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現実検討とは何か?感情に流されず合理的に考えよう

現実検討とは何か?感情に流されず合理的に考えよう

はじめまして!精神保健福祉士の川島です。私は現在、こちらの初学者向け心理学講座の講師をしています。コラムを読んで興味を持っていただいたら、是非お待ちしています。

本コラムでは「現実検討」について詳しく詳しく解説をしていきます。しっかりと対策をお伝えしたいので全部で8分程度かかります(^^;ちょっと大変ですが。ぜひお付き合いください。

  • 現実検討とは
  • 現実と非現実の違い
  • 部活の例で練習しよう

それでは早速、現実検討の基礎から解説させて頂きます。

他人の評価もコンプレックスに影響する

現実検討とは

他人からどう見られているかを気にしすぎる人は「自分の人格まで批判された」と過剰反応しやすいです。ちょっとした批判をどんどん頭の中で拡大解釈してしまい、非現実でネガティブな自己評価につながっていくのです。

例えば、職場でのプレゼンで上司から指摘されたとします。

「プレゼンの内容が分かりにくいので、改善してほしい」
「根気が弱いので、もう少し質の高いデータにしてほしい」

こんな形で批判されたとします。このときコンプレックスが刺激されていると、

この場合
「お前は無能だ」
「お前はバカだ」
「劣った人間だ」

と、言われたかのように考え、頭の中で被害妄想してしまうのです。しかし、現実的に考えれば、人間性を批判されているわけではありませんよね。

このように現実的に考えられる力を心理学の世界では「現実検討能力」といいます。現実検討をしっかりと行うことで、客観的にどこの部分に悪い評価を受けたのか焦点を絞って考えてみるのです。

現実検討(例)

現実検討とは自分の心の中に起きていること、自分が考えていることが合理的、現実的であるか判断する能力と考えてよいでしょう。

例えば以下のような形で評価を「現実検討」してみましょう。

<検討前・非現実>
プレゼンの原稿を上司に見せたら、上司にひどく叱責された。考えてみれば、自分は幼い頃から何をやってもダメだった。やっぱり自分は成功できない星のもとに産まれたんだ。

<現実検討後>
・あくまで原稿に至らない点があっただけ
・その点を改善すればいいだけ
・今後の担当を外されたわけではない
・次も期待してくれている証拠だ
・幼少期から、勉強では比較的成功してきた

このように人格批判まで飛躍していた批判を現実的に考えることで、不安を最小限にすることができます。

現実検討(練習問題)①

それではここで、Aさんの事例で現実検討の練習をしてみましょう。

集団競技のスポーツ選手Aさんは、最後の重要な場面で疲れからミスをしてしまいました。その結果、チームは敗北してしまいました。

監督は「今回の敗因は持久力だった。明日からは持久力をつけるトレーニングをしっかりやって欲しい」と言っています。このことで、

一方Aさんは「自分さえいなければチームは勝てたはずだ」「自分はダメな人間で必要のない存在なんだ」と非現実的に考えています。

<現実検討後>


 

解答例
→コーチは練習試合の反省点を教えてくれた
→Aさんは伸びしろのある選手だから改善点を指摘した
→最後は失敗したが、チームに貢献できた部分もかなりあった

イメージできましたか、それでは自分の状況に置き換えてもう一度考えてみましょう。

実践!自分の問題でチャレンジ

質問①
最近何か否定をされたこと、失敗して落ち込んだことはありますか?

 

質問②
そのとき1つの視点で悪いように考えてはいませんでしたか?

 

質問③
否定を拡大解釈せず、現実検討をしたらどのような考えになるでしょうか?

 

否定など、自分に好ましくない評価をされた時は、感情が先に立って現実検討することが難しくなることがあります。なかなか立ち直れない場合は、冷静に相手の言葉通りに意味を受け取るとそこまで批判されていないこともよくあります。他人の言葉気にしすぎないように焦点を絞るように心がけましょう。

 

上手に付き合ってコンプレックスを軽減

現実検討(練習問題)②~③

動画での現実検討問題も作成しました。*お役に立てた場合はチャンネル登録をして下さると励みになります!

  • *練習問題② 興味がない!と言われたシチュエーション

  • 練習問題③ 悪口を言われた時の対処法

現実検討能力を高めよう

周囲の評価に左右されないためのテクニックとして「現実検討」を紹介してきました。否定的な言葉を投げかけられると他人の一言に過剰反応しがちですが、よくよく考えてみると、部分的な否定だったりするのです。冷静な考え方で現実検討能力を高めるようにぜひ実践してみてください。

★2つの方法でコンプレックスに対処!人からの評価と上手く付き合おう

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コメント

1件のコメント

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    • はに
    • 2019年5月14日 2:47 PM

    現実検討とは聞き慣れない言葉でしたが、非現実の中でぐるぐるするタイプなので自分にはとても重要な方法というのがわかりました。
    瞬間湯沸かし器な自分が客観かつ冷静に対応するために、現実検討能力を高めていくことにします。

    1+

コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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