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優柔不断度を診断でチェック!原因と対処法を解説

優柔不断


優柔不断度診断でチェック!原因や対処法を専門家が解説①

優柔不断について専門家が解説します

みなさん、こんにちは!精神保健福祉士の大塚です。私は、心理学や精神保健について大学で学び、民間企業での営業職やカウンセリング業務の経験を経て、現在はダイレクトコミュニケーションの講座や企業研修等の講師として活動しています。

当コラムでは、「優柔不断」について詳しく解説をしていきます。全部で5コラムあります。しっかりと対策をお伝えしたいので8分程度かかります(^^;ちょっと大変ですが、是非お付き合いください♪

 

優柔不断な自分を諦めていませんか

優柔不断な人の特徴「今日は何を着ていこうか…?」
「ランチメニューが決まらない…」
「今、転職すべきかどうか…?」
「この人と結婚して本当に良いのか…」

私たちの日常生活は、選択と決断の連続です。しかし、いつもアレコレ考え過ぎてしまい、「もう少し心の準備ができてから」「もうちょっと情報が集まってから」と、決められず何かと先送りになってしまう・・・そのような経験、思いをしている人は少なくないのではないでしょうか。

そして、「どうして自分はこんなに何にも決められないのだろう」と悩んでいたり、「優柔不断な性格だから・・・」と諦めている人もいるかもしれません。

優柔不断な人はストレスが多い?!

では、優柔不断であるとどのような問題やデメリットがあるでしょうか?主に、以下のようなことが考えられます。

・考えすぎてタイミングを逃す
・時間をロスしてしまう
・決断しても後悔したりすぐに迷う

このような「優柔不断によるデメリット」の自覚があるゆえに、「決めることが苦痛、ストレス!」と感じている人も多いでしょう。

実際に、斎藤(2017)の研究報告でも、優柔不断な人は、決定に対する自己効力感が低く、その分決定時のストレスが高いことが示されています。

また、極度の優柔不断や意思決定に困難性が生じる場合、強迫性障害(obsessive compulsive disorder: OCD )という可能性もあります。

Frost & Shows (1993 )やSalzman (1973)によると、強迫性障害の心理的特徴として、失敗を過剰に恐れる傾向があるとされ、意志決定を渋ると考えられているようです。

そして改めて、「優柔不断」という意味を広辞苑で調べると、「ぐずぐずして物事の決断のにぶいこと」「気が弱く決断力に乏しいこと」というように書かれています。『ぐずぐず』『にぶい』『気が弱い』『決断力に乏しい』・・・なんだかひどい言われようですね。

確かに、「優柔不断」と聞くと、どうしても「自信がなさそう」や「消極的」、「煮え切らない」「受け身」「頼りない」といった、マイナスの印象を受けてしまいます。特に、ビジネスやリーダーシップを求められる場面では、信頼を失ったり損をしてしまう可能性が高いので、「優柔不断な人」と思われることは避けたいものです。

何よりも、自分自身が「優柔不断」なことを思い悩み、人生がうまくいかないと感じてしまっているのであれば、どうにかして改善していきたいものですよね。

このコラムでは、決断力が無くて悩んでいる方、決めてもいつも後悔ばかりな方、優柔不断だと言われてしまう方に、その原因や改善方法、考え方を解説していきます。

 

あなたは即断即決派?優柔不断?

ここで、あなたがどのくらい優柔不断なのか、あるいは即断即決できるタイプなのかを改めて簡単な質問に答えて確認してみましょう!

以下の10問について、YES or NOで考えてみてください。

優柔不断度を診断解答できましたか。診断はYESの数で見ていきます!

YESの数が0~2個
いつまでたっても何も決められない!自他ともに認めるスーパー優柔不断です。あなたは、目の前にいくつか選択肢があると、どれも良いような気がする、もしくはどれを選んでも後悔するのでは・・・という具合にいつも決められないのではないでしょうか?

確かに、何かひとつを選べば、ほかの可能性は消滅してしまいます。そのことが気になってしまい、決めることが苦痛で仕方ありません。カフェでのメニューから恋人と別れるかどうかまで、何を決めるにも時間がかかりグズグズモヤモヤ・・・そうです、あなたこそ優柔不断です。

YESの数が3~5個
もっと良い方法があるのではと決断を先延ばしがちに・・・やや優柔不断です。あなたは、なかなかの優柔不断者です。目の前にある選択肢よりももっと良い方法があるのではないかと思い、なかなか決断できません。

「無理に今決断することはない」「もっと良い方法を思いついたら、その時決断すれば良い」とそんな風に考える傾向があるため、つい決断を先延ばしにしてしまうのでしょう。

しかし、何もせずに待っていてもなかなか良い案は出ず、結局は迷いを抱え続けることも多いはずです。

YESの数が6~8個
そこそこの決断力あり!前進あるのみ!あなたは、割合決断力があり、基本的には良いと思ったことはすぐに着手できる人です。

物事によっては決断する前にトコトン悩むこともありますが、一旦こうと決めれば、後を振り返って迷うことは滅多にありません。今のままの決めスタンスでほぼ問題はありませんので、危機感は持たずにこのまま軽く読み流して確認してみてください♪(笑)

YESの数が9~10個
即決即断マン!優柔不断って何ですか?!あなたは、仕事でも休日の過ごし方などでも、今の自分にとってより良いことを直感的に瞬時に選びとることができることが多いはず。

そんな決断力のあるあなたはきっと、「決められない理由・意味がわからない」「優柔不断な人の気持ちがわからない」、という興味でこのコラムを読み始めたのでしょう。または、最近まわりに優柔不断な人がいてちょっとイライラすることでもあったのかもしれません。是非、このコラムで、悩める優柔不断さんのことをよく知った上でアドバイスしてあげてください!

優柔不断には4つのタイプがある

優柔不断な人のタイプさて、診断はいかがでしたでしょうか?「こんな診断しなくても、スーパー優柔不断なことは十分わかってるよ~」という方もいらっしゃるでしょう。

でも、もう少しだけ優柔不断について分析していきます。優柔不断の度合いも人それぞれですが、なぜ決められないのか、迷ってしまうのか、優柔不断のタイプにもいくつかあるようです。

斎藤・緑川(2015)が行った「優柔不断な人の特徴やイメージの面接調査」では、主に4つのタイプがあるという結果が出ました。優柔不断に自信のあるみなさんは、自分が一体どのタイプに該当するのかチェックをしてみてください!

熟慮タイプ
□何かを選ぶ時、些細な事が気になる
□些細な事の判断にも、時間がかかる
□決断には、多くの情報や材料が必要
□いいなと思うものがあっても、他の選択肢を確認したくなる

先延ばしタイプ
□決断を先送りにしてしまいがち
□重要な問題は、直前まで決定を延ばす 
□予定の判断は、ギリギリまでしない
□決断が必要になるまで決断しない

不安タイプ
□決断した後、決断に後悔する事が多い
□決断をする時、自信を持って選べない
□情報や選択肢が多すぎて迷う
□決断する事で何かを失うかも…と思う

他者参照タイプ
□他者がどうするか何を選ぶか気になる
□自分の選択が他者と違うと不安になる
□決断する時、人の意見を聞こうとする
□周りの人に迷惑をかけてしまう、嫌われる、変な目で見られるかもしれないと考える

定期的にチェックしてみよう

いかがでしょうか?いかがでしょうか?複数のタイプに該当する人も多いと思いますし、もしかすると、ほとんど全てにチェックがついてしまった・・・なんていう方もいるかもしれませんね。結果は、あくまで「今」の傾向です。時間や状況によって変化するため、できれば月に一度ほど診断・チェックを行い、自分を見つめ直しましょう。

自分の状態を知ることで、優柔不断な状況を対処できるようになります。そして優柔不断の度合いやタイプがわかっていれば、あとは解決策・改善策を知って実行していくだけです。下記で対処法をご紹介します。

 

優柔不断の原因と解決策

先ほどは、優柔不断な人の特徴をあげていきましたが、ここからは優柔不断になってしまう原因と対処方法を考えていきましょう。

優柔不断になってしまう原因と解決策は、大きく分けると3つあります。全部読むのは大変なので、当てはまる項目についてリンク先をチェックしてみてくださいね♪

 

①決断の成功体験を積み重ねる

自分の決断に自信がない
自分の決断に自信がない優柔不断な人は、決断する事へのリスクやマイナス面ばかりを考えて、失敗や間違えを恐れてしまいがちです。

そして、一度決めたことでも、「本当にこれで良かったのか」「もっと良い選択肢はなかったか」と迷ったり後悔してしまうことが多いのです。その後悔を怖れるあまりに、自分の決断に自信が持てず決めかねてしまうのですね。

決断瞬発力を伸ばそう
自分の決断に自信を持つためには「即、決める!」というクセや「やりきった!」という成功体験が大切です。

当コラムでは、成功体験を積み重ねるために必要な「決断瞬発力」を高めるコツをご紹介します。いつも不安で決断できない…という方は、コラム②の具体的なコツを確認して練習問題にもチャレンジしてみてくださいね。

 

②100%の決断はない!を意識する

最善の選択を求める完璧主義
常に最善の選択を求める完璧主義優柔不断でなかなか意思決定できない人は、「ベストと思える選択でないと納得できない」「100%正しい選択をしたい」というような完璧主義者である場合があります。

そして、「少しでも損や不利益を被りたくない」「少しのミスも許されない」という思いが強いため、自分の中での確実性が高まるまでは行動に移せないのです。

ベストよりベターな判断を
物事を決める時、100%正しい選択、リスクがない決断というのは現実的には存在しません。また、その時はベストな判断だったとしても状況の変化で「あれ、違った…」という事もあります。

不確実なべストを求めるばかりに優柔不断になってしまうのであれば、完璧主義を少しだけ緩めてベターだと思える判断や決断をして行動した方が最良の結果につながります。完璧な決断をしなければと…と思ってしまう方は、コラム③の解説と練習問題に取り組んでみてください。

 

③主体性をもって決断する

他者からの評価を気にし過ぎてしまう
他者からの評価や見られ方を気にしてしまう自分がどうしたいかよりも、他の人、まわりの人がどう思うかを優先して考えてしまう人も優柔不断になってしまいます。

極端に人の意見や評価を気にしすぎるあまりに自己判断を避け、誰かの意見を確認してからでないと決められなくなってしまうのですね。

自分の決断に責任をもとう
周囲を気にしすぎて決められない優柔不断の方は「主体性」を身に付ける事が大切です。

主体性とは、自分を律する心構えを持ち「自ら責任を持って行動する態度」のことです。主体性を持つことができれば、他人の意見に左右されたり依存することもなくなり、「自分自身で決める」という責任感と決断力が身につき、優柔不断が改善されていきます。他人への配慮や人からの評価が気になってしまう…という方はコラム④の解説を確認してみてください。

 

優柔不断の原因を解消しよう!

優柔不断の原因を改善このように、「自信のなさ」「完璧主義」「他人からの評価」などが原因で、「優柔不断」になってしまうことも多いのですね。さまざまな判断を先に伸ばしする事は、信頼を失ったりチャンスを逃してしまう可能性もあります。「優柔不断なのは自分の性格だから仕方ない」と諦めないでください。

これからご紹介する優柔不断になってしまう原因の解決策を知ることで、優柔不断を少しづつ改善できます。そして、今までとはまたちょっと違った毎日や人生が始まるかもしれません!一緒に少しずつ学んでいきましょうね♪

1日では難しいと思うのでブックマークしてゆっくり取り組んでみてくださいね(^^)

コラム② 優柔不断な人は自信を持って決断する方法を知ろう
コラム③ 優柔不断とは?完璧主義を脱して対処していこう
コラム④ 優柔不断な人に多い特徴を3つのコツで対処しよう

次回は、優柔不断になってしまう原因の1つ目「自信のなさ」の対処法をご紹介します。お楽しみに!(もう少し下に次のコラムボタンがあります)

★優柔不断になってしまう3つの原因・理由を知って改善を目指そう
コミュニケーション講座

*出典
杉浦義典・杉浦知子・丹野義彦(2007)「日本版不決断傾向尺度の信頼性と妥当性の検討」人文科学論集・人間情報学科編斎藤聖子(2017)「優柔不断な人の心理特性と意思決定プロセスに関する研究」斎藤聖子・緑川晶(2016)「優柔不断尺度の作成と信頼性および妥当性の検討」中央大学人文科学研究所斎藤聖子・緑川晶(2015)「優柔不断さを測定する尺度作成のための予備的研究」中央大学人文科学研究所福田一朗(2003)「意思決定理論における心理学的なアプローチ」経営情報研究 : 摂南大学経営情報学部論集 10(2), 65-90, 和田秀樹(2011)「大切なところで迷わない『1分間決断力』」新講社シーナ・アイエンガー(2010)「選択の科学」文藝春秋刊Frost, R. O., & Shows, D. L. (1993)「 The nature and measurement of compulsive indecisiveness. Behaviour Research and Therapy.」



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