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空気が読めない・KYな人の特徴と解決策

空気が読めない


空気が読めない人・KYな人の特徴と解決策-臨床心理士が専門解説①

「空気が読めない」を専門家が解説

空気が読めないを解説

みなさんはじめまして!臨床心理士の兵働です。私は心理系の大学院を卒業し、現在では臨床心理士として精神疾患を抱える方へのカウンセリングや研修を行っています。

当コラムは「空気が読めない」をテーマに専門家が解説をしています。全部で5コラムあります。しっかりとお伝えしたいので全部で8分程度かかります(^^;ちょっと大変ですが。是非お付き合いください。

現代の社会生活を円滑に営むためには、「空気を読む」というスキルがとても重要になります。しかし、しばしば年齢を重ねた大人でも空気が読めないという人に遭遇することもあるでしょう。そこで当コラムでは「空気が読めない」をテーマに解説していきます。

 

空気が読めない人は嫌われる?

空気が読めない人の心理あなたは「KY」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?これは「K(空気が)Y(読めない)」という略語であり、近年職場や学校などで広まった言葉です。流行語ともいえるでしょう。

こうした言葉が広まった背景には、日本が「空気を読む」ことをかなり強いる社会であるということでもあり、空気が読めない人を嫌う傾向があるということです。

さて、あなたの周りにも空気が読めない人はいませんか?

例えば…
・みんなで決めたルールなのに守らない
・周りが引いているのに話し続ける
・友達が真剣な話をしている時に、一人だけスマホをいじっている

「あっ、いるかも!」と思い当たる人がいたと思います。学校や職場、友人関係の中において、1人はこうして空気が読めない人がいるでしょう。

空気が読めない「KYな人」とは

空気が読めない人の事例

ナカタさんは今年入社したばかりの新入社員です。仕事はそこそこできますが、昔から空気を読むことが苦手で、大人になっても状況は変わっていません。

会社では、空気が読めないために人間関係がうまく築けませんでした。また、周囲の意見に耳を傾けず自分の意見を頑として通そうする面もあったため、友人と呼べる人はほとんどいません。

こうした状況でしたが、ナカタさん自身は自分が空気が読めないとは思っていませんでした。むしろ、「あえて空気を読んでない」とさえ考えていました。そうした態度であったため、職場ではどんどん居場所が無くなっていくのでした…。

空気が読めない人の問題

先ほどご紹介したナカタさんは、空気が読めない言動のため、周囲から反感を買ってしまい、居場所を無くしてしまいました。このように、空気が読めないことは周囲の人に不快な思いをさせてしまいます。そして、次第に周囲の人は離れてしまいます。

空気が読めない人は、適切な対人関係が築けないことによって「居場所」を無くし悩む人も多いのです。そうした人々は得てして何が原因で自分が対人関係を築けないのかわからないことがあります。

ナカタさんのように自分が「空気が読めない」と思っていないからです。

 

簡易診断!空気が読めない人?

「セルフモニタリング」という言葉を聞いたことがありますか?心理学の専門用語のため、あまり聞き馴染みのない言葉かもしれません。

セルフモニタリングとは、対人コミュニケーションの場面などで状況や場面に合わせて自分の行動を変えることができる力と言われています。つまり、空気を読むために欠かせない能力です。

ここでは、このセルフモニタリング力を知る方法の一つとして「セルフモニタリングテスト」をやってみましょう。次の各質問について、最も当てはまるものを一つ選んでください。回答が終わったらすべての項目の得点を合計してくださいね。

セフルモニタリング診断

解説!空気が読めない人は低い?
セフルモニタリング診断の解説

定期的にチェックしてみよう

結果はいかがでしたか?結果を受けて一喜一憂する方も多いと思いますが、このテストはあくまで「今」のセルフモニタリング力の程度を把握するためのものです。時間が経って仕事やサークルで自分を取り巻く状況や環境が変われば、この結果も変化していきます。

できれば月に一度ほどセルフモニタリングを行い、自分を見つめ直しましょう。自分の状態を知ることで、対処できるようになります。下記で対処法をご紹介します。

空気が読めない原因・解決策

空気が読めない原因と解決策ここでは、空気が読めない原因と解決策について考えていきましょう。空気が読めない原因と解決策は、大きく分けると3つあります。全部読むのは大変なので、当てはまる項目についてリンク先をチェックしてみてくださいね♪

 

①相手の立場に立って考える

他者視点に立てない
空気が読めない人の多くは、自己中心的という特徴を持っています。そのため、周囲の人がどのように感じているのか、どのように思っているのかについて考えないことが多いです。このように、他者視点に立って物事を考えないために空気が読めない言動につながってしまいます。

相手の立場で考えよう
まずは、相手の立場に立って考えるクセを習慣化することが大切です。当コラムでは、相手の立場に立った考え方をするためのポイントを具体的にご紹介します。周囲に配慮した発言や言動がなかなか出来ない…と思っている方は、コラム②をチェックしてくださいね。

 

②傾聴スキルを身に付ける

傾聴スキルが不足している
空気が読めない人は、自分の話ばかりをしてしまうことが多く他人の話をしっかり聞くことが苦手です。つまり、人の話をどのように聞いたら良いのかといったスキルが不足している可能性が高いです。

聴く姿勢を持とう!
実は、円滑なコミュニケーションを行う上では「話す」より「聴く」事の方が大切です。相手の話をじっくり聴くことで、理解が深まり空気が読めない状態から読める会話が可能になります。聴く姿勢に自信がない…という方は、コラム③をチェックしてみてください。

 

③適切な専門機関を訪ねる

発達障害の可能性も
空気が読めない人の特徴は、発達障害の特徴と類似する点がいくつかあります。例えば、思ったことをすぐに口走ってしまう点は発達障害のADHDの特徴と似ており、一方的に自分の興味のある話をしてしまう点は発達障害の自閉症スペクトラムの特徴に似ているところがあります。このように、空気が読めない人の背景には発達障害の可能性も考えられます。

可能性の1つとして考えよう
しかし、特徴が似ているからといって発達障害と決めつけはしないでくださいね。あくまで可能性の1つです。もし、自分はもしかしたら発達障害かもしれない…と思う方は、適切な医療機関に行くこともオススメです。また、コラム④も参考になさってください。

 

空気が読めない人から読める人へ

空気が読めない人の解決策このように「他者視点に立てない」「傾聴スキル不足」「発達障害の可能性」が空気が読めない原因と考えられます。

「空気が読めない人」が急に「空気が読める人」になれる魔法のようなものはありません。しかし、空気を読むコツやテクニックはいくつかありますので、身に着けていくことで少しずつ空気が読める人に近づいて行きましょう!

次回は、空気が読めない原因の対処法の1つ目「相手の立場に立って考える」についてご紹介します。お楽しみに!(もう少し下に次のコラムボタンがあります)

★まずは今の自分を診断!3つの解決策で空気が読めないを改善しよう
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3つの解決策で改善しよう