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ディスカッション入門,苦手からの議論が強くなるコツ

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ディスカッション入門,苦手からの議論が強くなるコツ

皆さんこんにちは。現役経営者,公認心理師の川島達史です。私は現在、コミュニケーション講座の講師として活動しています。今回のテーマは「ディスカッション力UP」です。

そこで当コラムは明日のディスカッションで困っている・・・という方向けにディスカッションの応急処置を用意しました。

①基本はWin-Win
②議論の2大要素
③初級編-8つの必須スキル
④応用編-発展的なスキル紹介

明日のディスカッションを乗り切るために頑張りましょう。

 

①基本はWINWIN

Win-Winを目指そう

まずはじめにディスカッションについての基本的な姿勢を皆さんと共有したいと思います。それは

ディスカッション=Win-Win

です。

ディスカッションは勝った負けたではなく、良い結論を導くために、協力し合って意見や情報を出し合う、ポジティブな行為です。

ディスカッションすることで、お互いが持っている情報を組み合わせて、より良い情報を生み出すこともできるのです。

勝ち負けを目指すのではなく、お互いの意見を尊重し、参加者全員が勝つ意識を持つことを大事にしましょう。これだけであなたのディスカッション力は向上するはずです。

 

批判に耳を傾けよう

みなさんは自分の意見を批判された時、どのように感じるでしょうか。相手に対してムカッとしてしまう方は反省しましょう…。そんなときはこちらの言葉を思い出してみてください。

人の言に耳を傾けない態度は、自ら求めて心を貧困にするようなものである

これは松下幸之助の言葉です。もしもあなたが批判され、ネガティブな気持ちでいっぱいになってしまったら「批判は心を豊かにしてくれる。私を成長させるものだ」と唱えてみてください。

 

ディスカッションの意味

②議論の2大要素

ディスカッションには実は絶対に外してはいけない2つの目的があります。この目的を把握していないと、大失敗することにもつながります。しっかり理解しておきましょう。

問題解決型‐ディスカッション

私達は会社の会議などで何らかの目的を達成するためにディスカッションをします。例えば、

売上があがらない…どうする?

という議題があったとします。このように問題をどうすれば解決できるか?と言う視点から行われるのが、問題解決型ディスカッションにあたります。

問題解決型のコミュニケーションの場合、論理的思考やアイデアを生み出す発想力、伝える力が必要になります。

 

人間関係構築型‐ディスカッション

もう1つは、人間関係を築くためのディスカッションです。命題はあるものの、実はそれは表面的な目的で、チームの親睦を高めるために行われます。

グループディスカッションなどでは、裏テーマとして協調性やチームワークを見られていることもあり、ゴリゴリに相手を論破したりすると、評価が下がることもあります。

私たちは人間であり、情報のやり取りだけではなく、お互い信頼に足る人物かを議論の中で確かめている部分もあるのです。

 

何型か自覚してみよう

ここで1つ問題を問いて、あなたのディスカッションタイプを探っていきましょう。

あなたの同僚が会議中

先日の企画した商品ですが、売り上げが伸びず、正直落ち込んでいます・・・

と話したとします。あなたは、なんと返すでしょうか?考えてみましょう。
  ↓

  ↓

いかがでしょうか?考えてみましたか。

 

どうして売り上げ落ちたの?
ユーザー目線で考えた?
達成率はどれくらい?

このように問題解決に視点が行く方は問題解決型のコミュニケーションを好む方です。

そうかあ。。今は辛いね。
結構落ち込んでるの?
商品企画は私も失敗したなあ。。

こんな形で相手の心情によりそうようなコミュニケーションが思い浮かぶ方は、人間関係を構築することを好むタイプと言えます。

両方発想できた方はバランス型と言えます。会議の目的にもよりますが、比較的理想に近い思考を持っていると言えそうです。

ディスカッションのコツ

③初級編-8つの必須スキル

ここからはより具体的なスキルを解説していきます。以下の8つの折り畳みは、初心者向けのスキルです。気になる項目からチェックしてみてください。

Win-Winを目指しましょう。しつこいぐらいに心の中で唱えてください。繰り返しになりますが、ディスカッションは

人間関係を大事にできるか?
問題解決の思考力があるか?

の2つが問われます。目の前にいる人はあなたの敵ではなく、仲良くなりながら一緒に問題を解決する仲間なのです。お互いWin-Winを目指して問題を解決すると意識しましょう。

ディスカッションには、問題解決・人間関係構築の2つの目的があるとお伝えしましたが、その目的の重要性によって随分やり方が変わります。問題解決型1本では、殺伐としてしまいます。人間関係型だけでは、解決ができません。そこで基本的なスタンスとしては

問題解決7割 人間関係3割

これぐらいのバランスで議論を進めることをおすすめします。7対3を基本として、緊急度や重要性に応じて、柔軟に変えていくとちょうどいいと思います。参考にしてみてください。

ディスカッションでは、ほとんどのケースで

問題→原因→解決策(実行力、効果)

の流れで進んでいきます。何を話していいかわからない・・・という方は、問題→原因→解決策(実行力、効果)は絶対暗記しておいてください!

練習問題

スタ〇バックスが抱えている問題について自由に議論しなさい

とお題が出たとします。この時どのように議論を進めると良いでしょうか。

 

 

解答例
①スタ〇はどのような問題を抱えているか
食品の廃棄が生じている

②なぜそのような問題が起こっているのか?
値引き販売をしない 食品の充実感を演出するため

③どうすれば解決できるか?
従業員への値引き販売 
夜は日持ちする商品に切り替え

④解決策の検証 実行できるか?効果的か?
まずは実験店舗で試験運用
効果があれば全国に広げる

批判をされると、反論したくなるのが人情です。しかし、いきなりBUTから入ると議論が喧嘩腰になりやすくかなり印象が悪いです。ディスカッションの基本は、相手の意見をまずはYESで受け止め、その後に主張することです。

なるほど〇〇という点ですぐれていますね
ただ…△△という点では問題があると考えています

このように、YESを先行させる精神を大事にしましょう。

練習問題

以下の相手の主張に対して、意見を受け止めつつ、自分の意見を60秒以内で合わせて主張してみてください。

*相手の意見
これからは低価格から高価格消費時代が来るから、マクドナルドのハンバーガーは2倍の値段にして、品質を上げるべきだ

 

解答例

*YESバット
なるほど、確かに現在は1000円以上する価格帯のバーガーショップが進出して実際に売り上げを伸ばしていますね。ただいきなり2倍のハンバーガを売り出しても、既存顧客が逃げ出してしまいそうですし、少しリスキーですね。

〇〇さんの意見を活かしつつ、思い切って子会社を設立して、マック+という新しい実験ブランドで販売してみてはいかがでしょうか。

このように、相手の意見を頭から否定することなく、一部認め、かつ取り込みながら新しいアイデアを発想できると完璧ですね。ここまでスマートにいかなくても一部相手の意見を認めるだけでも十分印象UPです!

ディスカッションでは複数人で議論をするため、1人あたりの発言時間は限られています。話が長い人はビジネスでは時間泥棒になり、本当に不利になります。

話は1分以内にまとめる

という意識を徹底しましょう。

ディスカッションの基本は、結論先行です。まわりくどい言い方は印象が悪くなります。最初にビシッと結論を述べた後、根拠をしっかりと示すようにしましょう。

結論先行

を徹底しましょう。

結論を述べた後、実際に自分の目で確認した情報、誰もが納得できるようなデータを示すことでわかりやすく主張ができます。

ディスカッションでは、主語と述語をできる限り絞ります。主語と述語が大きいすぎるとエラーが生じやすいため、論破されやすくなります。主語と述語はより具体的にして主張しましょう。

主語と述語をに強くなるには、より具体的に主張していく必要があります。いつも抽象的な発言になり、ディスカッションに負けてしまうという方は、下記のコラムご参照ください。

主語と述語を絞る法

ディスカッションでは「わからないことはわからない」と素直な気持ちで対応します。無理に反論すると墓穴を掘ることがあります。分からない時には「不勉強で分からい部分が多いです。〇〇さんはどう考えていますか?」など、丁寧に返すと良いでしょう。

 

それでも上手く回答できない時に、無理に反論すると墓穴を掘ることがあります。言い逃れをするのではなく、相手にきちんと回答するという誠意も大切です。「わからないことはわからない」と素直な気持ちで対応しましょう。

「すいません。その点については不勉強で分からい部分が多いです。〇〇さんはどう考えていますか?」

と丁寧に返すと良いでしょう。

 

④応用編-発展的なスキル紹介

ここまでは基本的なスキルをお伝えしてきました。もっとディスカッション力をつけたい!と言う方は下記もぜひ参考にしてみてください。

論理力の基礎 

ディスカッションでの発言の中には「結局何を言いたいのだろう?」とわからなくなることはありませんか。何を言いたいのかわからない…という問題のほとんどが、論理力の欠如からもたされます。

論理とは、シンプルに言うと、結論+根拠の2点セットです。この2つのことを意識するだけでも、かなりディスカッション力が改善されます。考えをまとめるのが苦手だ…という方は、下記のコラムを参照ください。

論理的思考を鍛える方法

 

ディスカッションの準備の仕方

ディスカッション力は、事前準備をすることでさらにUPします。事前準備がしっかりできていないと、自信がなく不安な状態のままディスカッションに参加することになるので、発言を控えてしまいがちです。

また、緊張も強くなり、平常心で参加できなくなる場合もあります。準備をする余裕がまだある!という方は下記を参照ください。

ディスカッションに役立つ準備法

 

説得力を向上させる方法

より上級のディスカッションスキルを学びたい方は説得理論を学ぶことをオススメします。フットインザドア法、両面提示法などを学習するとより説得力を向上させることができます。下記のコラムを参照ください。

説得力を高める話し方

 

あがり症への対策 

ディスカッションをする前は緊張するものです。肩に力が入りやすい、頭が真っ白になりやすい…という方は下記のコラムを参照ください。

あがり症を克服する方法

ディスカッション力

 

ビジネスコミュ力講座のお知らせ

現役経営者の元でディスカッションの練習をしたい方は、私たちが開催しているコミュニケーション講座をオススメしています。講座では

・あがり症の改善
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2件のコメント

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    • 遠山
    • 2019年10月21日 5:40 PM

    こんにちは

    返信する
    • 匿名
    • 2019年6月20日 1:21 PM

    「命題」の意味、間違えてますね。

    返信する

コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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