ホーム >
コミュニケーション知恵袋 >
人間関係 >
別れる方法,タイミング

日付:

円満に別れる方法,タイミング

皆さんこんにちは。人間関係講座を開催している公認心理師の川島達史です。今回のテーマは「別れる方法」です。

恋愛感情がなくなった
別に好きな人ができた
きっぱり別れたい
でも相手を傷つけたくない

好きになって付き合った人でも、心変わりをすることは誰でもあります。でも別れを決意したからと言って、相手の人間性を嫌いになったわけではなく、円満に別れたいと考える方が多いでしょう。

そこで当コラムでは、できる限り傷にならないように別れる方法を9つ提案させて頂きます。

①対面,電話,メールを選ぶ
②理由を考える
③別れる時期を考える
④きっぱりと告げる
⑤壊れたラジオ法
⑥連絡をとらない
⑦底つき感を覚悟
⑧罪悪感との向き合い方
⑨次の恋愛へ

ご自身の状況に合わせて組み合わせて検討してみてください。

円満に別れる9の方法

①対面,電話,メールを選ぶ  

別れる理由を告げる時、伝え方に迷うと思います。そこで、まず初めにご自身の状況に合わせて、どういった手段で別れを告げるかを考えましょう。

基本的には、対面、電話、メールの3つがあります。それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

別れる

原則としては対面を推奨します。対面で話すと表情や声の抑揚から、あなたに恋愛感情がないことをはっきりと伝えることができます。

きちんと伝えることで相手は、現実を悟り、次の恋愛に進むことができるのです。また、しっかり話すことで最後の誠意を伝えることができますし、感謝の意思も告げることで罪悪感も解消されやすいです。

ただし相手が感情的になるタイプであったり、対面で伝えるとトラブルに発展しそうな場合は、メールや電話も選択肢に入れるようにしましょう。

 

②理由を考える

次に別れる理由を準備していきます。ただ、準備といっても、基本的には素直な理由で大丈夫です。

他に好きな人ができた
経済的な価値観が違った
あなたがいつも不潔だった
過去の悪口がずっと傷になっていた

などが挙げられます。はっきりと伝えることで、相手も次の恋愛で同じ失敗を繰り返さないで済むでしょう。ただし、

背が低いのがどうしても耐えられない 
セックスの相性が悪かった 
家柄がどうしても合わない

など、努力では変えられない、尊厳にかかわるような理由については、あえて言わない優しさも必要です。

牧野ら(2003)では、短大生・大学生の344名の男女を対象に、別れの理由について調査を行いました。その結果の一部が以下のグラフです。

このように、男性が別れる理由として多かったのは、「価値観」であることがわかります。2位は「他に好きな人」、3位は「相手の浮気」となっています。つまり、価値観の違いを除けば、パートナー以外の第三者の存在によって別れることが多いと言えます

牧野ら(2003)では、短大生・大学生の344名の男女を対象に、「別れようと思った最大の理由」について調査を行いました。その結果の一部が以下のグラフです。

「価値観」のグラフがもっとも伸びていますね。2位は「相手を嫌い」、3位は「性格」という結果になっています。女性は相手の問題が理由で分かれることが多いようです。

 

③別れる時期を考える

実際に別れを告げるタイミングは、区切りの時期、落ち着く時期、休みの前を推奨します。例えば、

連休の前 金曜の夜 年末年始 大事な試験が終わってから

などが候補日となります。失恋をすると誰でも、すごく傷つくものです。精神的に立て直すのに時間がかかるので、相手が区切りをつけやすい時期、仕事が落ち着いたタイミングを選ぶことをおすすめします。


牧野ら(2003)は、短大生・大学生の344名の男女を対象に「別れを切り出した月」について調査を行いました。その結果が以下の図となります。

別れる理由 月別

このように、男性は3月、女性は4月にグラフが最も高くなっていることがわかります。つまり春に別れる事を切り出すケースが多いと言えそうです。特に3月は新しい生活をはじめる前のタイミングとして、決断しやすい時期と言えそうです。

別れ,春

 

④きっぱりと告げる

実際に別れを告げる場面になったら、勇気を出してしっかりと別れを告げます。どこまできっぱりと告げるかは、2つの方針があると思います。

1つ目は、もう2度付き合いたくない場合です。気持ちが固まっている場合は、しっかり伝えましょう。結果的に相手も自分に未練がなくなり、あなた自身も次の恋愛に進みやすくなります。

2つ目は、条件付きで復縁もありえる場合です。その際は、条件をしっかり相手に伝えます。

体重を20キロ落としたら
収入が安定したら
ギャンブルをやめたら

など明確に伝えましょう。もしかしたら、相手が変わってくれる可能性もあります。どちらにしても、中途半端な別れ方はNGです。自分のためにも、相手のためにも、しっかり伝えましょう。

 

⑤壊れたラジオ法

相手がなかなか諦めてくれない時には、同じ主張を何度も繰り返して断る方法があります。壊れたラジオのように同じことを繰り返すことで、相手が諦めてくれる可能性が高くなります。

ラジオ

 

⑥連絡を取らない

別れた後は連絡を取らないようにします。多くの場合、フラれたからと言ってすぐに忘れられるわけではなく、すがりつきのメールが来るものです。場合によっては、

もう生きる気力がない
私がどうなってもいいんだね
もう死ぬしかない

などのメールが連続してくることもあります。この時に中途半端に反応をしてしまうのはよくありません。

大丈夫?
言い過ぎた
一旦戻ろう

などの反応をすると、せっかく別れを切り出したのが、振り出しに戻ってしまいます。心が痛いかもしれませんが、毅然とした態度を保ちましょう。

 

⑦底つき感を待つ

相手が諦めてくれない時は、底つき感を待つことが大切です。ずっと連絡を絶っていれば、いつかは相手は悟る時期が来ます。これを底つき感と言います。別れを切り出すときは、相手の底つき感の時期まで、付き合うことが最後の愛情になるのです。

ただし、極端な例で、例えばリストカットしている場合などは、保健所、警察、相手のご家族に通報するのも1つの手です。自分だけで解決しないようにしてください。

別れ,乗り越える

⑧罪悪感との付き合い方

別れを告げた後はスパッと切り替える。そんなことができたら苦労はしませんよね。多くの人は罪悪感に苛まれてしまうことが多いです。あなたにできることは、

好きになってくれた相手に感謝をする
相手の幸せを願う
相手の力を信じる

ことです。多くの場合、失恋は成長につながります。あなたと付き合って、別れを経験することで、元パートナーは、自分を磨き、次にお付き合いする異性に優しくなれるのです。自分を責めるだけでなく、相手の幸せな人生を願うことを心がけましょう。

罪悪感の対処法をより深く知りたい方は下記をご覧ください。

罪悪感とは?意味や消えない場合の対処

 

⑨次の恋愛へ

別れた時期はあなたにとっても負担が大きく、すぐに次の恋愛に進むのは難しいかもしれません。そんなときは普段できなかったことをじっくりやってみることも大事です。例えば、

読書をする
旅行に行く
趣味に没頭する

などがおすすめです。そうして心が整理できたら、また少しずつ異性に目が向いてくると思います。

そんなときは以前の恋人へも感謝しつつ、今回の別れで学んだことを自分の成長につなげ、また新しい恋愛へ進んでいきましょう。

別れ,心の整理

まとめ

別れたいと感じたとしても、一度は好きだった方だと思います。別れは付き合うよりも大変だと私は考えています。私自身、フラれる方が圧倒的に多かったのですが、何人かの女性には私から別れを告げることもありました。相手の悲しい声を聴くと、本当に悪いことをしたなあ…と罪悪感に駆られます。

一方で、人間関係は四季のようなものです。出会いと別れがあるからこそ、恋愛はその瞬間瞬間として光り輝くものではないか…そう感じています。皆さんが、できる限り前向きな別れを迎えられるよう、願っています。

人間関係講座のお知らせ

公認心理師の元で人間関係を築く力を向上させたい方は、私たちが開催しているコミュニケーション講座をオススメしています。講座では

・断り方の技術
・心理療法の基礎学習
・人間関係心理学の学習
・会話力トレーニング

など練習していきます。筆者も講師をしています。皆様のご来場をお待ちしています。↓興味がある方は下記のお知らせをクリック♪↓

人間関係講座

助け合い掲示板

コメントを残す

コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


ブログ→
YouTube→
Twitter→

*出典・参考文献
牧野・井原(2003)恋愛関係における別れに関する研究(1) ― 別れの主導権と別れの季節の探求 ― 高松大学紀要,41.87~105
Alan Manning, Nicole Amare.Bad news first: How optimal directness depends on what is negated. Professional Communication Conference (ProComm), 2017 IEEE International, 2017; DOI: 10.1109/IPCC.2017.8013959