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コミュニティの意味とは-探す方法,心理的効果

コミュニティの意味とは-探す方法,心理的効果

はじめに

古代ギリシャの哲学者アリストテレスは「人間は社会的動物である」と述べました。私たち人間は、一見強いように見えて、脆弱な生き物です。

私たちの祖先は、お互いに身を守り、協力し合い、時に心を支え合いながら生きてきました。そしてその支え合いの場はコミュニティと言います。

コミュニティ

もしあなたが、以下のような状況にあったとしたら要注意です。

・1人暮らしで話し相手がいない
・休日一言も話さない終わる
・家族と話す時間が取れない
・業務内容に会話が不要

実はコラムを執筆している川島は引きこもりを体験したことがあります。本当に孤独で、精神的に参ってしまっていました。今は、3人の子供の家族に恵まれ、仕事仲間に恵まれ、生徒さんに恵まれた生活をしています。

そして日々コミュニティの暖かさ、力強さを感じています。当コラムで皆さんが1つでも暖かいコミュニティに所属できるよう、お手伝いさせてください。

コミュニティの意味とは

コミュニティについて、千葉大学の広井教授(2007)は以下のように定義しています。

人間が、それに対して何らかの帰属意識をもち、かつその構成メンバーの間に一定の連帯ないし相互扶助(支え合い)の意識が働いているような集団

この定義によるとコミュニティには
・帰属意識
・連帯感がある
・助け合いがある
という3つの条件があるようです。

例えば私は、麻雀が好きで、1か月に1度程度決まったメンバーで集まっています。麻雀が共通の趣味という帰属意識があり、一緒に遊ぼう!という連帯感があります。

負けが込んだ人には、ドンマイと声を掛け合ったりしています。どうということはない関係ですが、こうした屈託のない関係は財産になっているように感じています。

助け合い

コミュニティと効果

コミュニティにはどのような効果があるのでしょうか?

心理的に安定する

暖かいコミュニティに所属すると、お互いを肯定したり、雑談をしたり、悩みを相談することができます。そうしたカウンセリング的な機能を持つコミュニティに所属すると、心理的に安定することができます。

大坪(2017)は、大学生254名に対して、ソーシャルサポートと心理的な問題について調査を行いました。

その結果、大切な人、友人などからサポートを得られやすい方は、孤独感と近い不安感などの指標においてポジティブな関連があることがわかりました。

始めに、大切な人のサポートを見てみましょう。上図の(-)マイナスの意味ですが、大切な人からサポートを得られやすい人は、特に不安感の減少に大きく関係していることが分かりますね。

大切な人が側にいてくれる安心感というのは孤独感を和らげてくれます。

次に友人のサポートですが、こちらも不安感が減少していることがわかります。大切な人からのサポートよりも不安感も減少は少ないものの、疲れやすさ、自立神経症状は友人のサポートの方が軽減する傾向にあります。

このように、ソーシャルサポートを受けることで、メンタルへルスに良い影響をもたらします。孤独感を和らげるためには、友人や大切を増やすためにいくつかのコミュニティ所属しておきたいところです。

より深く理解したい方はこちらのソーシャルサポートコラムを参照ください。

会話のスキルの維持

コミュニティに所属していない状況ですと、会話の数が減っていきます。会話の仕方が分からなくなると、スキルが低下して、ますます孤独になりやすくなるのです。

自由度が増す

孤独というと自由とみられがちですが、実は一人でできることは世の中そこまで多くありません。例えば、私は麻雀が好きですが、相手が必要になります。コミュニティが多いという事はそれだけ行動の幅が広がるのです。

犯罪防止

人間は孤独になると、失うものがなくなってしまいます。すると、悪いことをするリスクが下がります。極端に言ってしまうと、犯罪に手を染めやすくもなるのです。

孤独感への対策,コミュティ

理想的なコミュニティの数

所属コミュニティの確認

ここで、あなたがいくつの継続したコミュニティに 所属しているかをカウントしましょう。ここで言う”コミュニティ”とは以下のように定義します。

①3人以上の複数人の集まり
②最低月1回、1時間以上の集まりがある
③会話をする時間がある
 
これらを満たす集団に属している場合は1とカウントしてください。

例えば、家族・職場・習い事・サークル・大学の同期・幼馴染の集まり・PTA・学生は学校の友達・麻雀仲間・OFF会・行きつけのバーなどですね。

理想は5以上

あなたが所属しているコミュティはいくつありますか?

最低3つ・理想は5つ以上

あなたが所属しているコミュニティはいくつでしたか?もしあなたが所属しているコミュニティが5つ以上でしたら、充分だと思います。ソーシャルサポートを得やすく、孤独感はそこまで高くない方が多いです。

5個以上の方:青色信号
3~4個の方 :黄色信号
2個以下の方:赤色信号

と考えると良いと思います。

コミュニティは3か所あれば、1か所失敗してもまだ2か所所属していることになるのでフォローが効きます。

しかし、2か所ですと、1か所のミスがあまりにも大きいため、依存的になりやすく、人間関係の問題が深刻化しやすくなります。そのため、最低でも3か所のコミュニティへの所属をお勧めしています。

コミュニティに所属している数は何個?

コミュニティの探し方

それでは実際にコミュニティを増やすにはどうすればいいのでしょうか?講師からいくつか提案させていただきます。

①ネット利用

王道としては、趣味のサークルなどが挙げられると思います。現在はインターネットで検索すると、様々な趣味サークルを検索することができます。

まずは自分の趣味などを土台として、一度参加してみると良いでしょう。

②アクセスしやすい地元コミュニティ

アクセスのしやすい地元の居酒屋やボランティア活動などもおすすめです。ネット経由のコミュニティはアクセスのしやすさが弱点となりやすいですが、地元のコミュニティは足を延ばしやすいのが魅力ですね。

私自身は麻雀が好きなので、行きつけの雀荘によく顔を出しています。

③目的ベースのコミュニティ

目的ベースのコミュニティとは仕事や社会的活動を通したコミュニティです。例えば、現在では副業が発展している時代です。かつ残業時間が少なくなってきています。あなたの特殊技能は意外とポイントで欲しがっている起業家や会社は存在すると思います。

例えば、SNSに登録して、関連しそうな会社様に自分を売り込んでみたり、自分が持っている専門的な知識をブログに書いてみて、お仕事募集中!と記載するなど様々なやり方があると思います。

またビジネス以外でも、社会的な問題を解決しようと奮闘している団体は意外と多いものです。そのような活動を通して切磋琢磨できるようなコミュニティもいいかもしれないですね。

*注意点

流動性が高く、集まる頻度が3か月に1回のようなコミュニティは人間関係がかなり浅いまま終わってしまうのでお勧めできません。無理をして所属してもストレスが増してしまうだけです。同じ趣味や目的などを共有できるコミュニティを探すと良いでしょう。

発展コラム

ここまでコミュニティの探し方について解説していきました。さらに言えばコミュニティに所属してからの人間関係の築き方もとても大事です。所属した後に、暖かい関係を築く力を付けたい方は以下のコラムを参照ください。

人間関係構築力

人間関係を築く力は傾聴力、発話力、アサーション力など総合的なスキルが必要です。こちちらの人間関係構築力コラムでコツコツスキルUPしてみてください♪

笑うマインドUP

暖かい人間関係の大事な要素として、ユーモアがあります。コミュニティに所属したら、たくさん笑えるよな関係を気づいていきましょう。詳しくはこひらの笑う力UPコラムを参照ください。

疎外感を減らす

もしコミュニティにうまく所属できず、あなたの中に疎外感があったとしたら実は危険な兆候でもあります。集団や社会から排除されている…という感覚があるかたは疎外感コラムを参考にしてみてください。

宣伝になってしまって恐縮ですが、私たちが開催しているコミュニケーション講座はとても暖かく継続性のあるコミュニティとしてたくさんの方が利用しています。

心理学や会話の力をつけながら、コミュニティとして活用できる場所になっています。良かったら参考にしてみてください。

執筆者も講師をしています(^^)
 ・孤独感を改善する会話練習
 ・対人不安の軽減と心理療法の学習
 ・暖かいコミュニティへの所属

詳しくは下記看板をクリックください♪

助け合い掲示板

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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