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やりたいことがない,見つけ方

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やりたいことがない,見つけ方​

皆さんこんにちは。コミュニケーション講座を開催している現役経営者、公認心理師の川島達史です。今回のお悩み相談は「やりたいことがない」です。

自分と向き合う

相談者
27歳 男性

お悩みの内容
私は現在、就職4年目の会社員です。実は会社の業績が悪く、お給料がずっと下がり続けています。この機会に転職を考えているのですが、ふと我に返ると、自分にはやりたいことがないことに気がつきました。次に勤める会社は長く働くことになるので、後悔したくありません。やりたいことの見つけ方を知りたいです。

転職をきっかけに、自分の価値観を見つめなおしたいのですね。当コラムでは、現役経営者と心理師としての立場から、やりたいことの見つけ方を7つ提案させて頂きます。

①日記をつける
②ライフチャート法で自分と向き合う
③自分のストレングスを見つける
④コンプレックスをヒントにする
⑤低次の欲求を満たす
⑥とりあえず行動するのもあり
⑦フロー状態を持続させる


ご自身に合いそうなものを組み合わせて、ご活用ください。

やりたいことの7つの見つけ方

①日記で自分を客観視する

やりたいことを見つけるには、自分と向き合う機会を作っていくことがおすすめです。具体的なやり方としては、日記かブログのどちからかを用意することをおすすめします。

日々日記やブログを書いていくと、自分がどうしたいのか?どうありたいのか?どのようなことに喜びを感じるのか?がわかるようになってきます。

できれば表紙に「やりたいこと見つける日記」「やりたいことみつけるブログ」などの枕詞をつけるといいでしょう。これから様々なワークを紹介しますが、そのワークを進めるたびに、気がついたこと、感じたことを書いていきましょう。

やりたいこと,日記

②ライフチャート法で自分と向き合う

やりたいことを見つけたい時におすすめなのが、過去の自分の生き方の傾向から探っていくライフチャート法が挙げられます。ライフチャート法では以下のように、縦軸に充実感を+100~-100%で記載し、横軸に年齢を取ります。そして自分なりに線を引いていきます。

 

自分の軸を決めよう


ライフチャートが完成したら、自分がどのようなことに喜びを感じ、どのように乗り越え、これからどうすれば良いかが、見えてくることがあります。心理学の研究では特に苦しい時期ほど、大事な価値観が見えてくるとも言われています。ライフチャートを詳しく試してみたい方は以下のコラムを参照ください。

ライフチャート法の詳しいやり方

 

③自分のストレングスを見つける

ストレングスはざっくりと「強み」という意味があります。自分のやりたいことはを見つけるには、自分にどんな資質があるのかを見極めることが大切です。

ストレングスは心理学の分野では、研究が進んでおり、探す手段も多くあります。その中でも、マーティン・セリグマンによって作成された「VIA-IS」が有名です。より深く知りたい方は、下記をクリックして展開してみてください。

セリグマン(2004)は、ストレングスを測定する「VIA-IS(Values In Action Invent  Of Strengths)」というツールを開発しました。VIA-ISは、200以上の哲学・経典から抽出した、6分野24の指標です。

ストレングスの測定VIA-IS


この表をおさえ、ストレングスを把握する際の参考にしましょう。ストレングスについて理解を深めたい方は、以下のコラムをご参照ください。

ストレングスの探し方

 

④コンプレックスをヒントにする

やりたいことは、強みだけでなく、自分のコンプレックスから見つかることもあります。心理学者のアドラーは身体的なコンプレックスを「器官劣等性」と名付けました。そして、器官劣等性をエネルギー源とし、活躍していている状態を「心理的補償」と呼びました。

例えば、「あの人は自分よりも異性に人気がある」など、他者と比較して自分が劣っていると感じたときに劣等感を感じます。そのような劣等感を感じたときに、

自分の容姿は生まれつきで変えることはできないから一生モテない・・・

と考えると、コンプレックスをやりたいことに結びつけることが困難になります。一方で、

容姿は仕方ない!その変わり面白い話ができる人になろう

と考えると、コンプレックスを自分のやりたいことに結びつけることができます。このように少し視点を変えるだけで、コンプレックスはやりたいことを見つける手がかりになるのです。劣等感を力に変える方法を深く学びたい方は以下のコラムをご参照ください。

アドラー心理学を詳しく学ぶ

 

⑤低次の欲求を満たす

やりたいことが見つからない方の中には、まずはその前提となる土台を固める必要があります。ここでマズローの欲求5段階仮説を学んでおきましょう。

マズローの欲求5段解説によれば、人間の欲求は5つのステップで構成されており、欲求が満たされると、より次の階層の欲求が表れるとされています。以下の図をご覧ください。

マズローの欲求5段階説とは

自己実現欲求は、ピラミッドのもっとも上に位置しています。やりたいことが見つからない理由としては、そもそも安全欲求・所属欲求の部分がうまく満たされておらず、心の準備ができていない可能性があるのです。

大事なことは、まずは焦らず低次の欲求から満たしていくことです。そうすれば、心がやりたいことを自然と発見する準備をし始めるのです。マズローの欲求5段解説についてより深く知りたい方は下記をご覧ください。

マズローの欲求5段階説の意味

 

⑥とりあえず行動するのもあり

基本的に全く知らない活動をやりたいと思うことはできません。例えば、あなたは「ブロックチェーン」という言葉を聞いてどう感じるでしょうか。ITに強い方はビビッと来るかもしれませんが、全く知らない人はあまり興味を持てないと思います。

このように前提として経験や知識がないと、やりたいことが見つからない状態になってしまうのです。以下の図は「理解度」と「興味」の関係を図に表したものです。

理解度ゼロのときは、何も知らないため、興味が現れにくいです。一方で、理解度が60%の時に、もっとも興味が高くなっていることがわかります。

つまり、やりたいことがわからない時は、どんどん経験や知識を増やして、視野を広げていくことが大切です。未知に触れる時はどうしても抵抗があるものですが、少しでも経験してみることをお勧めします。

こうした新しいことに挑戦する癖をつけることで、思わぬ興味が開けてきたりするものです。

 

やりたいことが見つからないを解消

 

⑦フロー状態を持続させる

やりたいことが見つかっても「継続力」がないと、また自分を見失う可能性が高まります。興味がある活動に出会っても、すぐに飽きてしまうため、そこから関心が発展しないのです。

やりたいことを一定時間続けるには、フロー状態を意識することが大切です。フロー状態とは、時間や自分を忘れて物事に没頭している状態です。やりたいことが続かない場合は主に2つの原因があります。

・目標が高すぎて圧倒される
・目標が低すぎて刺激がない

例えば、目標が高すぎる場合、以下の図の矢印のようになります。

やる気と目標

目標が高すぎると、挫折や地震喪失となり、苦しい状態が続いてしまいます。また、目標が低すぎる場合は、以下の図の矢印のようになります。

やりたいこと フロー

このように、難易度が低すぎても、作業が単調になってしまい、虚しい気持ちが湧いてきてしまいます。興味のあることが見つかったら、レベルに見合った目標設定することが大切です。

課題の難易度と自分の能力が釣り合っている時は、フロー状態に入りやすいと言われています。フロー心理学について詳しく知りたい方は下記をご覧ください。

フロー心理学の意味とは?


まとめ

やりたいことを見つけることは、人生で非常に重要なテーマだと思います。私自身は、24歳まで自分が何をしたいのか全く分かっていませんでした。

しかし、人生を振り返りよく洞察したとき、ようやく自分の進むべき道が見つかりました。自分のやりたいことを見つけた後はとても人生がすっきりしたように感じています。

純粋に自分が幸せに感じる体験を大切に生きていけば、周囲に左右されず、自分の価値観で生きていくことができると思います。ぜひ、自分の生き方を見つけてみてください。

 

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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