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反抗期はいつまで続くのか,時期や対応

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反抗期はいつまで続くのか,時期や対応

みなさんこんにちは。
臨床心理士の加賀、公認心理師の川島です。

今回のテーマは
「反抗期」
です。

改善するお悩み
・子供が反抗期を迎えた
・いつまで続くのか不安
・親としての接し方を知りたい

反抗期コラムの目次は以下の通りです。

コラム1 反抗期はいつまで?時期・対応
コラム2 第一次反抗期,接し方
コラム3 第二次反抗期,接し方
コラム4 反抗期がない原因,影響

 

はじめに

私川島は現在、5歳、3歳、1歳の父親です。特に「5歳、3歳」は「わたし」が芽生え、しっかりと自己主張するようになっています。

毎日のように、「わんわん」と泣いて、「嫌!」と言う単語を30回ぐらい言うこともあります。

このような反抗期に私たち親はどのように対処していけばいいのでしょうか?当コラムでは、心理学における基礎知識と対策をしっかりお伝えしていきます。目次は以下の通りです。

・反抗期とは?意味や定義
・1次反抗期の時期と対策
・2次反抗期の時期と対策
・反抗期がない子どもの特徴

共に、かわいい子供の反抗期を乗り越えていきましょう♪

反抗期とは?

定義

反抗期とは以下のように定義されています。

人の精神発達の過程で、他人の指示に対して拒否、抵抗、反抗的な行動をとることの多い期間のこと
(心理学辞典,1999)

思春期段階のもので,親に対して反抗的な態度をとる時期
(石川,2013)

つまり反抗期とは、心身が子供から大人に成長する過程で、他人に対して反抗的な行動をとることが多い時期と捉えるといいでしょう。

私たちは、反抗期を通して、子供から大人へと成長するのです。

反抗期はいつ?時期・年齢

反抗期の年齢や期間には、個人差がありますが、一般的には、第一次反抗期、第二次反抗期の2回あるとされています。

同じ反抗期でも、2つの反抗期は年齢により大きな違いがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。

2つの反抗期の特徴

 

第一次反抗期の特徴

第一次反抗期はいつ? 

第一次反抗期は、3歳過ぎから4歳に起こります。この時期は、大脳の発達に伴い記憶力や言葉でのやり取りが向上してきます。この時期は、できるようになることも増えるのでなんでも自分でやりたがり、自己主張が強くなります。

 

第一次反抗期の効果

・自立を知る
自己主張の強まりは、自分が親と異なる人格であることを認識できた証と言えます。「やりたい!」「やりたくない」など自分の意思を主張することで自立の第一歩を踏み出すのです。

・自己抑制を学ぶ
脳機能が発達するとともに、子どもは気持ちのコントロールを学びます。そして「言うことをすべて聞いてもらえるわけではない」「世の中は自分勝手に過ごすだけではだめ」ということを理解するようになります。

・表現方法を学ぶ
欲求は癇癪ではなく言葉で表現した方がいいことを学びます。第一次反抗期は癇癪での表現が多いですが、親がきちんとしつけると、癇癪は時間の無駄であることを理解していきます。

そうして言葉の力を磨いて自分の主張を効率よく伝える力が増していきます。

第一次反抗期:子どもへの対応

第一次反抗期は心が成長する時期…。と分かっていてもついついイライラしてしまうものです。

子どもがやりたいという気持ちを一旦受け止め、危険がない限りはやりたいようにやらせることが第一次反抗期の子どもとの関りで最も大切です。

具体的な子どもへの対応は、以下のURLからご覧ください。
・環境づくりのコツ
・〇〇にゆとりを
・達成感を増やす仕掛け
第一次反抗期の対応「3歳・5歳の子ども編」

第一次反抗期の特徴

第二次反抗期の特徴

第二次反抗期はいつ?

個人差はありますが、一般的には小学校高学年〜中学生の思春期の時期に、第二次反抗期が起こるとされています。

この時期には脳がさらに大人に近づく発達をする時期でもありまが、コントロール機能は未熟なため衝動的な行動が多くなるのが特徴です(Jensen, 2015)。

親への反抗以外にも社会的権威、制度、通年などに対しても反抗的な態度が表れます。

第二次反抗期の効果

・対人関係を築く力
親とぶつかり合うことで、主張すること、折り合いをつけことを練習していきます。さまざまな葛藤を乗り越える中で、バランスの良い判断ができるようになります。社会に出てから適切な対人関係を築く力を育んでいくのです。

・体と心の成長
思春期の身体の成長と心の不安を受け入れることで心身ともに成長をしていきます。

この時期は、急速に成長する体と心とのバランスに戸惑うことも多いです。やり場のない不安を受け入れることで、自分の心と体を受け入れて行くのです。

・アイデンティティの確立
どんな状況でも揺らぐことのない自分(自分が自分であること)を見つけていきます。

自分が誰なのかを知ることを、自我同一性(アイデンティティ)の確立といいます。「自分は何者か?」「将来は何になる?」など自分を発見することで自分の存在を確立していきます。

第二次反抗期:子どもへの関り方

思春期の子どもは衝動性が強く、先の見通しを持ちにくく失敗も多くなるでしょう。しかし、親が子どもの変わりに何でもしてあげていると子どもは考えることが苦手になってしまいます。

そして、男女でかかわりが少し異なってきます。思春期の男の子と女の子の特徴を把握したうえで、関り方を工夫することが大切です。

具体的な子どもへの対応は、以下のURLからご覧ください。
・男子と女子の特徴
・息子への接し方
・娘への接し方
第二次反抗期の対応「小学生・中学生編」

第二次反抗期の特徴

発展コラム

ここからは発展コラムとなります。反抗期に関わる疑問点や質問をアップしています。是非ご利用ください。

反抗期がない

従来は「反抗期は誰しもが経験するもの」という考え方が優位でしたが、今は反抗期を経験しない人も多くいることがわかってきています。

反抗期がない場合は下のリンクで解説をしています。

反抗期がない場合の対処法,反抗期なくても大丈夫?

お知らせ

公認心理師,精神保健福祉士など専門家の元でしっかり心理学を勉強したい場合は、私たちが開催しているコミュニケーション講座をオススメしています。講座では

・心理療法の基礎
・対人不安の改善
・自他尊重のコミュニケーション
・自己肯定感の向上

など練習していきます。子育てには親の心理的な安定が欠かせません♪是非お待ちしています♪

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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*出典・引用文献
・中島義明, 安藤清志, 子安増生,(1999) 有斐閣,心理学大辞典
・石川満佐育(2013)女子学生における第二反抗期の経験と親子関係,アイデンティティの確立との関連の検討 鹿児島県立短期大学紀要人文・社会科学篇
・小高恵. (1998). 青年期後期における青年の親への態度・行動についての因子分析的研究. 教育心理学研究, 46(3), 333-342.
・高坂康雅, 戸田, & 弘二. (2006). 青年期における心理的自立 (II): 心理的自立尺度の作成.
・Jensen, F.E., Nutt, A.E., 野中 香方子, 渡辺 久子(2015).10代の脳 反抗期と思春期の子どもにどう対処するか, 文藝春秋
・高濱裕子, 渡辺利子, 坂上裕子, 高辻千恵, & 野澤祥子. (2008). 歩行開始期における親子システムの変容プロセス: 母親のもつ枠組みと子どもの反抗・自己主張との関係. 発達心理学研究, 19(2), 121-131.
・中野日出美(2018).言葉にできない気持ちをわかってほしい 思春期の男の子が親に求めていること, 大和出版.
・中野日出美(2018).口に出せない気持ちをわかってほしい 思春期の男の子が親に求めていること, 大和出版.
・二森優希, & 石津賢一郎. (2016). 第二反抗期経験の有無と過剰適応が青年期後期の心理的自立と対人態度に与える影響. 教育実践研究: 富山大学人間発達科学研究実践総合センター紀要, (11), 21-27.