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集団の会話についていけない,入れない

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集団の会話についていけない,入れない

皆さんこんにちは。人間関係講座を開催している公認心理師の川島達史です。今回のお悩み相談は「集団の会話に入れない時の対処法」です。

集団の会話に入れない 

相談者 
32歳 男性

お悩みの内容 
集団の会話がすごく苦手です。毎日食堂で会話があるのですが、いつも孤立してしまいます。また会議でも発言できず、上司に毎回を怒られてしまいます。集団の会話に入れない時の対処法があったら教えてください。

確かに集団での会話は難しい時がありますね。周囲はワイワイ楽しくやっているのに、自分だけ孤立してしまう…。これはとても辛いことだと思います。

当コラムでは集団の会話に入るためのコツを10個紹介します。

①集団の性質をおさえる
②ゆっくりタイプは後半勝負
③半手を挙げてみよう
④顔を前に持ってくる
⑤ブロックを作る
⑥相槌をどんどんうつ
⑦質問されたらじっくり話す
⑧発話の基礎を固めよう
⑨ゆっくりコミュニティを探す
⑩会話しなくても価値がある

ご自身でも使えそうなものを組み合わせてご活用ください。

 

集団の会話と10の方法

①集団の性質をおさえる

集団の会話には重要な性質があります。それは

早口な人が会話の中心になる

ということです。もしあなたが集団の中で、ゆったりしゃべるタイプであれば、会話に入れないのは自然なことです。無理に周囲に合わせようとせず、マイペースに構えましょう。

ゆっくりタイプの方が孤立しやすい原因は下記の折りたたみで解説しました。深く理解したい方は参考にしてください。

会話においては初速が早いか遅いかで、相対的に孤立のしやすさが変わってきます。初速とは話し始めるまでの速さを意味します。例えば、

趣味はありますか
好きな食べ物はありますか
仕事の醍醐味は?

など様々な質問をされたとしましょう。この時、すぐに話し始めることができる方は初速が早いタイプです。う~ん…と考え込んでしまい話し始めることができない方は初速が遅いタイプとなります。

集団の会話においては、初速が早いタイプが会話の主導権を握る傾向にあります。例えば、以下のように初速の速さが違う方が会話をしたとしましょう。

10 8 8 5 3

数字はざっくりとしたイメージです。10が早い人、3が遅い人としましょう。この時、飲み会の会話は

10 8 8

の方が90%ぐらい主導権を握ってしまいます。

 

一方で

4 3 1 1 1

のような飲み会では、

4 3

の方が90%ぐらい主導権を握ってしまいます。このように孤立のしやすさは、参加する人の初速の速さによって決まってくるのです。


 

②ゆっくりタイプは後半勝負

ゆっくり話すタイプの方は後半勝負と考えましょう。具体的には、

周りが疲れてきた時に話す
周囲が落ち着いてきた時に話す
皆の口数が減ってきた時に話す

これらを意識すると良いでしょう。

早口な人は序盤にたくさん話すため、後半は疲れてきます。逆にゆっくりタイプの方は会話のエネルギーを温存しているので後半に盛り返すことができます。前半はゆったり、後半はしっかりの意識を持ちましょう。

 

③半手を挙げてみよう

ゆっくり話す方は、第一声に時間がかかることがあります。対策の1つに

胸の手前あたりに手を挙げる

という作戦があります。胸の手前あたりに手を挙げて話すと、早口な方も待ってくれることが多くなります。発言権を維持しやすくなるため、おススメです。

集団の会話が苦手

顔を前に持ってくる

集団の会話に入れなくなると、無意識に顔を後ろの方に持っていきがちです。すると、ますます会話に入りにくくなり、孤立まっしぐらとなってしまいます。そこで、

周囲よりも10cmぐらい顔を前に出す

と良いでしょう。少し前に出てくると、話を振られることも多くなり、会話に入る回数も増えやすくなります。

 

⑤ブロックを作る

会話をする人数を、3~4人のブロックに持ち込んでしまうのも有効です。具体的には、

まずは隣の人に話しかける
前の2人に話を振る
2人で会話している所に入る

などがおすすめです。集団で会話をするといっても、結局は4人ぐらいになるものです。そこまで恐れる必要はありません。10人以上の集まりでも、所詮は3,4人で話すことが多いと考えれば気楽でいられます。

 

⑥相槌だけはうとう

集団の会話に入りたい場合は、相槌を多く打つようにしましょう。具体的には

とりあえず頷く
簡単でもいいので反応する
オウム返しをする

これらを意識しましょう。相槌やオウム返しは、考えなくてもできるので、話す速度に影響されません。とりあえず首をふっておけば、参加している雰囲気を出せるのもメリットです。

相槌の打ち方をより深く知りたい方は下記をご覧ください。

相槌がうまくなる方法

集団の会話,オウム返し

 

⑦質問されたらじっくり話す

集団の会話では気を使える人が1人はいるものです。そしてその方があなたに質問をしてくれることもあるでしょう。この時、以下の意識を大事にしてください。

1問1答にならないようにする
発言権を十分に使う
自己開示をする

発言権を持った時は、少々頑張って粘って話してみましょう。NGなのは、逃げたい気持ちから、誰かに質問をしてしまうことです。誰かに質問をすると、早口な方がまた主導権を握ってしまうので気をつけましょう。

⑧発話の基礎を固めよう

いざ、話すタイミングが来たとしても、その場で考える時間が長すぎると、結局はだれかが間に入ってきてしまいます。そこでゆっくり話すタイプの方は、事前に準備をしておくことをおすすめします。具体的には、

長く話す技術を学ぶ
興味を惹く伝え方を学ぶ
よくある会話の話題を準備する

などを意識しておきましょう。食事、住まい、趣味、など、雑談でよく出てくる話題はある程度、想定ができるものです。1つの質問に対して1分以上は話せるように準備をしておきましょう。

以下のコラムでは自己開示のコツを基礎から解説しています。準備の前に是非ご覧ください。

自己開示のトレーニング法

 

⑨ゆっくりコミュニティを探す

周りが頭の回転が速すぎて、どうしても馴染めない場合は、話しやすいコミュニティを探すのもおすすめです。例えば

地元の仲間
趣味サークル
ボランティア

などが挙げられます。コミュニティの探し方を知りたい方は下記をご覧ください。

コミュニティを探す方法

 

⑩会話に参加しなくても価値がある

ゆったりした方は、そこにいるだけでも充分役立っていることがあります。

ゆったりした人がいるから安心感が出る
ニコニコ相槌をうつ人がいると話しやすい
会話のペースがゆったりしてリラックスできる

ゆったりした方は、会話に参加せずとも、これらの前向きな効果を集団にもたらします。「話せなかった」「孤立した」「私は役立っていない」という気持ちだけでなく、「みんなが話やすいムードを作れた」と是非、自信にしてくださいね!

仕上動画

今回のテーマは動画でも解説しています。仕上げとして参考にしてみてください。

 

まとめ

10の対処法はいかがでしたか?集団の会話に入れるようになると、周囲から肯定される回数が上がり、孤独を感じることが少なくなります。自分ができそうなアイデアがあったら活用してみてくださいね。

集団での会話についていけないを克服

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集団の会話を公認心理師の元で練習したい方は、人間関係講座をおすすめします。講座では

 ・集団の会話に入るワーク
 ・暖かい笑顔の練習
 ・聴き上手,話し上手になる方法
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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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