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「目を見て話す」ができない原因や対処法を心理の専門家が解説!

目を見て話す


「目を見て話す」を心理の専門家が解説!問題・原因・苦手意識の対処方法①

「目を見て話す」を専門家が解説

みなさんはじめまして!社会心理学の専門家 川島です。私は社会心理学の大学院で、成人のコミュニケーションについて研究をしてきました。現在では成人向けのコミュニケーション講座の講師として活動しています。当コラムは「目を見て話す」をテーマに専門家が解説をしています。相手の目を見て話すのが苦手な方、もっと本当の自分を伝えたい!という方向けに、正しい知識を全5回のコラムで解説していきたいと思います。しっかりとお伝えしたいので全部で8分程度かかります(^^;ちょっと大変ですが。是非お付き合いください。

目を見て話すことの重要性

みなさんは、会話をする時、相手の目を見て話すようにしていますか?

「相手の目を見て話すと不安になる」
「どこを見ていいのか分からなくなる」
「相手の目を見て話すことが怖い」

など、相手の目を見て話すことに不安恐怖を感じる心理から、目を見て話すことを避けている人が多くいるようです。“目は口ほどに物を言う”ということわざがあるように、目はあなたの気持ちを表現する大切なサインの1つです。日々のコミュニケーションをスムーズにしてくれる重要な要素ですから、効果的に使っていきたいですね。

目を見て話せない問題とは

目を見て話す事ができない問題

「目を見て話す」ということは、私たちのコミュニケーションおいて重要な役割を果たしています。そのため、目を見て話すことができないと

・言葉や気持ちが正しく伝わらない
・相手に自信のない印象を与えてしまう
・話を聞いていないと思われる

などの、マイナスの心理を相手に与えてしまいます。印象形成は、長期的な関係よりも短期的な人間関係において非常に重要です。長期的な関係ではあなたの人柄を相手はじっくりと把握する時間があります。そのため、シャイで目を見て話せなくても、そこまで問題になることはありません。

これに対して短期的な関係では、じっくり判断してもらえる時間がありません。どうしても非言語的な要素で判断されてしまうのです。この点、接客業、販売職、就職活動、婚活パーティーなどは、短期決戦となることが目を見て話すことが、ある程度重要な要素となってきます。

アイコンタクトに関する研究

梅野(2015)は非言語コミュニケーションと好感の関係について、大学生230名に対して調査を行いました。調査は4段階で、

好感をもたれる     ⇒4
やや好感につながる   ⇒3
あまり好感につながらない⇒2
好感につながらない   ⇒1

で採点をしました。その結果、
アイコンタクト  ⇒平均2.9
目の表情     ⇒平均3.1
視線       ⇒平均2.7

といずれも好感につながることがわかりました。
ちなみに、他の項目ですと

笑顔       ⇒3.7
ボディタッチ   ⇒2.4
髪色       ⇒2.8
アクセサリー   ⇒2.6

ですので笑顔よりは重視されていないものの、髪色やアクセサリーよりも、目を見て話すことが大事だと言えそうです。女性ですとアイコンタクトよりも髪色に人生をかけている時間が長そうですが、それと同じぐらい視線のあり方が印象形成に関わるとは意外ですね。また単純に目を見て話すだけではなく、目に表情をつけたほうが好感を持たれそうです。

目を見て話す事ができない2つの種類

目を見て話すことができないとき、大きくわけて2つの症状が出やすいと言えます。

1つ目は「僕の視線は攻撃的?」
僕の視線は攻撃的・・・目を見ると相手が怖がって不快な思いをするのではないか?と考え目を見て話すことができない状態です。目線が鋭く、相手が不快に思うのではないか・・・?と考えるあまり、相手の目を見て話すことができなくなります。病的なところまで行くと、加害性視線恐怖という症状に結び付きます。

2つ目は「相手の目線が怖い・・・」
相手の目線が怖く目を見て話すことができない状態です。心理学の世界では公的自己意識という言葉をよく使います。公的自己意識とは相手からどう思われているのかという人間の心理です。これが過剰になると相手の目線をとても気にするようになります。

目を見て話す事ができない原因

目を見て話すための3つの方法

それではここで、目を見て話すためのトレーニングについて考えていきましょう。目を見て話すトレーニング法は、大きく分けると3つあります。全部読むのは大変なので、当てはまる項目についてリンク先をチェックしてみてくださいね♪

①自然な目線を作る

不自然なアイコンタクトの癖
目を見て話すのが苦手な方は、間違った癖を身に付けている可能性があります。例えば「凝視してしまう」「目線を横に外してしまう」などが典型例です。会話の中で効果的であるはずのアイコンタクトが不自然になり、相手を不安な気持ちにさせてしまいます。

自然な目線を作る3つのコツ
自然で話しやすい目線を作るには、いくつかのコツがあります。繰り返しトレーニングすることで、上手にアイコンタクトができるようになります。目線に自信がない…という方は、コラム②を参考にしてくださいね。

②過剰にこだわるのは注意

精神交互作用とは何か
目を見て話すトレーニングは大事なのですが、「目を見て話すことにこだわりすぎる」場合は注意が必要です。目を見て話すことにこだわりすぎて、逆にぎこちなくなってしまい、結果的にアイコンタクトが苦手になるのです。これを心理学的に「精神交互作用」といいます。

目を見て話すことを意識しすぎない
目を見て話すことへのこだわりを減らすと、結果的に目を見て話すことが自然にできるようになったりします。軽減する方法を解説させていただきます。目を見て話すことにこだわりすぎているかも…という方は、コラム③の解説と練習問題に取り組んでみてください。

③自己肯定感を高める

自分を認められない
目を見て話せない原因の1つは自信のなさです。

 自分を認められない
  ↓
 自分に自信が持てない
  ↓
 目を見て話すことができない

このような負の循環に陥っている可能性があります。

自己肯定感を高める習慣を
まずは、自分を認めることから始めていきましょう。すぐに変えることは難しいですが、いつか自分に自信を持って話せる日がくるように、自己肯定感を高める事が大切です。当コラムでは、自己肯定感を高める3つのコツをご紹介します。自分に自信が持てない…と感じている方は、コラム④を確認してみてくださいね。

目を見て話す事はプラスの効果

目を見て話すことでプラスの心理へ!

目を見て話すことができない原因には「不自然なアイコンタクトの癖」「思い込みが強すぎる」「自分を認められない」の3つが大きく関わっていることがわかりました。

次回以降は、目を見て話すための方法を解説していきます。1日では難しいと思うのでブックマークしてゆっくり取り組んでみてくださいね(^^)

目を見て話すことができると、「自分に自信を持っている人」という心理を相手に与えるため、言葉の一つ一つに信頼感が生まれやすくなります。また、積極的に話に耳を傾ける印象を与えるため、相手から好感を持ってもらいやすくなるというプラスの要素が期待できます。

しかし、目を見て話すことを意識しすぎると、会話がうまくいかなくなります。まずは、あまり難しく考え過ぎず、気持ちをラクにして改善を目指しましょう!次回は、目を見て話すための方法の1つ目「自然な目線を作る」についてご紹介します。お楽しみに!(もう少し下に次のコラムボタンがあります) 

★目を見て話すコツは、自己肯定感を持ち、思い込みを改善し、自然な目線で
人間関係講座

好感をもたらす非言語コミュニケーションに関する研究 目白大学大学院 心理学研究科 現代心理学専攻 梅野利奈 2015



対処法で苦手意識を克服しよう