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相槌に困る・タイミング分からない時の解決策

相槌に困る・タイミング分からない時の解決策

はじめまして!公認心理師,精神保健福祉士の川島達史です。

今回のテーマは
「相槌」
についてです。

皆さんは以下のような悩みを抱えていませんか。

・相槌が上手くできない
・タイミングが掴めない
・不快な相槌をしていないか不安

コミュニケーションに苦手意識のある方は、相槌で悩まれる方が非常に多いです。特にあまり興味のない話題だったり、苦手な話題になった時に相槌がぎこちなくなってしまうことはありませんか?

今回は、このような相槌についての悩みについて基礎からしっかり解説をしていきます。

目次は以下の通りです。

全体の目次
・相槌とは何か?
・相槌の種類
・基礎練習
・発展コラム

相槌をもっと上達させたい!という方はぜひ最後までご一読ください。

相槌とは何か?

相槌の定義

そもそも相槌にはどのような意味があるのでしょうか。三省堂 大辞林 第三版によると相槌の意味は以下のように掲載されています。

相手の話に調子を合わせてする応答。

相手の話に何かリアクションをすること全般を相槌と捉えてよさそうですね。相槌の語源は、鍛冶が刀を鍛えるときに師匠が槌を打つ合間に、弟子が槌を打つさまから来ていると言われています。

相槌 意味

相槌の目的

あいづちの目的は、「あなたの話をきちんと聞いているよ」というメッセージを送ることです。私たちの先祖は、厳しい自然界を生き延びるために仲間とコミュケーションを取って生活していました。

その中で相手の主張を受け止めるという反応も本能的に培われてきました。人間は円滑なコミュニケーションを取るために、相槌の打ち方を成長の過程で学習していくのです。

相槌の種類

あいづちは、大きく分けて以下の2つに分けられます。

①非言語的あいづち

言葉を発することなく、うなずきなどで表現することです。基本的には以下の3つの表現を活用することが多いです。

・うなづく
相手の言っていることを受け止める、肯定するなどの非言語的あいづちです。

・笑う
相手の話が面白い、肯定的な時に用いられる非言語的あいづちです。

・首を横に振る
相手の話に否定する時に用いられる非言語的あいづちです。

②言語的あいづち

相手の会話と会話の間などに「うん、うん」など言葉で表現することです。基本的には、相槌は以下の3つの表現を活用することが多いです。

・はい
基本的には目上の人に使う相槌です。しかし、あまり多用すると印象が悪くなることがあります。何かを説明された時やフォーマルな場面で活用されます。

・ええ
基本的にフォーマルな場面で使われることが多いですが、「はい」よりもカジュアルな印象を与えます。極端な多用はNGですが、比較的に連用しても印象は悪くなりにくいです。

・うん
同じ立場や目下の人に対する相槌として使われることが多いです。基本的にはカジュアルな場面で用いられ、ポップな印象を与えます。

言語的あいづちは、1つだけ使うよりも状況に合わせて相槌の表現を変えることが大切です。適度にバリエーションを加えて行うようにしましょう。

効果-信頼関係が形成される?

ここで、相槌を中心に会話の分析をした研究をご紹介します。

大塚(2011)の研究では、初対面の男子大学院生3名1組のグループを3組作り、約30分間共通のテーマについて会話します。その後、参加者のあいづちの種類と使用数をチェックしました。

そして、グループでの会話について

・うまくできたか
・会話は楽しかったか
・相手に好感が持てたか

の3点についてアンケート調査を行いました。

会話参加者の用いたあいづちの種類と使用数

グループ1
・非言語的あいづちが多かった
・3人のうち1人が聞き役になっている
最終的に信頼関係が構築できた

グループ2
・非言語的が少なかった
・言語的あいづちが少なかった
・聞き手がいなかった
・自身の経験や感想を述べる事が多かった
最終的に信頼関係が構築できなかった

としています。また最終的なアンケートでは、グループ1は信頼関できた。グループ2の方はラポールが形成できなかったという結果が報告されています。

つまりグループ1の会話で、参加者の1人が聞き手になり、頻繁にあいづちをうったことが、ラポールを形成する大きな要素になったといえます。

あいづちがラポール形成に効果あり

相槌の基礎練習

非言語的あいづちの練習

非言語的あいづちでは、うん、うん、と首を振り相手の話を聴いていることを行動で示しましょう。この時、きちんと相手の目を見て少しオーバーに首を振ってみるのも効果的です。

「うんうん」適当に首をふっているのではないということが相手に伝わります。

この非言語的あいづちを上達させるには、以下の2つのトレーニングが大切です。

①鏡を見ながら練習する
②うまい人の相槌を真似する

鏡を見て練習することで、自分の非言語的あいづちを客観視することができます。また、TVの芸人さんのリアクションなど上手い人の相槌を真似ることで、上達が早くなっていきます。

非言語的あいづちの方法

言語的あいづちの練習

言語的あいづちでは、「はい」「ええ」「うん」のをバランスよく活用するように意識しましょう。どれか1つを連用すると、相手に不信感を与えてしまうことがあります。

この言語的あいづちを上達させるには、以下の2つトレーニングが大切です。

①ラジオやYoutubeなどに相槌する
②日常会話を録音して改善

ラジオやYoutubeなどいつも自分が見ているコンテンツに相槌を打ってみましょう。一見、簡単そうに見えますが、意外と良いトレーニングになります。

・1つの相槌を連用していないか
・状況に適した相槌になっているか

などを意識することで、少しずつ自然な相槌ができるようになっていきます。また、日常会話を録音して自分の相槌をチェックすることで、不自然な相槌を特定し、改善することができます。

このように相槌はトレーニング次第で鍛えることができます。ぜひ、言語と非言語のトレーニングを日常に取り入れてみてくださいね。

発展コラム

ここからは、相槌コラムの発展編として参考になるコラムをご紹介していきます。ご自身が気になる項目のリンクをクリックしてみてください。

傾聴コラム

相槌の技術を語る上で、傾聴スキルは切っても切り離せません。相手の話に耳を傾けたり、相手の感情に共感を示したりなど、より高度な相槌のテクニックを学ぶことができます。

傾聴スキルを学ぶことで、

・深い悩みの相談が上手くなる
・相手に信頼される
・話しが上手くなる

などのメリットがあります。

傾聴トレーニングをより深く知りたい方は下記をご覧ください。

傾聴力をつける!トレーニング法

非言語コミュニケーションコラム

コラム内で非言語的あいづちについて解説しました。ただ、非言語が与える印象は自覚しづらいため、どうしても疎かになりがちです。そこで、非言語が印象形成に与える影響を把握しておくことお勧めします。

実は、笑顔などのコミュケーションは与える印象に大きく左右することが分かっています。非言語コミュニケーションの影響を学ぶことで、

・非言語的あいづちへの意識が高まる
・誰にでも好印象を与えられる
・会話や雑談が弾むようになる

などのメリットがあります。

非言語コミュニケーションをより深く知りたい方は下記をご覧ください。

非言語コミュニケーションとは?

お知らせ

もし公認心理師,精神保健福祉士など専門家の元でしっかり心理学を学習したい方場合は、私たちが開催しているコミュニケーション講座をオススメしています。講座では

・傾聴力をつける練習
・共感力トレーニング
・暖かい人間関係を築くコツ

など練習していきます。興味がある方はお知らせをクリックして頂けると幸いです。ぜひお待ちしています。

人間関係講座

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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*出典・引用文献.
・大塚容子. (2011). 初対面の 3 人会話におけるあいづち-ラポール構築の観点から. 岐阜聖徳学園大学紀要. 外国語学部編, 50, 85-95.