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自己嫌悪に陥る原因とは?解消するための方法を心理の専門家が解説

自己嫌悪


自己嫌悪に陥る原因とは?解消するための方法-心理の専門家が解説①

「自己嫌悪」を専門家が解説

はじめまして!臨床心理士の竹元です。私は臨床心理士として精神疾患を抱える方へのカウンセリングを行っています。本コラムでは「自己嫌悪」について詳しく解説をしていきます。しっかりと対策をお伝えしたいので全部で8分程度かかります(^^;ちょっと大変ですが。是非お付き合いください。

 

早速ですが、みなさんは「自己嫌悪」に陥ることはありますか?人生は長いものです。その中で失敗や挫折をする時期があると思います。そんなときは自分のことが嫌になってしまう・・・そんなこともあるかもしれませんね。自己嫌悪には、様々な定義がありますが「自分が嫌だという気持ちにまとめられる」(水間,1996)とされています。

例えば、

・僕は周りと比べて能力が低い
・自分の見た目が嫌だ
・目標を達成できなかった・・・
・こんな自分じゃダメと思う

これらは代表的な、自己嫌悪の気持ちと言えます。私たちは、自己嫌悪との付き合い方を考えていかなければいけません。まずは、自己嫌悪における心理学の研究を少し紹介しておきます。

イラスト:目標を達成できなくて自己嫌悪に陥る人

「自己嫌悪」はうまく付き合うことが大切

自己嫌悪の気持ちを持つことは、どのような問題があるでしょうか。実は「自己嫌悪は自己成長にもつながる、悪というわけではない」(Deevyら,1992)と報告されている面もあります。「自己嫌悪」は、自分の至らないと思うところや、自分の課題点に目が向くので反省点がたくさん出てきます。その反省点を上手く活用していければ日常生活での問題を解決し、前に進んでいくことができます。

しかしあまりにも、自己嫌悪の気持ちが強すぎるのは問題となります。例えば、自己肯定感が下がったり、自信がなくなってしまうことなどがあげられます。今取り組んでいることを投げ出したり、極端なものの考え方をしたりと、荻野(1978)が言うように自己破壊的な行動につながることもあります。

「こうなりたい」が自己嫌悪を生み出す?

小平(2002)は自己嫌悪感と「こうなりたい」自分との関連を調査する研究を行いました。その結果

・「こうなりたい」という理想がある
・現実的にはそれがかなっていない
 あるいは違っている場合

イラスト:こうなりたいという、叶わない理想を強く持っている状態

この条件と自己嫌悪感は正の相関があると示されています。例えば、もう少し収入をふやしたい・・・かわいくなりたい・・・いう感覚と現実とのギャップが当てはまります。この場合で正の相関があるとは、「こうなりたい」自分と現実の自分とにギャップがあるほど、自己嫌悪感が高いということですね。かなり簡略化して図で表すとこのような感じです。なりたい自分と自己嫌悪感の相関図また少し異なりますが
・「こうならなきゃと思っている自分」
・「実際の現実」
にギャップがある場合も同じような結果が出ています。

こうならなきゃいけない自分と自己嫌悪の相関図

具体的に「自分がこうならなきゃいけない自分」とは、「親に求められた職業につけない」とか「社会的に20歳になったのだから、これくらいできる人にならなきゃ」といったような想いのことです。私たちは時々そういう気持ちを持つことがありますね。つまり理想とする自分と現実が異なることが、自己嫌悪感を持ちやすいという結果を示しています。

年を経るごとに対処できる?

続いて佐藤(1999)は、自己嫌悪の気持ちが年齢とともにどのように変化していくかという発達的変化を調べています。中学生・高校生・大学生を対象に質問紙調査を行いました。その結果、大学生と高校生に、自己嫌悪に対する対処の仕方に違いがあることがわかりました。

自己嫌悪の対処方法には『現実逃避願望』と『自己再生願望』があります。

『現実逃避願望』
「嫌いなことから目を背けたい」などと思う傾向

『自己再生願望』
「嫌いな自分なんて生まれ変わればいいのに…」と思う傾向

この2つの傾向が大学生の方が低いということは、年齢を追うごとに、自己嫌悪をうまく整理し、受け止めることができていると考えられます。

高校生と大学生の自己嫌悪に関する研究

ここまでをまとめると、自己嫌悪の気持ちは自分に対してのハードルが高い場合に起こりやすいことがあげられます。そして、また青年期のような自分について悩みやすい時期や、自己形成をするような時期に起こりやすいということが言えます。

そして、自己嫌悪に陥った時の気持ちをうまく解消するには、自分なりに付き合い方を見つけていくことが大切ということも言えそうですね。*興味がある方は、佐藤(1999)の論文を参照ください。

あなたの自己嫌悪はどれくらい?

さてここで、あなたの自己嫌悪の度合いをチェックしてみましょう。
それでは、やってみてください。

 

自己嫌悪診断

それではここで実際に今の状況を知るために、「自己嫌悪診断」をしてみましょう。

自己嫌悪診断
全くそう思わない あまり思わない どちらでもない ややそう思う とてもそう思う
1.
自分がイヤだ
2.
自分に怒りを感じる
3.
理想とする自分ではない
4.
自分が憎い
5.
自分に失望している
6.
無力感を感じる
7.
どこかに消えてなくなりたいと思うことがある
8.
自分を悲しく思うことがある
あなたの生まれた年は?
あなたの性別は?  
あなたのお住まいは?
診断についての注意

「自己嫌悪」診断‐注意事項

・当尺度は臨床心理士・精神保健福祉士の監修の元作成しました

・当尺度は医療的な診断を行うものではありません

・当尺度は、段階では予備調査の段階となります

・あくまで参考程度にご使用ください

 

以下は尺度作成についての、手順や趣旨が明示されています。尺度について疑問を持たれた方、専門家の方、興味がある方はご一読ください。

 

尺度作成の趣旨

現代社会では、主にスマートフォンでの検索やアプリが入り口となっており、多くの方がメンタルヘルスに関わる疑問や、問題解決の糸口をWEB検索から模索を始める傾向があります。当該入り口において方向性を誤ると、メンタルヘルスの改善の迷路に迷い込む恐れがあるため、限られた時間の中で、ある程度簡易的に自分の状態を把握するコンテンツや診断が必要と考えています。

 

そこで弊社では、メンタルヘルスの問題につながりやすい種々の感情に焦点を当て、簡易的な自己判断ができる尺度を作成することとしました。医療行為、学術的な研究を目的とした診断ではなく、予防機能、メンタルヘルスに興味をもって頂くことを趣旨として作成します。

 

 

尺度作成の条件

 

尺度を作成するにあたっては以下を意識して作成する。

・電車や喫茶店で簡易的に読める文章を心掛ける

・学術的な表現は控える

・断定はしない あくまでヒントとして診断をする

・尺度の限界を明示する

 

 

尺度作成手順

・自己嫌悪の定義

自己嫌悪とは、様々尺度作成や定義づけがなされている。落合(1985)の研究では、自己嫌悪感の関連を検討している。そこでは、比較的青年期では自己嫌悪が劣等感と関連が強く、一方老年期では孤独感と関連が強いということを報告している。宮下・小林(1981)は、孤独感の中に自己嫌悪因子を位置づけているが、このことは様々な状況を各自がどのように感じるかという本人の感じ方の要因が大きいとされている。自己嫌悪は本人の感じ方であるという切り口において、様々まとめられている。その中で水間(1996)は、「自分が嫌いという気持ちにまとめられる」であると定義している。重ねて自分が嫌いという思いを始点にして、自分への怒りをもたらす激しい感情であるとともに、自分への無力感を伴う面もあると述べている。本診断でも、この水間(1996)の定義に準じる形で作成を行う。

 

 

 

 

 

以下、それに基づき項目を検討しています。

 

① 尺度抽出について

関連する6つの文献と、臨床心理士・精神保健福祉士・社会心理学の大学院を卒業した者が協力し質問項目のブレーンストーミングを行い、質問項目を網羅した。

 

参考文献

水間玲子(1996)自己嫌悪感尺度の作成 教育心理学研究 44 296-302

佐藤有耕(1999)青年期における自己嫌悪感の感情状態の発達的変化 青年心理学研究 11 1-18

水間玲子(2003)自己嫌悪感 と自己形成の関係 について -自己嫌悪感場面で喚起 される自己変容の志向に注目して-    教育心理学研究 51 43-53

小平英志(2002)女子大学生における自己不一致と優越感・有能感,自 己嫌悪感との関連  ―理想自己 と義務 自己の相対的重要性の観点から― 実験社会心理学研究 41(2) 165-174

荻野恒一(1978) 自己嫌悪のすすめ 青年心理 9 418-426

宮下一博・小林利宣(1981)青年期における「疎 外感」の発達と適応との関係 教育心理学研究 4 297-305

落合良行(1985)青年期における孤独感を中心にした生活感情の関連構造 教育心理学研究, 33, 70-75 .

 

 

その結果、以下の項目が抽出されました。

 

・自分をダメだと思う

・自分が嫌いだ

・自分に怒りを感じる

・自分が憎い

・現実の自分にショックを受けることがある

・自分に失望している

・今の自分は理想とははるか異なっている

・無力感を感じる

・どこかに消えてなくなりたいと思うことがある

・自分のことを考えると気持ちが落ち込む

・今までの自分を後悔している

・自分がイヤだ

・周りと比べて自分はダメだ

・今までの自分にイライラしている

・これからの自分にも失望している

・思う通りの自分ではない

・自分のことを考えたくない

・自分を悲しく思うことがある

・自分にふがいなさを感じる

 

② KJ法でグルーピング

⇒意味のまとまりを考慮し、「自分への怒り」「自分への失望」の2因子に分類した。

 

「自分への怒り」

・自分が嫌いだ

・自分に怒りを感じる

・自分が憎い

・今までの自分を後悔している

・自分がイヤだ

・自分のことを考えたくない

・思う通りの自分ではない

・自分にふがいなさを感じる

・周りと比べて自分はダメだ

・今までの自分にイライラしている

 

 

「自分への失望」

・自分をダメだと思う

・現実の自分にショックを受けることがある

・自分に失望している

・今の自分は理想とははるか異なっている

・無力感を感じる

・どこかに消えてなくなりたいと思うことがある

・自分のことを考えると気持ちが落ち込む

・これからの自分にも失望している

・自分のことを考えたくない

・自分を悲しく思うことがある

 

 

以上に分類された。

 

③ WEB対応簡易型尺度とするため

  8つの質問に削った。

  *通常であれば予備調査で説明変数から多い順に

   採用するが今回は弊社の判断で選択した

 

「自分への怒り」

・自分がイヤだ

・自分に怒りを感じる

・思う通りの自分ではない

・自分が憎い

 

「自分への失望」

・自分に失望している

・無力感を感じる

・どこかに消えてなくなりたいと思うことがある

・自分を悲しく思うことがある

 

 

④ 診断結果については、因子ごとの評価は行わず

  総合点について4段階で注意事項を200文字程度で作成した

 

  ・5件法

  ・32~40

  ・26~31

  ・21~25

  ・8~20

 

の4段階とする。「自己嫌悪」の強さを示す尺度となっているため、一般的に得点が低い方が、「自己嫌悪」が少なく、精神的には健康的な状態であると想定されている。その一方で、多少の自己嫌悪は健康的に作用する面も踏まえ、結果については、長所と注意の2つの側面から記述し、読者が参考になるような記述を心掛ける。

その一方で診断結果については提案程度にとどめ、自己理解のきっかけとなるような結果を提供する。

 

 

診断結果

・自己嫌悪(かなり強い) 32~40

*長所  

あなたの自己嫌悪は高めです。現状に満足せず、さらなる向上を目指すという点では、自己嫌悪が高いことは良い方向に作用するのではないかと考えられます。ご自身の改善点や問題意識を持ちながら、日々を過ごされておられると思いますので、お仕事などでは、とても成功できるのではないかと思います。今後も自己嫌悪が高いことによるメリットもありますので、活用の方法を考えてみてください。

 

*注意

自己嫌悪が高い人は、ある種当然のことながら、自分に自信を持ちにくく自己肯定感が低下してしまうことがあります。また自己破壊的な行動など、あなたの日常生活を脅かすような行動をとってしまうことがあります。あなたの中にも必ず良いところがありますので、たまにはそうしたところに目を向けていくのも大切ではないでしょうか。

 

 

・自己嫌悪(やや強い)26~31

*長所  

あなたの自己嫌悪はやや高めです。現状に満足せず、さらなる向上を目指すという点では、自己嫌悪が高いことは良い方向に作用するのではないかと考えられます。ご自身の改善点や問題意識を持ちながら、日々を過ごされておられると思います。上手く付き合っていけると、お仕事などでは、成功できるのではないかと思います。ご自身でのバランス感覚を身につけてみてください。

 

*注意

自己嫌悪が高い人は、ある種当然のことながら、自分に自信を持ちにくく自己肯定感が低下してしまうことがあります。また自己破壊的な行動など、あなたの日常生活を脅かすような行動をとってしまうことがあります。あなたの中にも必ず良いところがありますので、たまにはそうしたところに目を向けていくのも大切ではないでしょうか。人は必ず欠点があり、長所もあるというのが人間です。長所も大切にしていきましょう。

 

 

・自己嫌悪 (やや少ない)21~25

*長所

あなたの自己嫌悪は中程度です。現時点では、時々自己嫌悪の気持ちを持つことがありますが、上手くご自身の中で解消する術を持っていると考えられます。生活の面でも、精神的にはある程度充実した生活が送れているのではないかと思います。また程よく自己嫌悪の感情があるということは、生活の中での改善点も見つけやすく、お仕事などでも成功しやすいと言えるでしょう。

 

*注意

現時点では中程度の自己嫌悪ですが、今後自己嫌悪が強くなる可能性もあります。自己嫌悪が強くなると、ふとした瞬間で仕事がうまくいかなくなったり、自信を喪失したり、対人トラブルなどが起こってしまうかもしれません。調子が悪い時などは、上手く自己嫌悪の気持ちと付き合えないこともあるかもしれません。これらは負のサイクルにハマる可能性も秘めていますので気を付けてください。

 

 

・自己嫌悪 (少ない)8~20

*長所

あなたの自己嫌悪は、低いと言えます。日常生活の中で人間として、自己嫌悪することはあると思いますが、上手く付き合うことができているのではないかと思います。そのため精神的な面では、とても健康的な生活をお過ごしではないかと考えます。ぜひこのまま、この調子で過ごされてください。

 

*注意

弱いに該当した方は、現在はほとんど問題ないと言えます。しかし自己嫌悪が高い方と比較して、ご自身を振り返ってみる機会が少ないと言えます。時には、今後の生活や仕事のために、振り返ってみて見られるのもいかがでしょうか。また将来的に、環境の変化やご自身の価値観の変化などで自己嫌悪が生じる可能性はあります。その場合にもこのコラムなどを読んで備えてください。

 

 

⑤ 今後の予定

  →回答数が充分集まった段階で

   因子分析と他の尺度との関連を精査し、

   精度を高めていく予定である

 

自己嫌悪(MAX 40)

自己嫌悪(MIN 8)

あなたのライン

男性
女性

点数が高いほど自己嫌悪が強いと言えます。以下の基準を参考にしてみてください。

・32~40 自己嫌悪‐かなり強い
・26~31 自己嫌悪‐やや強い
・21~25 自己嫌悪‐やや少ない
・8~20  自己嫌悪‐少ない

 

自己嫌悪(MAX 40)

自己嫌悪(MIN 8)

あなたのライン

年代別の自己嫌悪の比較となります。ご自身の年代と比較してみましょう。

あなたが所属する群

以下の2群にあてはまった方は注意が必要です。

・32~40 自己嫌悪‐かなり強い
・26~31 自己嫌悪‐やや強い

  • 総合

    順位 都道府県 平均値 回答数
    1 大分県 40 1
    1 山口県 40 1
    1 群馬県 40 2
    4 埼玉県 37 1
    5 福島県 36.67 3
    6 兵庫県 36.25 4
    7 秋田県 36 1
    8 静岡県 35.67 3
    9 長崎県 35.33 3
    10 福井県 35 1
    11 北海道 34.13 8
    12 神奈川県 33.5 20
    12 和歌山県 33.5 2
    14 千葉県 33.25 4
    15 大阪府 33 3
    15 栃木県 33 1
    17 京都府 32.75 4
    18 茨城県 32.5 2
    19 高知県 32 1
    20 長野県 31.5 4
    21 東京都 31.18 11
    22 宮城県 31 1
    23 三重県 30 1
    23 滋賀県 30 1
    25 鹿児島県 28 1
    26 愛知県 27.5 2
    27 岐阜県 27 1
    28 富山県 24 2
    29 新潟県 20 1
  • 男性

    順位 都道府県 平均値 回答数
    1 山口県 40 1
    1 群馬県 40 2
    1 静岡県 40 2
    4 兵庫県 34 1
    5 大阪府 33 3
    6 京都府 32 1
    6 高知県 32 1
    8 千葉県 31 2
    9 北海道 30 1
    10 茨城県 29 1
    11 長野県 28 1
    12 神奈川県 25.25 4
    13 富山県 24 2
    14 東京都 23.33 3
  • 女性

    順位 都道府県 平均値 回答数
    1 大分県 40 1
    2 埼玉県 37 1
    2 兵庫県 37 3
    4 福島県 36.67 3
    5 秋田県 36 1
    5 茨城県 36 1
    7 神奈川県 35.79 14
    8 千葉県 35.5 2
    9 長崎県 35.33 3
    10 福井県 35 1
    11 北海道 34.71 7
    12 東京都 34.13 8
    13 和歌山県 33.5 2
    14 京都府 33 3
    14 栃木県 33 1
    16 長野県 32.67 3
    17 滋賀県 30 1
    17 三重県 30 1
    19 鹿児島県 28 1
    20 愛知県 27.5 2
    21 岐阜県 27 1
    21 静岡県 27 1
    23 新潟県 20 1

2018年7月20日から調査を開始しました。現在集計中です。

*長所
自己嫌悪がかなり強い状況です。現状に満足せず、さらなる向上を目指すという点では、自己嫌悪が高いことは良い方向に作用するのではないかと考えられます。ご自身の改善点や問題意識を持ちながら、日々を過ごされておられると思います。うまくこの感情をプラスに活かせばお仕事などでは、とても成功できるのではないかと思います。自己嫌悪が高いことは頑張ろうとする証でもあります。活用の方法を考えてみてください。

*注意点
自己嫌悪が強い方は、ある種当然のことながら、自分に自信を持ちにくく自己肯定感が低下してしまうことがあります。また自己破壊的な行動など、あなたの日常生活を脅かすような行動をとってしまうことがあります。あなたの中にも必ず良いところがありますので、たまにはそうしたところに目を向けていくのも大切ではないでしょうか。

以下のコラムで自己嫌悪の改善方法を解説しました。参考にしてみてください。また自己嫌悪はかなり強い状況ですので、消えてなくなりたい・・という感覚がある方は心療内科や精神科の受診も視野に入れましょう。

 

*長所
あなたの自己嫌悪はやや強いです。現状に満足せず、さらなる向上を目指すという点では、自己嫌悪が高いことは良い方向に作用するのではないかと考えられます。ご自身の改善点や問題意識を持ちながら、日々を過ごされておられると思います。上手く付き合っていけると、お仕事などでは、成功できるのではないかと思います。ご自身でのバランス感覚を身につけてみてください。

*注意点
自己嫌悪がやや強い方は、ある種当然のことながら、自分に自信を持ちにくく自己肯定感が低下してしまうことがあります。また自己破壊的な行動など、あなたの日常生活を脅かすような行動をとってしまうことがあります。あなたの中にも必ず良いところがありますので、たまにはそうしたところに目を向けていくのも大切ではないでしょうか。人は必ず欠点があり、長所もあるというのが人間です。長所も大切にしていきましょう。以下のコラムで自己嫌悪の改善方法を解説しました。参考にしてみてください。

*長所
あなたの自己嫌悪はやや少ない状況です。現時点では、時々自己嫌悪の気持ちを持つことがありますが、上手くご自身の中で解消する術を持っていると考えられます。生活の面でも、精神的にはある程度充実した生活が送れているのではないかと思います。

また、程よく自己嫌悪の感情があるということは、生活の中での改善点も見つけやすく、お仕事などでも成功しやすいと言えるでしょう。

*注意点
現時点では健康的なレベルの自己嫌悪ですが、今後自己嫌悪が強くなる可能性もあります。自己嫌悪が強くなると、ふとした瞬間で仕事がうまくいかなくなったり、自信を喪失したり、対人トラブルなどが起こってしまうかもしれません。調子が悪い時などは、上手く自己嫌悪の気持ちと付き合えないこともあるかもしれません。これらは負のサイクルにハマる可能性も秘めていますので気を付けてください。以下のコラムで自己嫌悪の改善方法を解説しました。参考にしてみてください。

*長所
あなたの自己嫌悪は少ないと言えます。日常生活の中で人間として、自己嫌悪することはあると思いますが、上手く付き合うことができているのではないかと思います。そのため精神的な面では、とても健康的な生活をお過ごしではないかと考えます。ぜひこのまま、この調子で過ごされてください。

*注意点
現在はほとんど問題ないと言えます。しかし自己嫌悪が高い方と比較して、ご自身を振り返ってみる機会が少ないと言えます。時には、今後の生活や仕事のために、振り返ってみて見られるのもいかがでしょうか。また将来的に、環境の変化やご自身の価値観の変化などで自己嫌悪が生じる可能性はあります。以下のコラムで自己嫌悪の改善方法を解説しました。予防として参考にしてみてください。

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いかがでしたか?
あくまで現時点の点数になります。自己嫌悪が高い方も低い方もこれから対処法についてお話ししていきますので、引き続き読み進めてみてください。

自己嫌悪の対処法

さてここでは、自己嫌悪の原因と対処法について考えていきましょう。自己嫌悪の原因と解決策は、大きく分けると3つあります。全部読むのは大変なので、てはまる項目についてリンク先をチェックしてみてくださいね♪

①リフレーミングで長所探し

自分の悪いところばかり探してしまう
自己嫌悪とは、簡単にいえば自分が嫌いで仕方がないという状態です。私たちは必ず良いところもあれば、悪いところもあるため、完璧な人というのは存在しません。そのため、自分が嫌いという想いを強く持ってしまう人は、自分の悪いところばかりに目がいってしまい、頭から離れなくなって自己嫌悪に陥ってしまいます。

捉え方を変えて良いところをみよう
このような場合、悪いところばかりではなく、良いところにも目を向けていくことも大切です。当コラムでは、捉え方を変えることで自分の良いところに目を向ける「リフレーミング」をご紹介します。あなたはすでに良いところをたくさん持っていると思います。リフレーミングで探してみましょう。リフレーミングの具体的な方法を知りたい方は、コラム②をチェックしてみてくださいね。

イラスト:リフレーミングで自分の良い所に向き合えている人

②自分自身を受入れよう

アイデンティティの拡散
アイデンティティとは、「自分はこういう存在なのだ」という自信をもっていることです。そこまでいかないとしても、自分はこのようにして生きていくということが重要です。自己嫌悪を乗り越えていくためには、水間(2003)が自身のことを丁寧に振り返っていく内省の重要性も指摘しています。これはアイデンティティを形成していくためにとても大切な能力です。

自分の事を丁寧に振返ってみる
自分のことを丁寧に振り返っていく中で、「何となくこういう人間で生きていくのであろう」(大倉,2011)といったような気持ちを持つこと、つまり「自身のことを受け入れていくこと」が大切であると思われます。

まずは、ご自身のことを丁寧に振り返ってみましょう。自分について整理をしていくと、自己嫌悪の気持ちも和らぐことがあると思います。自分に自信がない…という方は、コラム③を確認してくださいね。

③ソーシャルサポートを受けよう

甘え下手に注意
自己嫌悪は疎外感と関連があるとされています。これは、最初に疎外されているからこそ自己嫌悪感が強くなるということもありますが、自己嫌悪感を持っているからこそ、疎外感を感じやすくなっているということも考えられます。これは様々な研究で両方の側面から報告されています。

周りのサポートというと、実際に何か手伝ってもらう「ソーシャルサポート」と気持ちの面などをサポートする「情緒的サポート」に分けられます。「自己嫌悪」で大切なのは、後者の「情緒的サポート」であると思われます。自分の悩みなどを誰にも打ち明けない、甘え下手な方は注意が必要です。

周囲にあるサポートを探そう
情緒的なサポートは具体的には、周囲の人に励ましてもらうことなどがイメージできると思います。それ以外にも、何気ない人との関わりや雑談なども情緒的サポートに含まれます。ちょっとしたことが自己嫌悪の気持ちを和らげてくれる可能性があります。

まずは、ソーシャルサポートを探してみましょう。意外なところにサポートが受けられるかもしれないですし、すでに受けているサポートもあるかもしれません。他人に甘えるのが苦手だ・・・孤立しやすい・・・という方は、コラム④をチェックしてくださいね。

 

自己嫌悪と上手く付き合っていく

自己嫌悪の背景には、「自分の悪いところばかり探してしまう」「アイデンティティの拡散」「ソーシャルサポートがない」の3つが関わっていると言えそうです。次回以降のコラムでは、心配性に対処するための方法をご紹介していきます。

自己嫌悪という気持ちは全く持っていないという人はおそらくおらず、誰しもが1度は経験したことのある気持ちだと思います。自己嫌悪の気持ちが全くなくなるということを目指すというのも1つの考え方ですが、上手く付き合っていくというのも1つの考え方なのではないでしょうか。

このコラム2では自己嫌悪の気持ちとの付き合い方をお話ししていきます。自己嫌悪の気持ちも、必ず理由があり、対処方法があります。ぜひ引き続き読んでみてください。

次回の自己嫌悪コラムは、自己嫌悪の原因の1つ「自分の悪いところばかり探してしまう」の対処法をご紹介します。お楽しみに!(もう少し下に次のコラムボタンがあります)

★自己嫌悪に陥る心理を理解して適切に対処しよう

*出典・参考文献
水間玲子(1996)自己嫌悪感尺度の作成 教育心理学研究 44 296-302
佐藤有耕(1999)青年期における自己嫌悪感の感情状態の発達的変化 青年心理学研究 11 1-18
水間玲子(2003)自己嫌悪感 と自己形成の関係 について -自己嫌悪感場面で喚起 される自己変容の志向に注目して-    教育心理学研究 51 43-53
小平英志(2002)女子大学生における自己不一致と優越感・有能感,自 己嫌悪感との関連  ―理想自己 と義務 自己の相対的重要性の観点から― 実験社会心理学研究 41(2) 165-174
荻野恒一(1978) 自己嫌悪のすすめ 青年心理 9 418-426
宮下一博・小林利宣(1981)青年期における「疎 外感」の発達と適応との関係 教育心理学研究 4 297-305
Deevey, S..& Wall, L.J.(1992) How do lesbianwomen develop serenity? Health Care for Women International, 13, 199-208.



適切な方法で辛い気持ちから立ち直ろう