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叱り方のコツ「無条件の肯定」

叱り方!部下や子供が成長する「無条件の肯定」

はじめまして!臨床心理士の加賀、精神保健福祉士の川島です。私たちは現在、こちらの初学者向けコミュニケーション講座の講師をしています。コラムを読んで興味を持っていただいたら、是非お待ちしています。

本コラムでは「叱り方」についてお話していきます。目次は以下の通りです。

  • 叱り方とストローク
  • 無条件の肯定で挟む
  • 練習問題で実践!

叱り方とストローク

部下や子供への叱り方を間違えると、相手のモチベーションを損ねてしまったり、反感を買う可能性があります。出来る限りトラブルを避けつつ、成長させたいところですよね。

ここで活用できるのが、心理療法の1つであるストロークという概念です。ストロークとは、「人との関わり方」「接し方」という意味で、叱り方にも当てはまります。

ストロークには4つの種類があります。

1.無条件の肯定的ストローク
無条件に相手と肯定的に接することを意味します。相手の意見を受け止める、相手と自分の違いを認めるなどが挙げられます。懐の深い肯定だと認識してよいでしょう。

2.無条件の否定的ストローク
特に理由もなく、否定的に相手に接することです。相手の考え方を根底から否定したり、相手の価値観を全否定したりします。

3.条件付き肯定的ストローク
善いことしたという判断にもとづいて肯定する関わり方です。家事を手伝ってくれたから褒める、テストが満点を取ったから肯定するなどがこれに当たります。肩書き、年収などを重視するような狭い肯定のこと。

4.条件付き否定的ストローク
相手の行為がと悪いと判断した時にその行動を否定します。皿を割ってしまった人に注意する、書類整理ができていない時に叱るなどです。注意を受けた本人は、叱られた原因が分かるので具体的な改善策が立てやすくなります。範囲を限定して注意するなど範囲の狭い否定だと言えます。

これらのストロークを上手く組み合わせていくことで、ネガティブ感情労働にならずに相手を叱ったり、注意することができるようになります。

無条件の肯定で「挟む」

相手を否定するつもりはないが、どうしても注意しなくてはならない場合は、無条件の肯定で条件付き否定を挟むという叱り方が大切です。例えば、部下が遅刻していきた場合、

いつも仕事ありがとう、よく頑張っているね! ただ、誤字脱字が多いから注意しなよ。頑張って!

といった具合です。まずは、無条件の肯定で相手を受け止めつつ、相手の悪い行動自体を否定します。また、ネガティブな表現で終わると後味が悪くなるので、無条件の肯定でポジティブに終わらせるのです。

すると、叱っているにも関わらず、応援されているような印象を与えることができます。相手も指摘をスッと受け止められるので、お互いにストレスなくコミュニケーションを行うことができるのです。

肯定する時は「無条件」に、否定する時は「条件付き」で行うと柔らかい表現を保ちながら、ネガティブ感情労働にならずに相手に指摘することができますよ。

意味のある叱り方!練習問題

それでは、実際に練習問題に取り組んで、プラスになる叱り方を学んでいきましょう!次の状況で円滑な叱り方を考えてみてください。

例題
あなたの部下は月に10日以上、遅刻をしてしまします。さすがに注意しなくてはならないと思うものの、どのように対応していいか判断しかねています。

 

解答例
⇒「○○さんいつも頼りになるよ、ありがとう!ただ、遅刻が多いのでその点は注意しよう。○○さんは仕事はしっかりこなせているので、ほんと助かっている。」

合理的な叱り方を

叱り方の練習問題はいかがでしょうか。叱り方を誤ると、トラブルに発展したり、やる気を損ねてしまうことがあります。無条件の肯定で「挟む」ことで、尖った印象を最小限にとどめつつ、自分の意見を伝えることができます。

自分はあなたのことを肯定していますよというメッセージを伝えた上で、叱るとに気分的にも「罪悪感」を感じずに部下や子供と関係を築くことができます。

専門家の講義を受けたい方へ

最後に、これまで「叱り方」コラムにお付き合いしていただき、ありがとうございました!日々の生活に役立てて頂けると心からうれしいです。

そして、専門家から直接学びたい!という方は良かったら私たち臨床心理士・精神保健福祉士が開催している、コミュニケーション講座への参加をおススメしています。コラムだけでは伝えきれない知識や実践的なワークを進めています。みなさんのコミュニケーション能力が向上するよう、講師も一緒に頑張ります!よかったらいらっしゃってくださいね(^^)

★ ネガティブ感情労働は「無条件の肯定」で解決!

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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