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自分らしく生きるコツ,7つの方法を解説

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自分らしく生きるコツ,7つの方法を解説

皆さんこんにちは。心理学講座を開催している公認心理師,精神保健福祉士の川島達史です。今回は「自分らしく生きるコツ」についてご相談を頂きました。

アイデンティティ 研究

相談者
30歳 女性

お悩みの内容
私は先月30歳になりました。節目の年齢なので、自分自身を振り返ることが多くなっています。

私は現在、メーカーに勤務しています。小さいころから、自分で考えることが苦手で、周りと同じような生き方をしてきました。なんとなく大学に行き、なんとなく就職してしまいました。

自分自身の個性を発揮した!という感覚が人生で一度もありません。最近は無気力になってしまい、ため息ばかりついています。自分らしく生きて行けるコツを知りたいです。どうすればいいのでしょうか。

30歳という節目のご年齢もあり、自分自身と向き合っているのですね。当コラムでは、自分らしく生きるコツに関する心理学の知識を紹介していきます。是非参考にしてみてください。

自分らしさとは何か?

自分らしさは、心理学の世界では「本来感」という言葉で研究されてきました。伊藤ら(2005)は本来感を以下のように定義しています。

自分自身に感じる自分の中核的な本当らしさの感覚の程度

いかがでしょうか。少し難し定義ですね。簡単に言い換えると、

・自分の個性を発揮できている
・素直な自分として生きている
・自分の力を発揮できている

こんな感覚が本来感になります。

心理学の研究では本来感が不足すると、無気力になりやすい、抑うつ感がでやすい、充実感が低くなるということが分かっています。

もしあなたが、自分らしく生きることができていない…と感じていたとしたら、注意が必要です。

自分らしさの感覚

では、自分らしく生きる感覚を呼び起こすにはどうすれば良いのでしょうか?私なりに心理職15年の経験から8つのコツを提案させて頂きます。

①自分らしさは自分で見つけるもの
②危機的状況が最大のチャンス
③日記を書く,メタ認知をする
④本棚セラピーで長所を確認する
⑤目標を定める
⑥活動に打ち込む,努力を積み重ねる
⑦コミュニケーションを充実させる

ご自身の生活に活かせそうなものがありましたら参考にしてみてください。

自分らしく生きる‐7の提案

①自分らしくは自分で見つける

自分らしさを模索している時期は、モラトリアム期間と言います。モラトリアム期間は、頭を抱えやすく、釈然としない日々が続きます。

モラトリアム期間は1~3年で抜け出すことが多いのですが、もっと長く続いている人には、ある特徴があると感じています。それは他人任せで、自分と本気で向き合っていないということです。

長い間自分らしさが見つからない方は、占いに嵌る、スピリチュアルに嵌る、自己啓発セミナーに嵌るなど、他人に答えを求める傾向があります。これらがNGというわけではないのですが、長期化している場合は注意が必要です。

覚悟を決めて欲しいのが、自分らしさは自分にしかわからないという点です。自分らしさには、答えがなく、ふわふわとしています。よくわからないものに、意味付けをして、自分なりの回答を精一杯、絞り出していかなくてはならないのです。

自分らしさは答えがない
答えがないものを
自分なりに考えていく作業である

とまずは覚悟を決めましょう。自分らしさを見つける上では、他人はあてにならないのです。モラトリアム期間について理解を深めたい方は以下のコラムを参照ください。

モラトリアム期間とは何か?過ごし方

自分らしさを持つ時にはモラトリアム

②危機的状況が最大のチャンス

心理学の世界にはアイデンティティクライシスという言葉があります。アイデンティティクライシスとは、

リストラされた
コロナウイルスで生活が一変
家族と死別した
病気にかかった
引きこもりになった

など、人生の価値観を揺さぶられるような危機的な時期を意味します。

このような危機的な状況に私たちは、本気で人生と向き合うことになります。相談者の方は、今とても落ち込んでいらっしゃるとお見受けします。

元気がない時期は休息をとることも大事ですが、少し余裕があるときは、今の時期が自分らしさを発見できるチャンスと前向きに考えると良いかもしれません。

ちなみに筆者の川島は、引きこもりの時期がありましたが、この時期に人生をすごく考え、心理学の世界で生きて行くことを自分なりに発見していきました。

今では引きこもりの時期に自分ときちんと向き合えてよかったと感じています。以下のブログは川島が本気で自分と向き合っていた時期の体験談です。もしお時間がありましたらご一読ください。

対人恐怖症克服期,ひきこもりの時期

③日記を書く,メタ認知

自分らしさを持つには、自分自身を分析、観察、客観視することが大切です。おすすめは日記です。日記のすばらしい点は、極めて主体的であるという点です。

日記は、あなたがあなた自身と向き合わないと1文字も進まないのです。日記を書けるということはそのままあなたが自分と向き合った証拠になるのです。

もし日記を書こうと思ってもうまく書けない場合は、「メタ認知力」を学習することが大事です。メタ認知とは、自分の考え方や価値観を把握する能力です。日記を書く前にメタ認知を高めることで、よりよい気づきが得られるでしょう。

日記を書こうと思っても自分が何を感じているのかうまく書けない…という方は下記のコラムを参照ください。

メタ認知コラム

自分らしさを持つ方法

 

④長所を発見,本棚セラピー

私のカウンセリングでは、自分らしさを見つけられないときに、本棚セラピーと言うワークを行うことがあります。本棚セラピーでは、自分の特徴を様々な角度から考え、長所や能力を発見していくワークです。

日記と合わせて実施してみると、自分らしさが発見できるかもしれません。具体的には下記の図を箇条書きで埋めていくワークとなります。

コンプレックスを克服する練習

詳しいやり方は下記のリンクにあります。興味がある方は参考にしてみてください。

長所を発見本棚セラピー

⑤目標を定める

自分と向き合い、自分らしさがぼんやりと見えてきたとき大事なことは、将来の目標を立てることが大事になります。この目標は先程お伝えした通り、答えはありません。

どんな書籍を読んでもその答えは書いていないので、自分自身で定めていかなくてはなりません。

 ・暖かい家庭を傷つく
 ・福祉の世界で生きて行く
 ・大好きな趣味に没頭する

様々な答えがあると思います。是非どういきるか?どんな人生にしたいのか?自分なりに模索してみてください。

1つ研究を紹介します。伊藤ら(2011)は、大学生273名を対象に本来感の調査を行いました。下図をご覧ください。

自分らしさの感覚を高める要素この図には

・将来の目標があると
 自分らしく感じる

・将来の目標がないと
 自分らしさを感じられない

という2つの意味があります。目標の設定は、自分らしく生きることに大きな影響を与えるといえそうです。

 

⑥成長するための努力をする

目標が定まったら、あとは活発に行動をして、努力を継続していく必要があります。この時期は自分らしさを実感できる時期になります。

下図をご覧ください。

自分らしさを高める要素とは

この図には

・成長への努力をしていると
 自分らしく感じる

・成長への努力をしていないと
 自分らしさを感じられない

という2つの意味があります。日々なんらかの努力を積み重ねていくことが、自分らしさ土台となると言えそうです。

 

⑦コミュニケーションを充実させる

最後に、自分らしさとコミュニケーションの重要性を抑えておきましょう。以下の図をご覧ください。

本来感の特徴

この図は何を意味しているのかといと

・コミュニケーションスキルがある人は
 自分らしく感じる

・コミュニケーションスキルがない人は
 自分らしさを感じられない

という2つの意味があります。例えば、自己開示が苦手な人は、自分の気持ちを伝えたり、自分の価値観を主張することができません。その結果、自分らしく表現ができないという感覚になりがちです。

自分らしくあるためには、コミュニケーションを充実させることが大事になることも抑えておきましょう。是非様々な方と交流し、様々な価値観にふれ、自分なりに気づきにつなげてみてください。

なおコミュニケーションを独学で向上させるのが難しいと感じる方は、筆者が運営する講座をおススメしています。傾聴力や発話力など体系的に練習できる場所となります。是非お待ちしています。

人間関係講座でコミュ力をUPする

自分らしさがある人の特徴

まとめ

今回は自分らしさについて見てきました。時間がかかるかもしれませんが、ご紹介した方法を参考に、自分が納得できる「自分らしさ」を見つけてみてください。

きっと皆さんが人生を充実させるための大きな気づきが得られると思います。応援しています!!

 

講座のお知らせ

最後にお知らせとなります。先程もお伝えしましたが、公認心理師,精神保健福祉士など心理学の専門家の元でしっかり自分と向き合いたい方は、私たちが開催している心理学講座をオススメしています。講座では

・アイデンティティの確立ワーク
・自分らしさの発見,リフレーミングワーク
・マインドフルネス,メタ認知ワーク
・暖かい人間関係を築くコツ

など練習していきます。興味がある方は下記のお知らせをクリックして頂けると幸いです。是非お待ちしています。↓詳細はこちらです↓

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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*出典・参考文献
・伊藤 正哉 2007 自分らしくある感覚(本来感)についての心理学的研究 筑波大学博士 (心理学) 学位論文,甲第4369号,資料A-L 
・伊藤正哉・小玉正博 2005b 自分らしくある感覚(本来感)と自尊感情がwell-beingに及ぼす影響
の検討 教育心理学研究, 53, 74-85.
・伊藤 正哉・川崎 直樹・小玉 正博(2011),「自尊感情の3様態―自尊源の随伴性と充足感からの整理―」,心理学研究,81,6,pp.560-568.