>
>
>

傾聴力UPのコツを精神保健福祉士が解説

傾聴


傾聴入門コラム①精神保健福祉士が徹底解説

はじめまして!精神保健福祉士の川島です。私は心理学の大学院で、ソーシャルスキルについて研究をしてきました。ソーシャルスキルとは簡単に言えば、話し方や聞き方の技術を意味します。当サイトはそんな私の専門領域である「傾聴」について、徹底的に解説をしていくことを目的として開設しています。精神保健福祉士の川島が傾聴を解説・仕事で傾聴力が必要
・好感を持たれるようになりたい
・人の話を聞かないと言われた
・会話が苦手で恋人ができない

など、傾聴に悩む方向けに書かせて頂きます。入門コラムの目次は以下の通りです。

■目次
人間は社会的動物 
傾聴の重要性
傾聴が心理的に及ぼす影響
傾聴力をつけるために必要なもの
傾聴力は改善できる!
傾聴入門コラムまとめ

入門コラムを全部読むと10分ぐらい読むのに時間がかかってしまんです・・・ええっ10分も??めどくさいなあ~と感じるかもしれません。ただ傾聴は皆さんの人生すべてに関わるものです。ぜひ改めて「傾聴」とは何か?についてしっかり向き合っていきましょう。

人間は社会的動物

そもそも「傾聴」が私たちになぜ大事なのでしょうか?それは、私たち人間が社会的動物であるためです。

社会的動物とはその名の通り、社会を構築することで生き延びてきた動物です。私たちの先祖は、1人で戦ったり作業をしたりするよりも、複数人で臨んでお互いの意見を交換することで厳しい環境で生き延びてきました。昔はとても過酷な環境たったため、1人では到底生きられなかったのでしょう。私たちの祖先は、お互いが持っている情報を傾聴して、共有することで社会を構築して生き延びて言えます。

傾聴は人間関係や情報交換の土台となります。お互いの感情や考えを分かちあい、信頼関係を築き、さらには考え方を交換しあうことで社会を築いてきたのですね。

イラスト:話を傾聴して人間関係を大事にしている人

傾聴の重要性

「傾聴」の重要性を日本で最も広げたのは「カール・ロジャース」という心理療法家です。心理学を少しでも勉強したことがある方なら名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?傾聴について学ぶ時は、以下の3つについて基本の”き”として叩き込まれます。傾聴の導入として押さえておきましょう。

①等身大の自分(自己一致)
自分自身が感じているを相手に合わせるために、無理に否定したり歪めて、自分を隠さないこと。必要以上によく見せたりせず、ありのままの人間として自分を受け入れて、一人の人間として存在していること。簡単に言うと、あるがままの自分を受け入れ、等身大の自分として相手の話を聞く姿勢です。

②相手の立場(共感的理解)
相手の感じ方、考え方を相手の立場に立って、考える姿勢を意味します。共感は、相手と同じ感情になる必要はなく、自他の境界を守りながら、理解しようと努めます。あくまで自分という存在を保ちながら、相手の気持ちを想像するという姿勢そのものを傾聴では大事にします。

③関心を持つ(無条件の肯定的配慮)
相手がどのような価値観を持っていても、関心を持ち、存在を受容しようとする姿勢です。皆が異なった考え方や価値観を持っていると心から認めることを傾聴では大事にします。

いかがでしょうか。皆さんはこのような3つの条件を意識して人の話を聞く・傾聴したことはありますか?プロでもなければ、なかなか難しいですよね(^^; ただ、このような傾聴の姿勢は人間関係の土台になりますので、まずは頭の片隅に入れておくといいでしょう。

イラスト:お客さんへの無条件の肯定的配慮を持ち、傾聴する店員さん

 

傾聴力とビジネス

ここで、傾聴がビジネスシーンでについて触れたいと思います。2010年に松本らが行った「美容師の指名客数増加のための社会的スキルトレーニングの効果」では、新人美容師に対し社会的スキル「笑顔・声・傾聴・雑談・説明・提案・承認」7つについてトレーニングを行い、指名客数増加との関連を調査しました。こちらのは、トレーニング後のスキル評定得点と指名客数増加率との関係を示した図です。

傾聴力はビジネスで成果を出すために重要なスキル

スキル評定得点の上昇率が高い「スキル評定得点上位群」と上昇率が低い「スキル評定得点下位群」では、上位群が指名客数増加率が高いことが分かりました。また、社会的スキルの中でも「傾聴スキル」が指名客数増加にもっとも影響している傾向が見られました。社会的スキルの中でも傾聴が影響している図調査結果から、傾聴力は結果が求められるビジネスシーンにおいて成果に直結する重要なスキルであり、トレーニングでスキルを伸ばすことができるができる考えられます。

傾聴診断

それではここで実際に今の状況を知るために、「傾聴診断」をしてみましょう。

傾聴診断
全くそう思わない あまり思わない どちらでもない ややそう思う とてもそう思う
1.
相手の話を聴くことが好きだ
2.
知らない話題でも積極的に傾聴する
3.
相手の立場に立って傾聴する
4.
相手の発言を肯定的に返す
5.
質問をして相手の話を膨らませる
6.
相槌をしっかりうつ
7.
表情を見ながら傾聴する
8.
前傾姿勢で話を聴く
あなたの生まれた年は?
あなたの性別は?  
あなたのお住まいは?
診断についての注意

傾聴診断について・注意事項
・当傾聴診断は臨床心理士・精神保健福祉士の監修の元作成しました
・当尺度は医療的な診断を行うものではありません
・当尺度は、段階では予備調査の段階となります
・あくまで参考程度にご使用ください

以下は尺度作成についての、手順や趣旨が明示されています。尺度について疑問を持たれた方、専門家の方、興味がある方はご一読ください。

 

傾聴診断作成の趣旨

現代社会では、主にスマフォーとフォンでの検索やアプリが入り口となっており、多くの方がメンタルヘルスに関わる疑問や、問題解決の糸口をWEB検索から模索を始める傾向があります。当該入り口において方向性を誤ると、メンタルスの改善の迷路に迷い込む恐れがあるため、限られた時間の中で、ある程度簡易的に自分の状態を把握するコンテンツや診断が必要と考えています。

そこで弊社では、メンタルヘルスの問題につながりやすい種々の感情に焦点を当て、簡易的な自己判断ができる尺度を作成することとしました。医療行為、学術的な研究を目的とした診断ではなく、予防機能、メンタルヘルスに興味をもって頂くことを趣旨として作成します。

 

尺度作成の条件

尺度を作成するにあたっては以下を意識して作成する。
・電車や喫茶店で簡易的に読める文章を心掛ける
・学術的な表現は控える
・深刻性はやや軽めのワードなのでややライトに記述する
・尺度の限界を明示する

 

尺度作成手順

① 尺度抽出について
傾聴は心理学全般に関わる広大な意味を含んでいる。具体的には、他者肯定感、ソーシャルスキル、アサーティブコミュニケーション、印象形成、ポライトネス理論などが内包される。これら傾聴に関わる論文と、臨床心理士・精神保健福祉士・社会心理学の大学院を卒業した者が協力し質問項目をブレーンストーミングを行い、質問項目を網羅した。

 

参考資料
Argyle, M. (1981). Social competence and mentalhealth.
相川充・藤田正美 (2005). 成人用ソーシャルスキル自己評定尺度の構成 東京学芸大学紀要1部門, 56,87-93.
成人に対する言語ソーシャルスキルトレーニングの開発と主観的適応状態への影響 
目白大学大学院 現代心理学専攻 川島達史 2013 修士論文
好感をもたらす非言語コミュニケーションに関する研究
目白大学大学院 現代心理学専攻 梅野利奈 2015 修士論文
勝原裕美 増野園恵 日本の看護職のためのアサーティブネス・トレーニングプログラムの開発一試案の作 成と有効性の評価 一,兵庫県立看護大学紀要 2001
インタラクティブ・コミュニケーションにおける傾聴尺度の概観(1)
―マーケティング・コミュニケーションの視点から― 松 本 大 吾
改訂版聴くスキル尺度の大学生への適用の検討1) 藤原健志 三宅拓人 演口佳和 2014

相手の話を遮らない
わかりにくい話は確認する
相手の話を覚えている
相手の意見を大事にできる
適度に砕けて聞くことができる
相手のプラスの面を見つけて指摘する
相手の発言を肯定的に返すことができ
質問することができる
1つの話題を膨らませて聴く
全体に気を配って傾聴することができる
つまらなそうにしている人に質問ができる
自己開示を積極的にする
傾聴が必要以上に馴れ馴れしくならな
表情を見ながら傾聴する
顔つきから相手の感情を読みとれる
表情が豊かである
相手の表情の変化を感じとれる
自分の感情をコントロールする
相槌をしっかりとうつ
相手の声の調子に注目する
相手の立場に立って傾聴する
相手の顔を見ながら話を聞く
前傾姿勢で話を聴く
知らない話題でも積極的に傾聴する
相手の話を聴くことが好きだ
自他の区別をしながら傾聴する

 

② KJ法によりグルーピングを行い
  8グループにまとめ、ラベリングを考えた

 

・積極的心理 
知らない話題でも積極的に傾聴する
相手の話を聴くことが好きだ

・気遣い
相手の話を遮らない
全体に気を配って傾聴することができる
つまらなそうにしている人に質問ができる
傾聴が必要以上に馴れ馴れしくならない
自分の感情をコントロールする
相手の立場に立って傾聴する
自他の区別をしながら傾聴する

・言語スキル
相手のプラスの面を見つけて指摘する
相手の発言を肯定的に返すことができる
質問することができる
1つの話題を膨らませて聴く
自己開示を積極的にする
相槌をしっかりとうつ

・非言語スキル
表情を見ながら傾聴する
顔つきから相手の感情を読みとれる
表情が豊かである
相手の表情の変化を感じとれる
自分の感情をコントロールする
相手の声の調子に注目する
相手の顔を見ながら話を聞く
前傾姿勢で話を聴く

 

③ WEB対応簡易型尺度とするため
  8グループ質問項目をそれぞれ1つの質問に削った
  *通常であれば予備調査で説明変数から多い順に
   採用するが今回は川島の判断で選択した

  *ネガティブな項目は逆転項目にならないように
   肯定的な表現に変えた

  *スマートフォンでも読みやすくなるように
   文字数を短くした

 

・積極的心理 
知らない話題でも積極的に傾聴する
相手の話を聴くことが好きだ

・気遣い
相手の立場に立って傾聴する

・言語スキル
相手の発言を肯定的に返す
質問することができる
相槌をしっかりとうつ

・非言語スキル
表情を見ながら傾聴する
前傾姿勢で話を聴く

 

④ 診断結果については、因子ごとの評価は行わず
  総合点について4段階で注意事項を200文字程度で作成した
  
  ・5件法
  ・34~40
  ・27~33
  ・21~26
  ・8~20
  
の4段階とする。感情について優劣はないため、結果については長所と注意点の2方面からバランスよく記述することを心掛ける。診断結果については提案程度にとどめ、自己決定できるように記述を行う。

 

診断結果
・傾聴力かなり高い  34~40
*長所
傾聴がとても得意です。場持ちがよく、協調性があるので、あなたがいると周りの方がほっとすると言えます。接客業やカウンセラーに向いていると言えます。あなたが上司であれば部下の信頼も厚いでしょう。傾聴力がある方は孤独感が低く、対人不安も少ない傾向があると言えます。メンタルヘルスも良好だと考えられます。

 

*注意点
傾聴が得意であると、傾聴の依存するあまり、発話スキルが低下することがあります。相手の話を聞くことも大事にしつつ、たまには自分勝手に自分の話をする機会も大事にしましょう。

 

・傾聴力 やや高い 27~33
*長所
傾聴が得意な方です。適度に場持ちがよく、協調性があるので、あなたがいると周りの方がほっとすると言えます。一般的な会話であれば問題なく人との話を聴くことができるので、健康的な人間関係を築くことができるでしょう。傾聴力がある方は孤独感が低く、対人不安も少ない傾向があると言えます。メンタルヘルスも比較的良好だと考えられます。

 

*注意点
傾聴が得意であると、傾聴の依存するあまり、発話スキルが低下することがあります。相手の話を聞くことも大事にしつつ、たまには自分勝手に自分の話をする機会も大事にしましょう。

 

・傾聴 やや苦手 21~26

*長所
傾聴はどちらかというと苦手かもしれません。ただそれなりに返すことはできるので日常生活では健康的な人間関係を築くことができるでしょう。長所として、相手に主導権を渡すことができるため、相手がたくさん話したいタイプの場合、相性がいいでしょう。また敢えて人の話を聞かず、自分の考えを大事にしている時期の方もいると思います。。「積極的な孤独」という表現を使うこともあります。もしあなたが自分自身であえて孤独な状況を選んでいる場合は、ある意味でこの時間を将来につなげていくために充電しているとも言えます。

 

*注意点
短期的に傾聴スキルを求めていない場合はそこまで問題にはならないですが、もし望まない形で傾聴力が希薄化している場合は注意が必要です。傾聴のがない状態は、抑うつ感、自尊心と関連があり、長期化するとメンタルヘルスとしてはマイナスになることが多いです。傾聴のが苦手な状態が長い間続いている場合は対策が必要かもしれません。この後のコラムもぜひ参考にしてみてください。

 

・傾聴 苦手 8~20

*長所
傾聴が苦手な状況です。長所として、相手に主導権を渡すことができるため、相手がたくさん話したいタイプの場合、相性がいいでしょう。また敢えて人の話を聞かず、自分の考えを大事にしている時期の方もいると思います。。「積極的な孤独」という表現を使うこともあります。もしあなたが自分自身であえて孤独な状況を選んでいる場合は、ある意味でこの時間を将来につなげていくために充電しているとも言えます。

 

*注意点
短期的に傾聴スキルを求めていない場合はそこまで問題にはならないですが、もし望まない形で傾聴力が希薄化している場合は注意が必要です。傾聴のがない状態は、抑うつ感、自尊心と関連があり、長期化するとメンタルヘルスとしてはマイナスになることが多いです。傾聴のが苦手な状態が長い間続いている場合は対策が必要かもしれません。この後のコラムもぜひ参考にしてみてください。

 

 

⑤ 今後の予定
  →回答数が充分集まった段階で
   因子分析と他の尺度との関連を精査し、
   精度を高めていく予定である

 

 

傾聴(MAX 40)

傾聴(MIN 8)

あなたのライン

男性
女性

点数が高いほど傾聴力があると言えます。26点以下の方はぜひ傾聴トレーングでスキルアップを目指しましょう。

*点数の目安

・34~40 傾聴‐かなり上手
・27~33 傾聴‐上手
・21~26 傾聴‐やや苦手
・8~20  傾聴‐苦手

傾聴(MAX 40)

傾聴(MIN 8)

あなたのライン

ご自身の年代と、自分の点数を比べてみましょう。

あなたが所属する群

以下の2群に当てはまった方は注意しましょう。

・21~26 傾聴‐やや苦手
・8~20  傾聴‐苦手

  • 総合

    順位 都道府県 平均値 回答数
    1 広島県 38 1
    2 北海道 35 1
    3 埼玉県 31.5 2
    4 福岡県 29 1
    5 東京都 26.2 5
    6 千葉県 26 1
    7 愛媛県 25 1
    8 神奈川県 22.67 3
    9 愛知県 22 2
  • 男性

    順位 都道府県 平均値 回答数
    1 埼玉県 31 1
    2 東京都 26.5 2
    3 愛媛県 25 1
  • 女性

    順位 都道府県 平均値 回答数
    1 広島県 38 1
    2 北海道 35 1
    3 埼玉県 32 1
    4 福岡県 29 1
    5 千葉県 26 1
    5 東京都 26 3
    7 神奈川県 24 1
    8 愛知県 22 2

2018年7月10日より調査を開始しました。現在集計中です。

*長所
傾聴がとても得意です。場持ちがよく、協調性があるので、あなたがいると周りの方がほっとすると言えます。接客業やカウンセラーに向いていると言えます。あなたが上司であれば部下の信頼も厚いでしょう。傾聴力がある方は孤独感が低く、対人不安も少ない傾向があると言えます。メンタルヘルスも良好だと考えられます。

*注意点
傾聴が得意であると、傾聴の依存するあまり、発話スキルが低下することがあります。相手の話を聞くことも大事にしつつ、たまには自分勝手に自分の話をする機会も大事にしましょう。

*長所
傾聴が得意な方です。適度に場持ちがよく、協調性があるので、あなたがいると周りの方がほっとすると言えます。一般的な会話であれば問題なく人との話を聴くことができるので、健康的な人間関係を築くことができるでしょう。傾聴力がある方は孤独感が低く、対人不安も少ない傾向があると言えます。メンタルヘルスも比較的良好だと考えられます。

*注意点
傾聴が得意であると、傾聴の依存するあまり、発話スキルが低下することがあります。相手の話を聞くことも大事にしつつ、たまには自分勝手に自分の話をする機会も大事にしましょう。

*長所
傾聴はどちらかというと苦手かもしれません。ただそれなりに返すことはできるので日常生活では健康的な人間関係を築くことができるでしょう。長所として、相手に主導権を渡すことができるため、相手がたくさん話したいタイプの場合、相性がいいでしょう。また敢えて人の話を聞かず、自分の考えを大事にしている時期の方もいると思います。「積極的な孤独」という表現を使うこともあります。もしあなたが自分自身であえて孤独な状況を選んでいる場合は、ある意味でこの時間を将来につなげていくために充電しているとも言えます。

*注意点
短期的に傾聴スキルを求めていない場合はそこまで問題にはならないですが、もし望まない形で傾聴力が希薄化している場合は注意が必要です。傾聴力がない状態は、抑うつ感、自尊心と関連があり、長期化するとメンタルヘルスとしてはマイナスになることが多いです。傾聴のが苦手な状態が長い間続いている場合は対策が必要かもしれません。この後のコラムもぜひ参考にしてみてください。

*長所
傾聴が苦手な状況です。長所として、相手に主導権を渡すことができるため、相手がたくさん話したいタイプの場合、相性がいいでしょう。また敢えて人の話を聞かず、自分の考えを大事にしている時期の方もいると思います。。「積極的な孤独」という表現を使うこともあります。もしあなたが自分自身であえて孤独な状況を選んでいる場合は、ある意味でこの時間を将来につなげていくために充電しているとも言えます。

*注意点
短期的に傾聴スキルを求めていない場合はそこまで問題にはならないですが、もし望まない形で傾聴力が希薄化している場合は注意が必要です。傾聴のがない状態は、抑うつ感、自尊心と関連があり、長期化するとメンタルヘルスとしてはマイナスになることが多いです。傾聴のが苦手な状態が長い間続いている場合は対策が必要かもしれません。この後のコラムもぜひ参考にしてみてください。

この診断を友達に伝える


あなたの診断結果

コミュニケーション講座について♪

コラム1は折り返し地点です!ここで少しだけお知らせをさせてください♪ 私たち臨床心理士・精神保健福祉士は、暖かい人間関係のある社会を創ることを目的として、コミュニケーション講座を開催しています。

心理療法やソーシャルスキルの練習を勉強したい方はぜひお待ちしています。1人で抱え込まずに、専門家やたくさんの仲間と相談しながら進めていくと、心強いと思います。もしコラムを読んでみて、もっと心理学を学習したいと感じたら、こちらのコミュニケーション能力講座のページを参照ください。それでは先に進みましょう!

傾聴力をつけるために必要なもの

このように傾聴力は人生を決定づけると言っていいほど、私たちが生きていくうえで本質的なものだと言えます。では、傾聴力を高めるにはどうすればいいのでしょうか?ポイントは以下の3つです。

①言葉を使った傾聴スキル
②表情や声と傾聴スキル
③心理学の学習

ここから、3つのポイントを1つずつ解説していきますね。

①言葉を使った傾聴スキル

私たちは、傾聴をする時に言語を使って相手の心情をくみ取ります。

例えば、「お寿司が好き!」と話したとしましょう。このとき「ふーん」では相手は自分の話を聞いてくれた・・・と感じることができません。

「お寿司おいしいよね!」
「お寿司私もよく食べるよ!」

と言葉にして返すことでより聞いてくれたという気持ちになるように、言葉を使った傾聴は人間関係の土台となります。

言葉を使った傾聴スキルについて、代表的なものを10種類ほど上げます。ここでは触れる程度になりますが、追ってしっかり解説していきます!

<代表的な傾聴スキル>
・相槌の技術
・事実・感情のオウム返し
・感情のオウム返し
・言い換えのオウム返し
・かなり言い替えたオウム返し

・感情の明確化
・適切な自己開示
・5W質問
・感情の質問
・名詞的肯定返し
・人間性肯定返し

②表情や声と傾聴スキル

コミュニケ―ションには、非言語コミュニケーションと言語コミュニケーションの2種類があります。それぞれのコミュニケーションについては図解すると下記のようになります。
傾聴と言語・非言語コミュニケーションの関係

非言語コミュニケーションが、におい・空間・姿勢など、広い範囲になることが分かりますね。非言語コミュニケーションは主に、直接の対人コミュニケーションで俄然威力を発揮します。例えば、同じ「お寿司おいしいよね!」でも、下の2つを比べた場合、どちらに好印象を持ちますか?

イラスト:非言語的コミュニケーションの比較

言うまでもなく、左側の方が印象がいいと言えますね。言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションは掛け算のような関係です。「おいしい!」というポジティブな表現も、非言語が死んでいると効果は減退してしまいます。

③心理学の学習

傾聴力を高めるために、心理学を学ぶ事も大切です。自己流という方もいるかもしれませんが、学習効率も考え心理学やコミュニケーションの正しい知識を総合的に習得すると良いでしょう。

ここでは、良好な傾聴姿勢を保つためのポイントをご紹介します。

心理的な健康を保つ

心理的健康とは、良い傾聴をするために欠かせません。ミュニケーションを良好に保つには、土台である心理的な安定をしっかりと作る必要あります。例えば「対人不安」が強いと、傾聴力が低下することが分かっています。

直観的に分かると思いますが、元気な時と落ち込んでいるときでは、傾聴への意欲が変わってくると思います。また、傾聴する相手が好きな人の場合と苦手な人の場合では、傾聴への姿勢も随分変わってきます。コミュニケーション能力は心理的な問題と深いかかわりがあるため、傾聴へも心構えが重要です。

傾聴と2つの目的

私たちは、心理的健康を基本に2つの目的をもって傾聴を行います。

1:問題解決型
会議や打ち合わせでは、何かしらの目的達成をするためにコミュニケーションをします。例えば、売り上げが上がらない・・・という問題をどうすれば解決できるか?このようなコミュニケションでの傾聴が問題解決型にあたります。

2:人間関係を構築する
飲み会で周囲と仲良くなる為に雑談をする。落ち込んでいる友達を励ます。このようなコミュニケーショが人間関係を構築するための傾聴にあたります。

コミュニケーションはこの2つの目的が、絡み合い行われるのです。

ここで1つ問題を解いてみましょう。

問題
あなたの友人が、
「昨日会社に遅刻したんだ・・・怒られて悲しい・・・」
と話しました。あなたはどのような傾聴しますか?

考えてみましょう。



例えば
・どうして遅刻したの?
・何分遅れたの?
・ペナルティとかあるの?

このような問題解決に向けた傾聴をした場合は、問題解決型のコミュニケーションを好む方です。

例えば
・怒られると辛いよね。
・結構落ち込んでるの?
・たまには遅刻しちゃうよね。

このような相手の心情によりそうようなコミュニケーションが思い浮かんだ場合は、人間関係を構築することを好む方と言えます。

2つの目的は、傾聴する場面に応じた使い分けが必要です。例えば、差し迫った状況での上司と部下の会話であれば、問題解決型の傾聴が適切です。遅刻は致命的な問題につながってしまうからです。しかし、好意をもっている異性とのコミュニケーションなら、間違いなく人間関係を構築する傾聴が良いでしょう。

このように傾聴には、問題解決・人間関係構築 2つの目的があり目的によって傾聴もやり方が変わってきます。心理的な健康を保ちながら、使い分けをすることが傾聴姿勢ではとても大切になります。

傾聴力は改善できる!

ここまでご紹介してきた通り、傾聴力は「①言葉を使った傾聴スキル」「②表情や声と傾聴スキル・」「③理学の学習」によって変化していくのがお分かり頂けたと思います。

ここで、傾聴力は改善できるのか?という重要な問題について触れたいと思います。

まずは、私が大学院で研究した内容を紹介させてください。研究では、100名ほどを対象に発話・傾聴について効果分析を行いました。

下記の図は、傾聴トレーニングの効果分析です。

傾聴トレーニングによる効果分析の図傾聴が苦手な方(オレンジ色)にはトレーニングを実施し、一般的な方(青色)にはトレーニングを行っていません。トレーニング後は、傾聴が苦手な方も一般の方とほぼ同じレベルに達しているのが分かりますね。

実はこの研究では、70%ほどの脱落率がありました。しかし、継続的にトレーニングをされた方は結果を残していましたので、筋トレと同じように、しっかりと練習を重ねれば傾聴力をつけることはできると言えます。

傾聴入門コラムまとめ

このように傾聴力を高めるには、

①言葉を使った傾聴スキル
②表情や声と傾聴スキル  
③心理学の学習

の3つが大事になります。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!傾聴力をたかめる事は、決して簡単ではありません。私も本当に苦労しました。でも自分に合ったスキルをつけると今までよりも人間関係がよくなったり、仕事がしやすくなったり、本当に努力してよかったと感じています。

今度は私たち講師陣が皆さんに様々な有益な情報を提供する番です。1人でも多くの方が傾聴をはじめ、コミュニケーションに関する正しい理解をして、暖かい人間関係を築ける方が増えて豊かで暖かい社会ができることを願っています。

ここから先のコラムは具体的な傾聴スキルの各論へと入っていきます♪興味がある方はぜひご一読くださいませ。

*出典・参考資料
松本啓子・村井佳比子・眞邊一近(2014)「美容師の指名客数増加のための社会的スキルトレーニングの効果」 行動分析学研究 第29巻 第1号
末田清子・福田浩子(2003) 「コミュニケーション学―その展望と視点」P142
目白大学大学院 現代心理学専攻 川島達史 2013 修士論文



5つのポイントを抑えて話し方に自信を持とう