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行動力がない原因,つけるには?4つの方法

行動力がない原因,つけるには?4つの方法

皆さんこんにちは!現役経営者,公認心理師の川島達史です。

今回のテーマは
「行動力をつける」
です。

会話,講師,川島達史

はじめに

私は24の時に独立をして、15年会社を経営してきました。私の長所は行動力です。様々な試練に対してすばやく行動してきたからこそ、一度も倒産をすることなく、乗り越えてこれたと考えています。

そこで当コラムでは、現役経営者、公認心理師としての立場から、皆さんの行動力が少しでも高まるような対策をしっかり解説していきます。

心理学者の斎藤(2015)の研究では行動力がない人には4つの特徴があることが分かっています。

①分析タイプ
②他者参照タイプ
③不安タイプ
④先延ばしタイプ

以下それぞれのタイプに応じた解決策を提案させて頂きます。ご自身の状況に合わせて組み合わせ活用ください。

 

分析タイプの対策

分析タイプとは

分析タイプは、行動する前にさまざまな状況を分析して、絶対に間違わない選択をしようとします。

その結果、ささいな判断にも時間をかける傾向があります。

行動力を高めよう

長所

情報を精査することは得意なので、決断の正確性は高い傾向があります。しっかりとした分析を元に戦略的に大局観をもって行動することができます。

 

短所

分析しようがない出来事の場合、いたずらに時間を浪費することがあります。特に新規のビジネスでは前提となる情報が不足しているので、分析しようがない面も多々あります。

 

分析タイプの対策

・分析に適したものか判断
まずはそもそも分析が役立つ対象なのか考えましょう。例えば、売上の傾向、来客者数など数字に起こせるものは比較的分析しやすいです。

一方で、起業、新しい商品を生み出す、転職活動などは、やってみなくてはわならないことがたくさんあります。まずは分析すべきものなのか?考えるようにしましょう。

・エイヤで行動
考えた結果、行動しないとわからない対象が分かった場合は、さっさと行動してしまうことが大事になります。分析している時間を、行動してデータを取りにいく時間に使う方が生産的と考えましょう。

 

他者参照タイプの対策

他者参照タイプとは

他者参照タイプは、周囲の行動を見て、自分の行動を決めます。

その結果、常に周りのことを意識して、行動が遅れることがよくあります。

他者参照タイプ

長所

協調性があり、周りに配慮した行動ができるのが長所です。敵を作らないので、誰とでもうまく付き合うことができます。チームワークが求められる仕事では、重宝されるでしょう。

 

短所

配慮するあまり、本当にやりたいことを実行できないのが短所です。例えば、新しいプロジェクトを企画して提案したいが、会社が忙しい時期で迷惑になると考えてしまいます。自分の気持ちより、相手の気持ち優先するため気疲れしやすい傾向にあります。

 

他者参照タイプの対策

・自分軸を作る
自分がどうしたいか、どのように行動したいかを考えましょう。世間一般の常識や周りの気持ちを考えすぎると、振り回される一方です。自分軸をしっかりと持って、時には自分の道を貫く姿勢も大切です。

・思考日記を書く
ツールとしては思考日記がおススメです。日記は自分の気持ちを整理する上でとても役に立ちます。例えば、〇〇をして楽しかった、△△は嫌だったなど自分がどうしたいかを知るきっかけになります。

他者参照タイプの方は、自分の気持ちを見逃しがちなので、日記をつけて客観的に自分の思考を把握するのがおすすめです。

 

不安タイプの対策

不安タイプとは

不安タイプは、行動した後に後悔することが多いです。「自分の選択が正しかったのか…」と不安になり、別の選択に意識が向かいます。

その結果、後悔したくない…という気持ちが強くなり、行動力が落ちてしまいます。

不安タイプ

長所

リスク回避をできることが主な長所です。危険な行動せず、身を守る力が強い傾向があります。そのため、医療職、建築業などミスが致命傷になる仕事で才能を発揮する可能性があります。

 

短所

行動した時のメリットに気づかないことが短所です。行動のデメリットにばかり目が行ってしまい、現状維持を好みます。そのため、ビジネスチャンスを逃すことが多くなります。

 

不安タイプの対策

・現実検討力をつける
行動への不安が本当に現実的か?と考えましょう。不安タイプの方は、起こりもしない非現実的な不安を妄想して、行動を止めてしまうことが多いです。

現実的に物事を考える能力を「現実検討力」と言います。この能力を高めることで、非現実な思考をが少なくなり、行動力が高まります。

現実検討力をより深く知りたい方は下記をご覧ください。

現実検討能力,反証とは何か?

・恐怖突入
現実検討力が高まっても、完全に不安をなくすことはできません。不安は本能的なもので、ゼロにすることは不可能に近いです。そのため、不安を抱えながらも行動していくことが大切です。

心理学の森田療法では、「恐怖突入」が推奨されています。これは恐怖を感じても、目的を大切にして行動していくという姿勢になります。

森田療法をより深く知りたい方は下記をご覧ください。

森田療法とは?「あるがまま」の考え方

 

先延ばしタイプの対策

先延ばしタイプとは

先延ばしタイプは現状維持をしたがる傾向が強く、決断を先延ばしにしてしまいます。

その結果、物事の進捗が遅くなる傾向にあります。

行動力とタイプ

長所

焦らずゆっくりと物事を進められるのが長所です。どんなに些細なことも、じっくりと検討して行動することができます。そのため、責任感があり、重要な決断するポジションに適性があります。

 

短所

何かと遅延行為が多いのが短所です。仕事の納期に遅れたり、遅刻が多かったり、社会的な信頼を失うことが多くなります。

 

先延ばしタイプの対策

・決断納期法
決断を先延ばししてしまうという方には、「決断納期法」という方法がお勧めです。決断納期法とは、読んで字のごとく決断に納期をつける方法です。

〇日までに決める!
〇曜日までに決める!

など期限を決めることで、意思決定を強制し、行動力を高めることができます。

決断納期法をより深く知りたい方は下記をご覧ください。

行動力を高める技術「決断納期法」②

 

・スモールステップ法
軽々と行動できるようになる方法として「スモールステップ」法があります。これは、大きな目標を細分化して、小さなステップに分けて実行するテクニックです。

例えば、月末までに資料を30枚を作る!という目標があった時に、

週末までに8~9枚作ろう!
今日は1~2枚作ればOKだな!

という感じで目標を細分化していきます。大きな決断ほど人は先延ばししがちなため、まずは細かく砕いて考えることが大切です。スモールステップ法は心理学の行動療法という分野で主に活用されています。

行動療法とは、簡単に言うと、行動を変えることで心の変容を図る心理療法です。より深く知りたい方は下記をご覧ください。

行動療法のやり方・原理

関連コラム

ここからは、行動力に関連するコラムをご紹介していきます。より行動力を高めたい方は気になる項目をチェックしてみてください。

好奇心コラム

行動力がない人は新しいものに興味・関心が薄いことが多いです。自分の知らないもの事に対して、不安を抱き、食わず嫌いをしてしまうのです。

そこで、好奇心コラムでは、好奇心を高めるための考え方やテクニックを解説しています。

何事にも興味を持てない…という方は、下記のコラムをご参照ください。

好奇心を持つ,旺盛になる6つの方法

 

自己効力感コラム

自信がない人は、自分の考えに自信がもてず、行動が送れがちです。そこで、自己肯定感を鍛える方法を学ぶことをおすすめします。自信を持つことができれば即決即行動ができるようになりますよ。

自信がなくても行動できない…という方は、下記のコラムを参照ください。

自己肯定感が低い,高める4つの方法

 

まとめ+お知らせ

まとめ

ここまで、行動力がないタイプとその対策をご紹介してきました。ご自身の状況に合わせて、行動力を高めてみてくださいね。

ただ、焦りは禁物で、行動力は一朝一夕で上がるものではありません。一つ一つ原因を取り除いて、少しずつじわじわと行動できる体質に近づいていきましょう。

お知らせ

もし公認心理師など専門家の元でしっかり心理学を学習したい方場合は、私たちが開催しているコミュニケーション講座をオススメしています。講座では

・あがり症の改善
・説得理論の基礎
・プレゼン練習
・交渉スキル

など練習していきます。興味がある方はお知らせをクリックして頂けると幸いです。是非お待ちしています(^^)

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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*出典・参考文献
・上市ら(2004)後悔の時間的変化と対処方法 74 巻 6 号 p. 487-495
・「優柔不断尺度の作成と信頼性および妥当性の検討」中央大学人文科学研究所斎藤聖子・緑川晶 (2015)
・女性看護職の強迫傾向が主観的QOLに及ぼす影響 原田 貴史, 中村 明美, 友竹 正人, 大森 哲郎 47 巻 (2007) 1 号 p. 33-40
・「日本版不決断傾向尺度の信頼性と妥当性の検討」人文科学論集・人間情報学科編 斎藤聖子 (2017)
・杉浦義典・杉浦知子・丹野義彦「優柔不断な人の心理特性と意思決定プロセスに関する研究」「意思決定理論における心理学的なアプローチ」斎藤聖子・緑川晶 (2007)