしまいます。

表情筋・笑顔トレーニング
「豊かな表情」を作るためには、表情筋を鍛えることが大切です。豊かな表情づくりに自信がない方は、表情筋トレーニングの方法を コラム②でご紹介しますので、ぜひ取り組んでみてください。

②姿勢をビシッと!

姿勢が悪い
スマホの使い過ぎや運動不足などのため、猫背やストレートネックなど姿勢の悪さが問題になっています。第一印象は、視覚的な情報が大きく影響します。姿勢の悪さは大きなマイナス要素となってしまいます。

正しい姿勢のポイントを知ろう
正しい姿勢をする事はとても簡単です。「①耳②肩③股関節の骨④膝⑤外くるぶし」が一直線になっている姿勢を作ることです。意識する事で姿勢が改善され、疲労感もグッと軽減できます。悪い姿勢のポイント、正しい姿勢になるための改善点をチェックして正しい姿勢を身に付けていきましょう。姿勢に自信がない…という方はコラム③をチェックしてみてくださいね。

③色彩心理学

色使いが間違っている?
色が人に影響を与えて印象を変えることが心理学的に分かっています。場面や相手に応じた色使いが出来ないと、初対面での印象がマイナスになってしまいます。

色彩心理学を活用しよう
色彩と人間の関係性を心理学的に研究した色彩心理学は、色使いの参考になります。相手に与える印象を意識して色を選んでみると、第一印象での好印象に繋がります。色が与える影響を知りたい!という方コラム④をチェックしてみてください。

第一印象を良くする3つの方法

第一印象を改善するには「表情筋・笑顔トレーニング」「姿勢をビシッと!」「色使いに拘る」が大きく関わっていることがわかりました。次回以降は、第一印象を良くする対処法について考えていきます。1日では難しいと思うのでブックマークしてゆっくり取り組んでみてくださいね(^^)

第一印象は、人間関係を築く上でとても大切ですが、いま自分の第一印象に自信がないからといって落ち込む必要はありません!第一印象は、対策を知ることで改善しやすいというポジティブな面があるのです。第一印象で損をすることなく、イキイキと生活するために、このコラムで対策を確認していきましょう。

次回は、第一印象をよくする方法の1つ目「表情筋・笑顔トレーニング」についてご紹介します。お楽しみに!(もう少し下に次のコラムボタンがあります)

★第一印象は、10秒で決まる!しぐさや表情、清潔感、気配りが大切
人間関係講座

*出典・参考文献
・Asch, S,E.,Forming Impression on Personality, Journal of Abnormal and Social Psychology,1946、Vol.41,pp.258-290
・Chee Kee ,R.J.,S.O.F.T.E.N. up to Make a Good First Impression, Business World,Aug.20,2002,pp.1-2
・Fiske,D.W.et al. Psychology Today,1975(南博完訳『図説 現代の心理学6 社会心理学』講談社 1984年)
・Mednick,S,A.et al. Psychology,John Wiley&Sons,1975(外山・島津監訳『心理学概論』誠信書房,1986年)
・林伸二『業績評価システム』同友館,1993年
・Nordstrom, C.R., et al.,First Impressions versus Good Impressions,The Journal of Psychology,1998, Vol.132,Iss.5,pp.477-492

松井豊・山本真理子(1985),「異性交際の対象選択に及ぼす外見的印象と自己評価の影響」,社会心理学研究 , 1 (1) , p9-14.



原因を理解して第一印象を良くしよう