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アイコンタクトの重要性専門家が解説

アイコンタクト


アイコンタクトとは?できない問題・原因・対処法-心理学の専門家が解説①

アイコンタクトについて専門家が解説

みなさんはじめまして!社会心理学の専門家、精神保健福祉士の川島です。私は社会心理学の大学院で、成人のコミュニケーションについて研究をしてきました。当コラムでは「アイコンタクト」をテーマに解説をしています。

実は執筆者である川島も、以前は「視線恐怖」と言っていいぐらい、人の目を見て話すことが非常に苦手でした。ですが、心理療法を実践して、かなり改善することができました。

本コラムではそんなアイコンタクトの問題や改善策について、5コラムをかけて解説させて頂きます。全部で8分程度かかります(^^;ちょっと大変ですが。是非お付き合いください。

アイコンタクトができない問題

アイコンタクトとは、相手の目を見たり視線を交わすことで、互いの意思を伝達するコミュニケ―ション手段の1つです。皆さんは会話の相手が全く自分の目を見て話してくれないとどんな気持ちになるでしょうか。

アイコンタクトとは?重要性について解説しています

おそらく、「私の話を聞いてくれているのかな?」「つまらなそう」「気持ちが分からない」など、マイナスの印象を持つと思います。ここで1つ研究を紹介しましょう。梅野(2015)は非言語コミュニケーションと好感の関係について、大学生230名に対して調査を行いました。

調査
調査は4段階評価で行いました。得点は次の通りです。

4点:好感をもたれる
3点:やや好感につながる
2点:あまり好感につながらない
1点:好感につながらない

結果
この調査では、アイコンタクトや視線に関する非言語コミュニケーションが好感につながる事が分かりました。

アイコンタクト  ⇒平均2.9
目の表情     ⇒平均3.1
視線       ⇒平均2.7

点数を見ると、3点前後(やや好感につながる)になっていることがわかります。逆に言うと、アイコンタクトをきちんとしないと、好感を持たれにくいと言い換えることもできそうです。ちなみに、他の項目は次の通りです。

笑顔       ⇒3.7
ボディタッチ   ⇒2.4
髪色       ⇒2.8
アクセサリー   ⇒2.6

アイコンタクトに関する好印象を与える非言語コミュニケーションの調査結果アイコンタクトや視線に関する非言語コミュニケーションは、笑顔ほど重視されないものの、髪色やアクセサリーより好感に影響することがわかりますね。特に女性の場合は、髪や洋服に時間をかけて努力をされている方が多いと思いますが、アイコンタクト、目の表情、視線にも気を配る事がポイントといえそうです。

アイコンタクトができない2つの種類

ですが、アイコンタクトはなかなか気恥ずかしくて苦手な方も多いと思います。アイコンタクトが苦手な人には2つの心理が原因になることが多いと言えます。

1:自分の視線で相手が不快では…
自分の視線が攻撃的だ・・・と感じる方に当てはまります。相手に不快な想いさせているのでは…と思ってしまう心理があります。目線や視線が鋭いと感じるあまり、アイコンタクトをすると相手が怖がってしまうのでは考えてしまうのです。加害性視線恐怖という症状にも結びつくこともあるため症状が強い場合は専門の医療機関に相談するのもよいでしょう。全体として調査があるわけではないですが、現場レベルでは、アイコンタクトが苦手な方のうち、20%ぐらいがこの症状に当てはまると考えています。

2:相手の目線が怖い…
相手の目線が怖い・・・と感じる方に当てはまります。この心理は自己肯定感が低くかつ公的自己意識が高い場合、起きやすい症状です。自己肯定感は自信のなさ、公的自己意識とは、相手からどうみられているのだろう?という人間の心理です。自己肯定感が低く、公的自己意識が過剰な場合、相手の目線がとても気になってしまいアイコンタクトができなくなります。アイコンタクトが苦手な方のうち、80%ぐらいがこの症状に当てはまると考えています。

アイコンタクトできない2つの心理

アイコンタクトは短期勝負で最も重要

アイコタンクとは印象形成の中でも、比較的重要だと言えますが、もちろんアイコンタクトができないから全てNGというわけではありません。

長期的な関係
長期的な関係の場合は、人柄をじっくりと把握する時間があるため、アイコンタクトが無い会話でも問題になることはありません。目を見て話せなくても、誠実で思いやりがある、目を見て話せなくても会話の内容がおもしろいなど、様々な面でカバーが可能となります。

短期的な関係
これに対して、短期的な関係では時間をかけて判断してもらうことができないため、アイコンタクトなど非言語的な要素で判断されてしまいます。合コンや婚活パーティ、就職活動などは、初対面での印象が重要な場面では、アイコンタクトがとても大切になってくるのです。そのためアイコンタクトは特に、お仕事上、恋愛場面で最も大事になってくると言えそうです。もしご自身が、接客業や販売職、また婚活中であれば、やはりトレーニングをする意義があると言えそうです。

3つの方法でアイコンタクトを!

それではここから、アイコンタクトのトレーニングについて考えていきましょう。アイコンタクトを苦手にする原因と対処方法は、大きく分けると3つあります。全部読むのは大変なので、当てはまる項目についてリンク先をチェックしてみてくださいね♪

①自然なアイコンタクトとは

不自然なアイコンタクトの癖
不自然なアイコンタクトのクセがアイコンタクトを苦手にしている場合があります。例えば「凝視」「不自然な目線の外し方」など不自然なアイコンタクトは、相手を不安な気持ちにさせてしまうこともあるため注意が必要です。

アイコンタクト3つのコツ
アイコンタクトにはいくつかコツがあります。繰り返し練習することで自然なアイコンタクトができるようになります。自然なアイコンタクトに自信がない…という方は、コラム②を参考にしてくださいね。

②過剰な意識を軽減する

精神交互作用とは何か
アイコンタクトはとても大事なコミュニケーション手段ですが「アイコンタクトにこだわりすぎる」のは、アイコンタクトへの苦手意識を強めてしまうう事もあります。アイコンタクトを意識するあまり、ぎこちなくなり結果的にアイコンタクトが苦手になります。このような状況を心理学では「精神交互作用」といいます。

アイコンタクトを意識しすぎない
アイコンタクトへのこだわりを減らすことで、自然なアイコンタクトが目指せます。当コラムでは、過剰な意識を軽減する方法を解説させていただきます。アイコンタクトにこだわりすぎているかも…という方は、コラム③をチェックしてみてくださいね。

③自己肯定感を高める

自分に自信がない
自信の無さが、アイコンタクトができない原因となる場合があります。自分を認める事ができないために、自信がもてずアイコンタクトができない状況です。自分に自信が持てない人は、このような負のスパイラルに陥っている可能性があります。

自己肯定感を高めよう
まずは、自分を認めることから対処していきましょう。当コラムでは、自己肯定感を高める3つのコツをご紹介します。自分を認めて少しづつ自信を付けていきましょう。いつの日かアイコンタクトが自然にできる日がくるように、自己肯定感を高めていきましょう。自分に自信が持てない…と感じている方は、コラム④を確認してみてくださいね。アイコンタクトはコミュニケーションに欠かせない

アイコンタクトでプラスの心理へ!

アイコンタクトが苦手になる要因は「不自然なアイコンタクト」「思い込みが強すぎる」「自分を認められない」の3つが大きく関わっていることがわかりました。

自然なアイコンタクトは相手に好印象を与える大切な要素です。アイコンタクトができると「自分に自信を持っている人」という印象を相手に与えるため信頼感を築きやすくなります。しかし、先ほどもお伝えした通りアイコンタクトを意識しすぎると不自然な状況を作ってしまう場合もあるため、まずは、気持ちをラクにして改善を目指していきましょう!

次回のアイコンタクトコラムは、アイコンタクトの苦手意識を解消法「自然なアイコンタクトを作る」についてご紹介します。お楽しみに!(もう少し下に次のコラムボタンがあります) 

★アイコンタクトの苦手意識は3つの方法で解消しよう
人間関係講座



3つの方法を身に付けていこう