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人間関係について精神保健福祉士が徹底解説

人間関係


人間関係入門コラム①精神保健福祉士が徹底解説

人間関係について徹底解説

はじめまして!精神保健福祉士の川島です。私は心理学の大学院で、ソーシャルスキルについて研究をしてきました。ソーシャルスキルとは簡単に言えば、人間関係を築く技術を意味します。当サイトはそんな私の専門領域である「人間関係」について、徹底的に解説をしていくことを目的として開設しています。精神保健福祉士の川島が人間関係を解説

・人間関係をよくしたい
・行き違いが多い
・夫婦関係が悪い
・恋人ができない

など人間関係に悩む方向けに書かせて頂きます。入門コラムの目次は以下の通りです。

■目次
人間は社会的動物
孤独は死亡率を上げる?
人間関係と成功者の関係
人間関係を良好にするために必要なもの
人間関係構築力は改善できる!
人間関係入門コラムまとめ

入門コラムを全部読むと10分ぐらい読むのに時間がかかってしまんです・・・ええっ10分も??めどくさいなあ~と感じるかもしれません。ただ、人間関係は皆さんの人生すべてに関わるものです。ぜひ改めて「人間関係」とは何か?についてしっかり向き合っていきましょう。

人間は社会的動物

そもそも、なぜ人間関係が大事なのでしょうか?

それは私たち人間が社会的動物だからです。社会的動物とはその名の通り、社会を構築することで生き延びてきた動物だからです。私たちの祖先は、蛇のように単独行動をするのではなく、複数人で協力し合うことで厳しい環境をどうにか生き延びてきました。孤独になるということは、そのまま死に直結していました。私たちにとって人間関係に失敗し、孤独になると、DNAレベルで危険だと感じるようにできているのです。人間関係を専門家が解説・孤独を感じやすい理由

孤独は死亡率を上げる?

私たちの祖先は、人間関係がないことが「死」に直結する過酷な環境だったわけですが、現代社会はどうなのでしょうか?斉藤・近藤ら愛知老年学的評価研究グループは、愛知県の高齢者、12,000人を対象に「高齢者の交流頻度と孤独感」について研究を行いました。

人間関係と社会的孤立について図で解説その結果、

毎日のように他人と交流を行う人
月にほとんど交流がない人に比べ
死亡率が低い

毎日のように他人と交流がある人は、
月にほとんど交流がない人に比べ
認知症率が低い

ことが分かりました。

世界的に見ても社会的に孤立している方は、メンタルヘルスや健康状態が悪い傾向にあります。原因は2つあります。

1:周囲の援助が受けられない
人間関係が希薄なため、周囲の援助が受けにくい点が挙げられます。例えば、病気になった時に人間関係が良好な方は、発見される速度がとても速くなります。しかし、人間関係が築けていない方は、早い段階で適切なサポートを受ける事ができないため、健康状態を悪化させてしまいます。

2:悩みを抱えやすい
平成24年に実施された厚生労働省の「労働者健康状況調査」の中では、現在の仕事や職業生活に関することで強い不安、悩み、ストレスを感じる事柄で最も多かったのが「職場の人間関係の問題」(41.3%)です。つまり、ストレスや不安を抱える人の多くが、職場における人間関係の悩みを抱えていることになります。人間関係を良好に保てない事は、社会生活において大きなストレスとなり、メンタルヘルスに悪化させてしまいます。人間関係について、労働環境でのストレスを図で解説

このように、人間関係を良好にし社会的孤立を回避することは、現代社会を生きるうえで必要な要素といえます。

人間関係と成功者の関係

人間関係をより多く築くことが、社会的孤立を無くし日々を充実させる事がお分かり頂けたと思いますが、人生を成功に導くうえでも人間関係がとても大切な事をここでお伝えしたいと思います。

平成25年に実施された内閣府の「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査(内閣府)」の中では「友人の数」が「自分の将来への希望」にどのように影響しているかまとめられています。人間関係と希望について解説する図

友人数が多いほど、自分の将来への希望があると回答した人数が多いことが分かりますね。また、この調査では仲の良い友人数が多い人ほど

・自分のに誇りを抱いている
(明るさ・やさしさ・決断力・忍耐力)
・自分の将来について明るい希望を持っている

報告されています。友人の数がほど、人間的魅力を持ちやすく将来への希望も抱きやすい事がわかりました。また具体的に「出世している」「お金持ちになっている」というイメージも描けることが分かりました。

人間関係と未来への具体的なイメージを図から解説

つまり、仲の良い友人が多いなど人間関係を充実できることは、自分自身の人間的魅力に誇りをもち、人生を成功へ導くチカラにもなるということです。

人間関係診断

それではここで実際に今の状況を知るために、「人間関係診断」をしてみましょう。

人間関係診断

以下の質問に回答してみましょう。

全くそう思わない あまり思わない どちらでもない ややそう思う とてもそう思う
1.
相手に好感を持つことが多い
2.
困っている人を助ける
3.
相手の話をしっかり聴く
4.
自己開示を積極的にする
5.
相手の表情をよく見る方だ
6.
表情豊かに人と接する方だ
7.
適度に砕けた会話ができる
8.
嫌なことは我慢せず主張する
あなたの生まれた年は?
あなたの性別は?  
あなたのお住まいは?
診断についての注意

人間関係診断について‐注意事項
・当人間関係診断は臨床心理士・精神保健福祉士の監修の元作成しました
・当尺度は医療的な診断を行うものではありません
・当尺度は、段階では予備調査の段階となります
・あくまで参考程度にご使用ください

 

以下は尺度作成についての、手順や趣旨が明示されています。尺度について疑問を持たれた方、専門家の方、興味がある方はご一読ください。

 

人間関係診断作成の趣旨

現代社会では、主にスマフォーとフォンでの検索やアプリが入り口となっており、多くの方がメンタルヘルスに関わる疑問や、問題解決の糸口をWEB検索から模索を始める傾向があります。当該入り口において方向性を誤ると、メンタルスの改善の迷路に迷い込む恐れがあるため、限られた時間の中で、ある程度簡易的に自分の状態を把握するコンテンツや診断が必要と考えています。

そこで弊社では、メンタルヘルスの問題につながりやすい種々の感情に焦点を当て、簡易的な自己判断ができる尺度を作成することとしました。医療行為、学術的な研究を目的とした診断ではなく、予防機能、メンタルヘルスに興味をもって頂くことを趣旨として作成します。

 

尺度作成の条件

尺度を作成するにあたっては以下を意識して作成する。
・電車や喫茶店で簡易的に読める文章を心掛ける
・学術的な表現は控える
・深刻性はやや軽めのワードなのでややライトに記述する
・尺度の限界を明示する

 

人間関係‐尺度作成手順

① 尺度抽出について
人間関係は心理学全般に関わる広大な意味を含んでいる。具体的には、感情統制、他者肯定感、コミュニケーションスキル、ソーシャルスキル、アサーティブコミュニケーション、印象形成、ポライトネス理論などが内包される。これら人間関係に関わる論文と、臨床心理士・精神保健福祉士・社会心理学の大学院を卒業した者が協力し質問項目をブレーンストーミングを行い、質問項目を網羅した。

 

参考資料
Argyle, M. (1981). Social competence and mentalhealth.
相川充・藤田正美 (2005). 成人用ソーシャルスキル自己評定尺度の構成 東京学芸大学紀要1部門, 56,87-93.
諸井克英(1997)「セルフ・モニタリングと対人不安との関係に及ぼす認知欲求の効果:女子青年の場合」『人文論集 静岡大学人文学部』, 48, (1), 37-71.
Shannon., Claude E., & Weaver, W. (1949). A mathematical model of communication. Urbana, IL. University of Illinois Press.
藤本 学・大坊郁夫 (2007).コミュニケーション・スキルに関する諸因子の階層構造への統合の試み 
パーソナリティ研究,15, 347?361.
成人に対する言語ソーシャルスキルトレーニングの開発と主観的適応状態への影響 
目白大学大学院 現代心理学専攻 川島達史 2013 修士論文
好感をもたらす非言語コミュニケーションに関する研究
目白大学大学院 現代心理学専攻 梅野利奈 2015 修士論文
勝原裕美 増野園恵 日本の看護職のためのアサーティブネス・トレーニングプログラムの開発一試案の作 成と有効性の評価 一,兵庫県立看護大学紀要 2001

 

嫌なこを相手が受け入れられるように主張する
相手の意見を大事にできる
適度に砕けた会話ができる
過剰に気を使ってしまい疲れる
相手のプラスの面を見つける
相手の発言を肯定的に返すことができる
会話で質問することができる
1つの話題を膨らませて聴く
集団で会話をしているときにうまく話題に入れる。
全体に気を配った会話をすることができる
つまらなそうにしている人に質問ができる
相手が興味を持つように話すことができる。
ユーモアがあるほうだ
自己開示を積極的にする
会話が必要以上に丁寧にならない
嫌な事をされたときにうまく断ることができる
会話が必要以上に馴れ馴れしくならな
相手とすぐに、うちとけられる
表情を身ながら会話をする
困っている人を助ける
誰とでもすぐ仲良くなれる
顔つきから相手の感情を読みとれる
表情が豊かである
知らない人とでも、すぐに会話を始められる
相手の表情の変化を感じとれる
身振り手振りをまじえて話すのが得意である
自分の感情をコントロールする

 

② KJ法によりグルーピングを行い
  8グループにまとめ、ラベリングを考えた

 

・他者肯定感
・協調性
・傾聴力
・発話力
・非言語力 受信
・非言語力 発信
・ポライトネス
・アサーション

 

③ WEB対応簡易型尺度とするため
  8グループ質問項目をそれぞれ1つの質問に削った
  *通常であれば予備調査で説明変数から多い順に
   採用するが今回は川島の判断で選択した

  *ネガティブな項目は逆転項目にならないように
   肯定的な表現に変えた

  *スマートフォンでも読みやすくなるように
   文字数を短くした

 

・他者肯定感
会話の相手に好感を持つことが多い
・協調性
困っている人を助ける
・傾聴力
相手の話をしっかり聴く
・発話力
自己開示を積極的にする
・非言語力 受信
相手の表情をよく見る方だ
・非言語力 発信
表情豊かに人と接する方だ
・ポライトネス
適度に砕けた会話ができる
・アサーション
嫌なことは我慢せず主張する

 

④ 診断結果については、因子ごとの評価は行わず
  総合点について4段階で注意事項を200文字程度で作成した
  
  ・5件法
  ・33~40
  ・27~32
  ・21~26
  ・8~20
  
の4段階とする。感情について優劣はないため、結果については長所と注意点の2方面からバランスよく記述することを心掛ける。診断結果については提案程度にとどめ、自己決定できるように記述を行う。

 

診断結果
・人間関係 構築上手  33~40
*長所
人間関係を築くことがとても得意です。場持ちがよく、協調性があるので、あなたがいると周りの方がほっとすると言えます。会話を盛り上げることが得意で、周りの方にとっても欠かせない存在で、リーダーシップをとる方も多いでしょう。人間関係が充実している方はメンタルヘルスも良好だと考えられます。

 

*注意点
人間関係を構築することが得意であると、リスクとしては周りの「主体性」を奪ってしまう可能性があります。特におとなしい方と接するときなどは、ゆったり話す、必要以上に助けすぎないなど、相手のパーソナリティに応じて抑制することも必要です。

 

・人間関係 構築できる 27~32
*長所
人間関係を健康的に築くことができます。協調性があるので、あなたがいると周りの方がほっとすることが多いでしょう。社会人として常識的に会話をすることができるので、お互いを理解しながら人間関係を構築することができるでしょう。人間関係が充実している方はメンタルヘルスも良好だと考えられます。

*注意点
健康的な範囲内で人間関係を築くことができますが、特定の項目ではまだ伸びしろがあると言えます。また人間関係が悪化すると、孤独感や抑うつ感が高くなるという統計もあります。予防的に人間関係の勉強とトレーニングをすることをお勧めします。

 

・人間関係 やや苦手 21~26

*長所
人間関係構築力はどちらかというと苦手かもしれません。長所として、相手に主導権を渡すことができるため、相手がたくさん話したい場合は、相性がいいでしょう。孤独な状況はある意味で自分自身と向き合い、内省的に自分の考えやアイデンティティを確立する重要な時間でもあります。「積極的な孤独」という表現を使うこともあります。もしあなたが自分自身であえて孤独な状況を選んでいる場合は、ある意味でこの時間を将来につなげていくために充電しているとも言えます。

 

*注意点
短期的に人間関係を求めていない場合はそこまで問題にはならないですが、もし望まない形で人間関係が希薄化している場合は注意が必要です。人間関係の構築力がない状態は、抑うつ感、自尊心と関連があり、長期化するとメンタルヘルスとしてはマイナスになることが多いです。人間関係の構築力が苦手な状態が長い間続いている場合は対策が必要かもしれません。この後のコラムもぜひ参考にしてみてください。

 

・人間関係 かなり苦手 8~20

*長所
人間関係を築くのが苦手な状況です。長所として、相手に主導権を渡すことができるため、相手が主導権を握りいたいタイプの場合接しやすいと思われるでしょう。孤独な状況はある意味で自分自身と向き合い、内省的に自分の考えやアイデンティティを確立する重要な時間でもあります。「積極的な孤独」という表現を使うこともあります。もしあなたが自分自身であえて孤独な状況を選んでいる場合は、ある意味でこの時間を将来につなげていくために充電しているとも言えます。

 

*注意点
短期的に人間関係を求めていない場合はそこまで問題にはならないですが、もし望まない形で人間関係が希薄化している場合は注意が必要です。人間関係の構築力がない状態は、抑うつ感、自尊心と関連があり、長期化するとメンタルヘルスとしてはマイナスになることが多いです。人間関係の構築力が苦手な状態が長い間続いている場合は対策が必要だと言えます。この後のコラムもぜひ参考にしてみてください。

 

 

⑤ 今後の予定
  →回答数が充分集まった段階で
   因子分析と他の尺度との関連を精査し、
   精度を高めていく予定である

 

 

人間関係力(MAX 40)

人間関係力(MIN 8)

あなたのライン

男性
女性

点数が高いほど人間関係を築く力があると言えます。以下の基準を参考にしてください。

・33~40 人間関係‐構築上手
・27~32 人間関係‐構築できる
・21~26 人間関係‐やや苦手
・8~20  人間関係‐かなり苦手

人間関係力(MAX 40)

人間関係力(MIN 8)

あなたのライン

世代ごとの人間関係構築力を診断しています。ご自身の年代と比較をしてみましょう。

あなたが所属する群

以下の2群に当てはまった方は注意しましょう。

・21~26 人間関係‐やや苦手
・8~20  人間関係‐かなり苦手

  • 総合

    順位 都道府県 平均値 回答数
    1 京都府 38 1
    2 三重県 25 1
    3 静岡県 23 2
    3 神奈川県 23 1
    5 青森県 12 1
  • 男性

    順位 都道府県 平均値 回答数
    1 青森県 12 1
  • 女性

    順位 都道府県 平均値 回答数
    1 京都府 38 1
    2 三重県 25 1
    3 静岡県 23 2
    3 神奈川県 23 1

2018年7月10日に公開しました。現在集計中です。

*長所
人間関係を築くことがとても得意です。場持ちがよく、協調性があるので、あなたがいると周りの方が幸福を感じると言えそうです。会話を盛り上げることが得意で、周りの方にとっても欠かせない存在で、リーダーシップをとる方も多いでしょう。人間関係が充実している方はメンタルヘルスも良好だと考えられます。

*注意点
人間関係を構築することが得意であると、リスクとしては周りの「主体性」を奪ってしまう可能性があります。特におとなしい方と接するときなどは、ゆったり話す、必要以上に助けすぎないなど、相手のパーソナリティに応じて抑制することも必要です。

 

*長所
人間関係を健康的に築くことができます。協調性があるので、あなたがいると周りの方がほっとすることが多いでしょう。社会人としての常識的に会話ができるので、お互いを理解しながら人間関係を構築することが可能でしょう。人間関係が充実している方はメンタルヘルスも良好だと考えられます。この状況を維持しましょう。

*注意点
健康的な範囲内で人間関係を築くことができますが、特定の項目ではまだ伸びしろがあると言えます。また人間関係が悪化すると、孤独感や抑うつ感が高くなるという統計もあります。予防的に人間関係の勉強とトレーニングをすることをお勧めします。

*長所
人間関係構築力はどちらかというと苦手かもしれません。ただし、自己開示や協調性は基本的なレベルでは持っている状況と言えます。長所として、相手に主導権を渡すことができるため、相手がたくさん話したい場合は、相性がいいでしょう。人間関係が苦手な方はやや孤独になりやすい傾向にあります。孤独な状況はある意味で自分自身と向き合い、内省的に自分の考えやアイデンティティを確立する重要な時間でもあります。もしあなたが自分自身であえて孤独な状況を選んでいる場合は、ある意味でこの時間を将来につなげていくために充電しているとも言えます。

*注意点
短期的に人間関係を求めていない場合はそこまで問題にはならないですが、もし望まない形で人間関係が希薄化している場合は注意が必要です。人間関係の構築力がない状態は、抑うつ感、自尊心と関連があり、長期化するとメンタルヘルスとしてはマイナスになることが多いです。人間関係の構築力が苦手な状態が長い間続いている場合は対策が必要かもしれません。この後のコラムもぜひ参考にしてみてください。

*長所
人間関係を築くのが苦手な状況です。長所として、相手に主導権を渡すことができるため、相手が主導権を握りいたいタイプの場合接しやすいと思われるでしょう。孤独な状況はある意味で自分自身と向き合い、内省的に自分の考えやアイデンティティを確立する重要な時間でもあります。「積極的な孤独」という表現を使うこともあります。もしあなたが自分自身であえて孤独な状況を選んでいる場合は、ある意味でこの時間を将来につなげていくために充電しているとも言えます。

*注意点
短期的に人間関係を求めていない場合はそこまで問題にはならないですが、もし望まない形で人間関係が希薄化している場合は注意が必要です。人間関係の構築力がない状態は、抑うつ感、自尊心と関連があり、長期化するとメンタルヘルスとしてはマイナスになることが多いです。人間関係の構築力が苦手な状態が長い間続いている場合は対策が必要だと言えます。この後のコラムもぜひ参考にしてみてください。

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コミュニケーション講座について♪

コラム1は折り返し地点です!長いですね(^^; ここで少しだけお知らせをさせてください。 私たち臨床心理士・精神保健福祉士は、暖かい人間関係のある社会を創ることを目的として、コミュニケーション講座を開催しています。

心理療法やソーシャルスキルの練習を勉強したい方はぜひお待ちしています。1人で抱え込まずに、専門家やたくさんの仲間と相談しながら進めていくと、心強いと思います。興味がありましたら、こちらのコミュニケーション講座のページを参照ください。お知らせ失礼しました。興味がない方は引き続き下記に進みましょう!

人間関係を良好にするために必要なもの

このように人間関係は人生を決定づけると言っていいほど、私たちが生きていくうえで本質的なものだと言えます。では、人間関係を築く力を高めるにはどうすればいいのでしょうか?

人間関係を良好にするためのポイントは以下の3つです。

①心理的健康
②言葉・非言語コミュニケーション
③「交互作用」を考える

ここから、1つずつ解説していきますね。

①心理的健康とは?

人間関係を良好に保つためには、土台である心理的な安定をしっかりと作る必要があります。

例えば「対人不安」が強いと、孤独感やソーシャルスキルが低下することが分かっています。皆さんも、元気な時と落ち込んでいるときでは、コミュニケーションの在り方が変わると思います。例えば、好きな人と話す時と苦手な人と話をする時では、会話の内容も随分変わってきますよね。対人関係は心理的な問題と深い関わりがあるので、心構えが重要です。

②言葉・非言語コミュニケーション

私たちは人間関係を築くとき、極論すると2つのやり方でしか目的を達成できません。それは「言語コミュニケーション」と「非言語コミュニケーション」の2つです。

言語コミュニケーション
言葉を使ったコミュニケーションです。私たちは、好みの人に自分の気持ちを伝える時には、「好き」「愛してる」など相手に言葉で愛情を伝えると思います。言葉は、相手を褒めたり、傾聴したり、日々の出来事を伝えるときにも使いますよね。言語コミュニケーションは、人間関係の土台といえます。

非言語コミュニケーション
言語コミュニケーションよりも広範な意味があります。非言語コミュニケーションを図解すると次のようになります。

人間関係を築くための言語・非言語コミュニケーション

表情、空間、姿勢など様々なものがあることが分かりますね。非言語コミュニケーションは主に、直接の対人コミュニケーションで力を発揮してきます。例えば、「うれしい」という気持ちを、以下の2つのイラストに当てはめた場合、どちらに好印象を持ちますか?

言うまでもなく、右側の方が印象がいいと言えるでしょう。言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションは掛け算のような関係にあります。「うれしい」というポジティブな気持ちも、非言語が死んでいると効果は減退してしまいます。

③交互作用とは何か?

交互作用とは、異なる要素が組み合わされる事で生まれる価値のことです。ここで、身近な食べ物で思考実験をしてみましょう。夏に欠かせない「かき氷」で考えてみましょう。かき氷の定番「練乳かけいちごかき氷」は、3つの具材からできています。

 いちごシロップ 練乳

この3つの具材をバラバラで食べた場合、何点で評価しますか。まずいが0点、おいしいが100点で評価してみてください。私の評価は

氷(60点)
いちごシロップ(20点)
練乳(40点)
合計 120点

いちごシロップはそのままだと,甘くてとても食べられません。

では、3つの具材を合わせた「練乳かけイチゴかき氷」として食べたらそれぞれ何点になりますか。人間関係を築くために必要な交互作用の解説私ならこんな感じになります。

氷(90点)
いちごシロップ(70点)
練乳(80点)
合計 240点

このように、3つの要素を合わせたことで、互いの価値が高くなり合計が120点もアップしてしました。気温が高い日に食べたら更に評価が上がりそうですね。

交互作用と人間関係構築力交互作用は、人間関係でも同じことがいえます。一見マイナスに見える個性も相性次第で輝き出します。また、さまざまな個性の人が集まるほど組み合わせの幅が広がり、さまざまな価値が生まれます。人間関係を良好にするために、さまざまな人の個性の組み合わせによって生まれる価値を意識しておいてくださいね。

人間関係構築力は改善できる!

このように人間関係構築力は「心理的な問題、言語・非言語コミュニケーション、交互作用」3つのポイントで変化していきます。ここで人間関係を築く力は改善できるのか?という大事な疑問に触れたいと思います。まずは、私が大学院で行った研究を紹介させてください。研究では、人間関係を構築力のポイント「言語・非言語コミュニケーション」の要素となる会話についてトレーニングによる効果分析を行っています。下記の図は、発話が苦手な方と一般的な方の発話トレーニングによる効果分析です。話し方についての研究発話スキルの比較図発話が苦手な方(オレンジ色)にはトレーニングを実施し、一般的な方(青色)には行いませんでした。トレーニング後には、発話が苦手な方も一般的な方と同じレベルに達しているのが分かりますね。また、傾聴スキルのトレーニングによる効果分析でも同じような結果が得られました。

傾聴トレーニングから人間関係を改善するスキルについて分析

トレー二ングは、3か月6回のセッションで行いました。離脱された方は7割ほどありましたが、トレーニングをしっかり継続した方は結果を残していました。トレーニングの内容は、目的に応じて変わりますが、しっかりと練習を重ねれば結果につながるのは、筋トレと同じです。人間関係を良好にするための努力を前向きにコツコツと重ねることが、改善をするうえで大切だと思います。

人間関係入門コラムまとめ

人間関係を良好にするためのポイントをもう一度確認しておきましょう。

①心理的健康
②言葉・非言語コミュニケーション
③「交互作用」を考える

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!人間関係を築くことは、確かに簡単ではありません。私も本当に苦労しました。でも自分に合ったスキルをつけると今までよりも人と楽しく関われるようになったり、仕事がしやすくなったり、本当に努力してよかったと感じています。

今度は私たち講師陣が皆さんに様々な有益な情報を提供する番です。1人でも多くの方がコミュニケーションに関する正しい理解をして、暖かい話し方を築ける方が増えて豊かで暖かい社会ができることを願っています。ここから先のコラムは人間関係を構築する具体的なスキルへと入っていきます♪興味がある方はぜひご一読くださいませ。

*出典・参考資料
斉藤雅茂 , 近藤勝則 , 尾島俊之 ほか ( 2015 ) 「健康指標との関連からみた高齢者の社会的孤立基準の検討 10年間のAGESコホートより」, 日本公衛誌3(62),p95-105.
厚生労働省 2013 平成24年労働者健康状況調査結果の概況
平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 生活環境と個性が友人数に与える影響(内閣府))http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/thinking/h25/pdf/b3_3.pdf
末田清子・福田浩子(2003) 「コミュニケーション学―その展望と視点」P142
目白大学大学院 現代心理学専攻 川島達史 2013 修士論文



3つの要点を抑えて構築力を伸ばそう