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雑談力が上がる話し方を臨床心理士が専門解説

雑談力


雑談力が上がる話し方を身に付けよう-臨床心理士が専門解説①

雑談力を専門家が解説

みなさんはじめまして!社会心理学の専門家 川島です。私は社会心理学の大学院で、成人のコミュニケーションについて研究をしてきました。現在では成人向けのコミュニケーション講座の講師として活動しています。

当コラムは「雑談力」をテーマに専門家が解説をしています。全部で5コラムあります。しっかりとお伝えしたいので全部で8分程度かかります(^^;ちょっと大変ですが。是非お付き合いください。

雑談は苦手ですか?

雑談力とは?好印象のコツを知ろう「あなたは雑談が得意ですか?」

こう聞かれて「得意です!」と自信を持って答えられる人は少ないと思います。雑談は、あまり意識してするものではないですし、自然に話をする中で成立するものです。

逆に、
「あなたは雑談が苦手ですか?」

と聞かれて「はい…」と答える人は結構多いかもしれません。そんな人は雑談の時に、こんなことを考えてしまっていませんか?

・何を話していいかわからない
・つまらない人間だと思われないか不安
・親しくない人と話すと緊張してしまう

このような不安や緊張があると、雑談でうまく話せなかったり、雑談する場面を避けてしまいがちになるかもしれませんね。

 

雑談力がないと孤立してしまう!?

雑談力は対人関係で必要雑談が苦手なタカハシさんをご紹介しましょう。

新入社員のタカハシさんは、休憩時間の過ごし方に悩んでいました。なぜなら、休憩時間になると職場の同僚や先輩と一緒に過ごさなければならず、そこで何を話したら良いかわからなかったからです。

最初の頃は、タカハシさんも頑張ってみんなの輪に入っていました。しかし、うまく話に入っていけずに、だんだんと居心地が悪くなってきてしまいました。そして、休憩時間を1人で過ごすことが多くなったのです。

気付いた時には、同僚は先輩たちと仲良くなっており、自分1人が取り残された状態でした。

タカハシさんは、雑談する場面が苦手で避けていたところ、職場で孤立してしまいました。タカハシさんの例は極端ではありますが、他の人と雑談する場面を避けていると、対人関係をうまく築けない可能性があります。

また、雑談する経験が少なくなることで、コミュニケーションスキルも身に付きづらくなります。その結果、人と話すことに自信がなくなり、ますます雑談する場面を避けるという悪循環に陥ってしまいます。

雑談力が上がらない3つの原因と解決策

雑談力が上がらない3つの原因決まった会話は大丈夫だけど、雑談になると途端に不安になったり、緊張してしまう人もいます。その原因は何でしょうか?

ここでは、雑談力が上がらない原因と解決策について考えていきましょう。雑談が苦手な原因と解決策は、大きく分けると3つあります。全部読むのは大変なので、当てはまる項目についてリンク先をチェックしてみてくださいね♪

 

①質問上手になろう

どんな話をすればいいかわからない
私が出会ってきた、雑談が苦手な人の多くは、「どんな話をすればいいのかわからないのです…」と訴えていました。雑談しなければいけない場面になると途端に、どんな話をしたらいいのか意識してしまい、うまく話せなくなるのです。つまり、雑談におけるコミュニケーション能力が不足しているともいえるでしょう。

質問の仕方を知ろう
雑談には様々なアプローチ方法がありますが、当コラムでは「うまく質問できるスキル」にスポットを当てて、雑談力がUPする話し方をご紹介します。雑談ネタがなくて困っている…という方は、コラム②の解説と具体的な方法を確認してみてください。

 

②うまい返し方を知ろう

他者評価を気にしすぎる
雑談を苦手に思う人に多くみられる傾向として、「他者からの評価を気にしすぎる」ということがあります。話をする時に、「こんなことを話したら相手は変に思うのではないだろうか…」「嫌われたくないな…」とネガティブに考えてしまい、話せなくなってしまうのです。相手からどう見られているのか気にすることは、決して悪いことではないのですが、気にしすぎてしまうと弊害が出てしまいます。

3つの返答方法を知ろう
雑談で相手に好印象を与えるには、上手い相槌や返答を適度に織り込むことが大切です。当コラムでは、相手に好印象を与える方法として「オウム返し法」「言い換え法」「肯定返し法」の3つをご紹介します。考えすぎてしまい返答が難しい…と感じている方は、コラム③の解説と練習問題をチェックしてくださいね。

 

③考え方のクセを変える

雑談を楽しめない
雑談力がないと感じている人の多くは、雑談することを苦痛に感じてしまっています。本来であれば雑談には、

「雑談を通して対人関係を築いていく」
「雑談することでリラックスできる」

というポジティブな側面があります。しかし、雑談を楽しむことができないと、そうしたポジティブな側面を感じることができません。

自然体で楽しむコツを
楽しめないのは、「話すこと」だけに気を取られて、自分のネガティブな考え方のクセにとらわれているからです。当コラムでは、自然体で、雑談の雰囲気や内容を楽しんでいくための「考え方を変えるコツ」をご紹介します。雑談するのに苦痛を感じることがある…という方は、コラム④を確認して練習問題にも取り組んでみてくださいね。

雑談に正解はない

雑談とは、「雑談をしよう!」と思って始まるわけではありません。なんとなく、自然発生的に誰からともなく話が始まり、雑談につながっていくという感じが一般的ではないでしょうか?

つまり、雑談には「これが雑談です!」というような決まった形はないと言えます。そして、雑談の内容も「相手、時間、状況」によって全く違います。刻々と変わっていく内容に、なかなか合わせられなかったり、ついていけない人も多いと思います。

こうして考えると、「雑談」という行為はとても高度なもののように感じてしまいますね。かなりの臨機応変さが必要となりますし、それを自然とやってのける人は、実はすごいコミュニケーション能力の持ち主なのかも?と思ってしまいます。

「雑談が苦手」「雑談力がない」と感じる人は、もしかしたら雑談に「答え」を求めてしまっているのかもしれません。「こういう内容の時にはこういう風に対応したら良い」というような「正解」を追い求めていませんか?先ほどお話したように、雑談自体には決まった形がないので、それに対する絶対的な答えもありません。まずは「正解を求めること」をやめてください。雑談の苦手意識を克服する第一歩です。

 

雑談力UPで良い対人関係を築こう!

雑談力を上げていこう雑談が苦手な原因には「どんな話をすればいいかわからない」「他者評価を気にしすぎる」「雑談を楽しめない」の3つが大きく関わっていることがわかりました。次回以降は、雑談力が上がらない3つの原因それぞれの対処法を解説していきます。内容は以下の通りです。

1日では難しいと思うのでブックマークしてゆっくり取り組んでみてくださいね(^^)

コラム② 雑談力が上がる2つのコツとトレーニング集!質問スキルで好印象を
コラム③ 雑談力が上がる「うまい返し方」とは?コツとトレーニング
コラム④ 雑談力が上がる2つのコツとは?練習問題で身に付けよう

日常のあらゆる場面で遭遇する雑談は、対人関係を築くための身近な機会だといえます。雑談力UPのコツがわかれば、日常生活はより良いものになるでしょう!あなたなりのペースでいいので、これからじっくりと、このコラムを読み進めてみてくださいね。

次回は、雑談力が上がらない原因の1つ目「どんな話をすればいいかわからない」の対処法をご紹介します。お楽しみに!(もう少し下に次のコラムボタンがあります)

★雑談力は対人関係に影響する。コツを知って対処しよう!
人間関係講座



3つの原因と解決策を理解して対処しよう